プライスアクションの本質
皆さん、プライスアクションで勝てていますか?
※こちらは9月に執筆した記事になります。
プライスアクションと言えば、ピンバーやフェイクセットアップなど、優位性のあるパターンが有名ですが、多くの人は勘違いして使っています。
それは、
プライスアクションの9割は
相場で使うことが出来ないという点です。
最近はプライスアクションを「万能なサインツール」として発信するトレーダーが増えましたが、プライスアクションの本質はそこにはありません。
いつも言っていますが、プライスアクションは表面だけ知っていても意味が無く、プライスアクションから「大衆のポジション」や「心理」をどう汲み取れるかが重要です。
参考になるかわかりませんが、ぜひrumaの情報の引き出し方を読んでみてください。
|プライスアクションで必要な要素
世間で言われている””プライスアクション””とは、良くも悪くも「ローソク足のパターン」でしかありません。
1つのローソク足から相場を読み取ったり、2つ以上のローソク足パターンから相場心理を読み解きます。
しかし、1つのローソク足、2つのローソク足パターンなんてどこでも発生しますよね。
※下図はドル円15分足
ゆえに、9割のローソク足パターンに優位性はありません。
では、どんな相場で優位性が生まれるのでしょうか?
そこで重要になってくる要素の2つが「注目度」と「過程」です。
この2つのワードを意識しながら読み進めてください。
|注目度の高い節目とローソク足パターン
例えば、下図のラインは「34年間超えずに存在していた高値」です。
ここではすでに最近反発されましたが、
このラインを上抜けた場合、次の高値が遥か上の260円近辺になる為、
161円を抜けるのか、反発されるのかは世界中の人が注目している一戦だったのです。
つまり、「注目度の高いライン」だったと言えるわけですね。
それでは、最近反発された値動きを詳しく見ていきましょう。(すべて週足です。)
拡大してみると、青丸とピンク丸の2ヵ所で反発している事が分かります。それぞれ詳しく解説していきます。
①「青丸」について
最初この価格帯に到達した時(水色)の反応としては「大陰線」で確定しました。
つまり、瞬間的に売る人が多かったわけですね。
そりゃドル円の行先を決める重要な節目だったわけですから、大きく売られるのも決しておかしなことではありません。
しかし、よく見ると大陰線というだけで、明確な「包み足」とも言い辛いローソク足パターンとなりました。
※なんかずれてる。
その結果、再度高値を更新しています。(再度ピンクライン到達)
つまり、水色丸では「利確売りのみ」であって、新規売りは増えなかったことが分かります。
ここからちょっと脱線して小ネタを話していきます。
先ほど、「利確売り」しか発生していないと言いましたが、これは「節目の認識」が曖昧であるからこそ起こると考えられます。
例えば、皆さんがTPや利確をする時
このように節目の少し手前で利確しませんか?(黄色ライン)
これは私も良くするので、他の方もする人が居ると思います。
結果
大衆が見ているラインは先ほどのピンクラインより少し上のグレーラインで、利確設定した場所は黄色ラインだったからこそ
節目まで到達していなかったと考えられ、再度上昇したという見方も出来ます。
つまり何が言いたいかというと、自分が見ているラインを他の人も見ているとは限りません。
だからこそ「ラインタッチエントリー」などはせずにプライスアクション、チャートパターンなどの転換パターンまで待つようにしましょう。
あ、今回はプライスアクションは使えないって話でした笑
ここからの内容をしっかり読んでからプライスアクションは使ってくださいね。
では話を戻します。
次に、2回目の到達であるピンク丸を見ていきましょう。
①「ピンク丸」について
この2回目の到達では明確に「相場環境の変化」が生じている事が分かります。
「陽線の大きさ」や「髭の数」を注目してください。
双方の枠内を見比べてみると
①ピンク枠内は髭が上下に目立っている
⇒買いだけではなく、徐々に売りも増えている。
②ピンク枠内は陽線の大きさが全体的に小さくなっている事
⇒そもそもの買い圧力も減っている。
以上、2つの点から大衆は161円の節目(ピンクライン)を突破する事に懐疑的であることが分かります。
1回目の到達で大きく売られたことにより、
「このまま節目を超えるのは難しいんじゃ…」
と、思う人が増えた結果の値動きなわけですね。
このように注目度の高い節目に近づくほど値動きは正直になってきます。
なぜなら、大衆が感情的になりやすいからです。
①節目で大きく下がれば悲観的になり
②大きく抜ければ楽観し、つられて買い続けます。
③今回のように大きく下落した後にじわじわ上がれば、疑念が生まれ迷い始めます。
ゆえに、みんな正直になってくるのです。
そして、それらがローソク足に反映されていきます。
ここでやっとローソク足パターンの登場です。
続きを見ていきましょう。
2回目の反発ではライン際で「宵の明星」が発生しています。
⇊こんなやつですね。⇊
このローソク足パターンは元々株から来たものですが、発生する心理を考えると意外と理に適っているローソク足パターンだと思います。
今回の「宵の明星」を改めてみてみると
①小さい陽線
弱い上昇⇒大衆はライン突破に懐疑的
②ピンバー
価格帯での明確な反転サイン⇒売りたくなる
③大陰線
結果として大きく売られた
⇒大衆が「宵の明星」を認識するのも相まって、大きく下落していく。
このような流れが含まれています。
このポジションの流れがあるからこそ優位性のある形となっているので、
宵の明星でも陰線が小さかったり、逆にライン到達までの陽線が大きい場合は優位性が低くなります。
一旦まとめていきます。
①「注目度の高いライン」に値が到達
②1回目の到達(水色)では「一過性の利確売り」が発生。
③それにより大衆は上昇に懐疑的に。ローソク足にもその心理が顕著に表れる。
④優位性の高い「宵の明星」がサインとなり大きく下落する。
このような流れとなりました。
つまり、この②~④まですべてが「プライスアクション」なのです。
宵の明星だけを知っていても意味が無く
①どんな場所で
②どんな過程があって
③どんな形のローソク足パターンが発生したか
ここまでを見て相場の動きを掴んでいきます。
逆に、9割のトレーダーは
「宵の明星が転換パターンとして使えるんだ~」
と、わかると
どんな相場でも「宵の明星が発生したから転換する!」
と、安直に無駄なトレードを重ねてしまいます。
皆さんの中でも、このようにトレードしている人は多いのではないでしょうか?
皆さんは、プライスアクショントレードが下手なのでは無く、間違った知識を吸収してしまっているのです。
巷では、プライスアクションをどこでも使える便利なツールとして投稿している人も居ますが、それで勝っている人を見た事がありますか?
私は見た事ありませんし、
ほぼ勝てないと思います。
そんな簡単に勝てるのであれば、みんな億万長者ですよね。
本当にプライスアクションで勝っている人は
「使う場所を見分ける一部の人」が勝っているのです。
最後にもう一度言いますが、
プライスアクションの9割は相場で機能しない
ということを覚えておいてください。
「インジケーターの計算式を知る必要がある」と言われているように、ローソク足の中身である「大衆心理」や「大衆のポジション」を知る事がプライスアクションでは重要です。
今回紹介した「宵の明星」も、大衆のポジションの流れが見えていたからこそ機能しましたよね。
基本的にポジションの流れが見えている相場は簡単なことが多く、逆にポジションの流れが不明確な相場で多くの人は負けます。
それを理解すると、環境認識レベルが一段階アップしますよ。
そして、もう1つ話した「注目度」についてもしっかり学んでいきましょう。
今回は34年超えなかったラインというかなり希少なラインの話をしましたが、他にも注目度の高いラインは沢山あります。
そもそも「注目度」はライン(節目)が握っている事が多いので、まだ読んでない方は
こちらを読んでくださいね。
※他にもこのサイトにはトレードの学べる記事を沢山載せています。
今回の解説はここで終了致します。
それでは皆様、今回の本質を忘れずに良いお年をお迎えください。
▼あと3日で販売停止。次回公開するときは値上げ&内容5倍以上増加。今購入済の方は更新後も読めます。
