内閣府は、AI政策などを検討するために設立した「AI戦略会議」で取り扱った資料を公開している。5月に行われた第9回分では、AI研究の権威として知られる東京大学の松尾豊教授が作成した資料も公開。「生成AIの産業における可能性」と題し、生成AIを取り巻く日本の動きをまとめ、各産業でどのようなAI活用方法があるか考察している。
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国立情報学研究所(NII)は、9月25日に一橋大学で開催したシンポジウム「大規模言語モデルのあるべき姿とは?」で行われた講演の動画や、使われた資料を公開している。「大規模言語モデルにおける安全性の実現と方向性」など、LLMの最新の研究動向などを解説している。
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東京工業大学情報理工学院の岡崎直観教授は、大規模言語モデル(LLM)の開発について紹介する資料を公開している。まずLLMの概要を説明し、「事前学習・継続事前学習」「指示(インストラクション)チューニング」「アライメント」「評価」と4つの項目に分け、LLMの開発を解説する。
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サイバーエージェントは、AIや機械学習アルゴリズムの開発・運用手法「MLOps」を解説する資料を公開している。資料は全4種となっており、MLOpsの基礎編と応用編、実践編の他、アプリ開発などに使う仮想化技術「Container」の資料もある。スライドのページ数は計500ページを超えている。
(関連記事:AI開発・運用手法「MLOps」の資料、サイバーエージェントが無料公開 全500ページ超えの大ボリューム)
文化庁は、生成AIと著作権の関係について解説するセミナー「AIと著作権II」のアーカイブ動画をYouTube上で公開している。セミナーは8月に実施したもので、AIと著作権に関する考え方を紹介する。2部構成になっており、第1部では著作権制度の基礎知識や生成AIとの関係性を、第2部では実務での扱いを解説している。
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内閣府は、生成AIと知的財産に関するクリエイター向け資料を公開している。政府が主催する「AI時代の知的財産権検討会」の検討内容を、権利者の視点から全43ページにまとめ直したもの。自分の作品をAIに学習されないようにするための対応や、AIと知的財産権に関する法的ルールなどを紹介している。
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