共学化予定の女子大 再来年から入試に「男子枠」を設定

来年度から共学化する女子大学の「東京家政学院大学」は、男子学生を受け入れることを広くアピールしようと、入学試験に「男子枠」を設けることを決めました。

東京・千代田区や町田市にキャンパスがある東京家政学院大学は、現在、女子大学ですが、来年4月から、段階的に共学化することにしています。
大学では、男子学生を受け入れることを広く知ってもらおうと、すべての学科が共学化する再来年4月に入学する学生の入試から男子限定の定員「男子枠」を設けることを決め、今月、発表しました。
「男子枠」は、各学科の総合型選抜や学校推薦型選抜の指定校に設定する予定で、受け入れ人数は、大学全体の定員のおよそ1割にあたる52人です。
女子大学をめぐっては、全国的に志願者が減少していて、この大学でも今年度入学した学生が定員の半分以下にとどまるなど、学生の確保が課題になっています。
大学によりますと、「男子枠」を設けるのは全国の大学で初めてではないかということで、「家政学は女性向けのイメージが強かったが、『男子枠』をきっかけに男子学生も学べることを広く知ってもらい、志願者の増加につなげたい」としています。

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