秋篠宮さまの御言葉を拝した宮内庁長官が述べたことについて
高森先生が取材を受けられたようです。
「皇族は生身の人間」秋篠宮さまの苦言の余波…愛子さまにも迫る宮内庁長官との“運命の面談”(女性自身) – Yahoo!ニュース
「宮内庁長官が会見で反省の弁を述べたという報道には、私も非常に驚きました」
そう語るのは、神道学者で皇室研究者の高森明勅さん。高森さんの言う“反省の弁”とは、12月12日の西村康彦宮内庁長官の定例記者会見での発言だ。
そもそもの発端は、お誕生日に際しての記者会見での秋篠宮さまのお言葉だった。皇室担当記者によれば、
「9月に衆参両院議長が、皇族数確保策に関する与野党協議で、女性皇族が結婚後も皇室に残る案についてはおおむね賛同を得られたとの見解を示しました。この件に関して宮内記者会は、『当事者のご意見を聴取する機会が必要とお考えでしょうか』と、秋篠宮さまに質問したのです」
質問に対する秋篠宮さまのお答えが、次のようなものだったのだ。
「該当する皇族は生身の人間なわけで、その人たちがそれによってどういう状況になるのか、そのことについて私は、少なくとも、そういう人たちを生活や仕事の面でサポートする宮内庁の然るべき人たちは、その人たちがどういう考えを持っているかということを理解して、若しくは知っておく必要があるのではないかと思っております」
“皇族は生身の人間”という異例の表現を用いての、“なぜ当事者である女性皇族たちの意見を聞こうとしないのか”という苦言だった。
「西村宮内庁長官は記者会見で、秋篠宮さまのお言葉に対して、『殿下のおっしゃったことはまさにそのとおりで、宮内庁の職員として心しておかなければいけないことだと思う。十分お話を伺う機会はなかったと反省している。いろいろなお話を今後とも伺っていきたい』と述べたのです」(前出・皇室担当記者)
(中略)
前出の高森さんも、まさかの現状に驚いているという。
「’21年12月に出された『「天皇の退位等に関する皇室典範特例法案に対する附帯決議」に関する有識者会議』の報告書によれば、『現在の内親王・女王殿下方は、現行制度下で人生を過ごされてきたことに十分留意する必要がある』と明記されています。
現行制度とは、おもに皇室典範12条の《皇族女子は、天皇及び皇族以外の者と婚姻したときは、皇族の身分を離れる》のことを指しています。“十分留意する”ためには当然、女性皇族方のお気持ちを丁寧に確認しなければなりません。
それにもかかわらず、宮内庁はその確認を怠ってきたというのです。もしすでに皇族数の減少を止めるための法案が可決されていたら、それは人生の変更を迫られる当事者の方々を無視して決められたものになる可能性もありました。この令和の時代で、そういった人格の尊厳を無視するやり方は許されません」
秋篠宮さまの“皇族は生身の人間”発言により、愛子さまも“運命の決断”を迫られることになるという。前出の宮内庁関係者によれば、
「宮内庁長官が公の場で『いろいろなお話を今後とも伺っていきたい』と明言した以上、そうした機会が近々に作られるのは間違いありません。長官が天皇皇后両陛下のご了解を得て、愛子さまや佳子さまらとの“面談”が設定されることになると思います。
もちろん愛子さまのお言葉やご意見が公表されることはありませんが、政府の関係機関を経由して、衆参両院の議長や副議長に伝わるはずです」
(中略)
玄葉光一郎衆院副議長は、12月17日に配信されたラジオNIKKEIのポッドキャスト番組で、安定的な皇位継承の与野党協議について、’25年7月の参院選を前に結論を出すことを目指すと語った。
政治家たちが導き出した結論が、愛子さまの“涙のご決断”に沿うものになることを切に祈りたい。
***
宮内庁長官は、必ず皇室の皆さまの「お話を伺う機会」を持ち、衆参両院の正副議長に伝えること。正副議長は、必ず皇室の皆さまの御内意に沿った結論を出すように国会議員を導くこと。あなた方を選んだ国民と共に、歴代天皇方が注視しておられますよ。
分析 愛知県 まいこ
4 件のコメント
daigo
2024年12月25日
皇族も生身の人間当たり前過ぎるぐらい当たり前なんで誹謗中傷するのか理解に苦しむ。秋篠宮殿下のいじめ発言を我々国民だけでなく政治家も宮内庁も重く受け止めないといけない。
ナクラ
2024年12月25日
話は逸れてしまいますが、このYahoo!ニュースにコメントしようとして、他の方のコメントを読んだのですが、その愚劣さに気持ちが悪くなりました。
本当に皇族にまったく人権がないと思っているのか!
税金で暮らしていることばかり偉そう言って!
本当に皇室を理解していない人が多すぎる!
パワーホール
2024年12月25日
皇室のことに関する事柄につき皇室の方々が意見を言えないのは理不尽です。皇室典範を改正するなら皇室の方々の意見を反映できるような体制を作るべきです。
SSKA
2024年12月25日
所管の官僚も政治家も当事者の意向など全く意に介さないまま、人生を決める制度が進められようとしていた事に愕然とし呆れました。