【同人女の戯言】突然ですが文フリに出ます
文学フリマは、作り手が「自らが〈文学〉と信じるもの」を自らの手で作品を販売する、文学作品展示即売会です。
小説・短歌・俳句・詩・評論・エッセイ・ZINEなど、さまざまなジャンルの文学が集まります。
同人誌・商業誌、プロ・アマチュア、営利・非営利を問わず、個人・団体・会社等も問わず、文芸サークル、短歌会、句会、同人なども出店しています。参加者の年代は10代〜90代まで様々です。
現在、九州〜北海道までの全国8箇所で、年合計9回開催しています。
https://bunfree.net
出ます。
こんにちわ、元気な同人女です。二次創作ばっかり20年近く書き続けてきましたが、このたび突然、文学フリマ……通称文フリにサークル参加することを決めました。
有名な、あれです。
そこそこ読者数を稼いでいる二次創作作家が、一次創作に転身して見向きもされずドン底に叩き落とされるアレです。
あれを、やってみたいと、思います。
ということで、よりにもよって「短歌」でスペースを取りました。
……すっごい無茶ですよね!?(わくわくしながら)
何せ、こちとら年季の入った同人女です。文フリは初心者だけど同人活動自体は歴戦の猛者。
インスタとかエックス、もしくはpixivに準ずるようなサイトで作品を公開したこともなく! というかアカウントすらなく!
宣伝なし、作品サンプルなし、活動実績なし、ついでにそこそこフォロワー数も支部やnoteのブクマ数も稼いだことがあるからこそ、自信を持って言えるんですが、私に短歌の才能はない! ゼロ! 皆無!
一次創作イベントに参加するにしても、BL小説とかエッセイみたいに数字を稼いだことのあるジャンルでやればいいのに、なんで突然、苦手を自負しているカテゴリで無宣伝イベント参加とかいう爆死必須の行為に手を染めたのか。
色々理由はあるんですが。前に文フリに一般参加して、赤豚ともコミケとも違う文字もの特化のイベントスタイルに憧れを持ったからとか、いろいろ。
でも一言で表現すると、「夢だったから」です。
いやね、
突然短歌でスペース取ったって書きましたが、わたし、本当に俳句とか短歌が好きなんですよ。幼稚園児の頃から大好きで。家は詩歌の本だらけ。
でも、見事な下手の横好きなんです。賞に応募しても箸にも棒にもかかったことないし、エックスとか投稿サイトにアカウント作っても知り合いにしかフォローしてもらえなくてアカウント運営自体に挫折するような、……ピコ。ドピコ。なんの魅力もないど下手くそ。
自虐でも謙遜でも、なくって、これは。
なんてったって、数字が証明している。高校生の頃にシナリオライターのバイトをしたのを皮切りに、私はそこそこ文章が書ける人間だという客観的な証拠がいくつかある。同じわたしが二次創作BL小説でアカウント作ったらばーっと色んな方にフォローして貰えて、pixivでランキングに入り、100部単位で同人誌完売させる。noteでもそれなりにバズって「今週一番読まれたnoteです!」みたいな通知がきたりとか。
運営能力とか、中の人のキャラクターが同一であることを考慮すると、もう単純に「お前は短歌には才能ゼロだからBL小説かエッセイ書いとけ」っていう結論で間違いないと思う。
なのに、ずーっと書いてるんです。短歌。だれにも見られず。評価されず。ちまちまちまちま。宮沢賢治の雨ニモマケズみたいな感じで。一人の時は涙を流し。寒さの夏はおろおろ歩き。みんなに木偶の坊と呼ばれ。褒められもせず。苦にもされず。
でもって、同人活動って、そういう才能のない人間が「本にまとめました」って言って自分だけの生涯の宝物を、利益とか才能を度外視して出版することが許される世界じゃないかと。
思いましてェ……。
褒められたら、嬉しいんですよ。
ブクマ入ったり、同人誌が売れたり。
先日いろいろあって2ちゃんねるに晒されたんですが、そこの住人してる見知らぬイヤな人たちにまで「この規模なら中堅扱いでいいと思う」とか評価されてた程度には中堅です。
アンチにまでそう言われるんだから、ほんと、ちゃんとそこそこなんですよ。
で、新刊告知したら、まだ読んでもない人から楽しみにしてます的な応援を、してもらえたり。
嬉しい。
嬉しいけど、活動してるとふと、「褒められたり評価されることを活力にして小説を書くこと」に対比して、「褒められなくても評価されなくても好きなことを持ち続けること」の尊さを、感じることがある。
で、どーせやってるのは同人活動なんだから、心底ただの「好き」を形にしてみたいなあ、みたいに思って。
そういう場として文フリっていう素晴らしい、……なんでしょうね、イベントがあったもんだから。
だから!自己満足で!
文フリで、短歌本を出すぞ!!!
短歌は下手だがわたしの生き様こそが文学だ!!!
と決めたので、来週末大阪文フリに行ってきます。
誰にも手に取ってもらえない? 上等です。そもそもいつもの1/10も刷ってないけど、別に部数の問題ではなく。
それでも、わたしは短歌が好きなので。
一寸の虫が持つ五分の魂のように。
一応、わるあがきでインフォメーションしておきます。
私、去年の夏に出産しておりまして。
子供が生後半年〜1歳ごろまでの日常を、短歌形式の日記的な散文でまとめた60ページくらいのほのぼのした歌集です。
作品例こんな感じ
膝上でうたた寝している赤ちゃんの 真っ赤なほっぺ少しかさかさ
すこやかとやわらかともちもちとしあわせと 全部君のためにある単語
ぼんやりと腹が減ったと思いつつ しずかな君の寝顔を見てる
赤ちゃん讃歌をメインに、たまにホルモンバランスが狂って病んだり、急に親バカになったり、産後半年の女の等身大の感情日記です。
2024/9/8(日)
文学フリマ大阪12
そ-4 未睡舎
誰にも見向きされない予定なんですが、とはいえ見向きされたら嬉しいので、もし会場にいらっしゃる際には「おっ、元気な同人女がいるな!」って横目でチラ見していただけるとにっこりします。noteの方の感想とかでも言っていただけたら嬉しいので、なんかこう、いい感じによろしくお願いします(?)
で、終わったら誰にも見向きされなかった一次創作の同人女レポを書くので、楽しみにしていてください。


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