【同人女の戯言】某支部のbkm数は本当にアテにならないのか
こんにちわ、同人女です。趣味は二次創作BL小説を書くことです。
さて、初っ端から自語りなんですけど(経緯とかいらんから表題の内容に触れろという方は半分程度スクロールしてください)、かつて私は実はBL小説がそんなに大好きではありませんでした。「小説を書くのがどんなジャンルであれ大好き」な女が、「たまたま御縁があってBL小説を書いている」という感じでした。御縁ってなんだよって感じですが、その昔、10代の頃、私はとあるオンラインゲームのシナリオライターをやっていた頃がありました。といってもバイトで、外外注だったので大したやつではありませんでしたが。でも当時(今もですが)文章を書くこと自体は好きであるものの、魅力的なキャラクターや世界観を考えるのが苦手だった私は、既存の、会社が考えたキャラクターや世界観で創作するのがとても楽しかったものです。
で、その時たまたま好きだった小説のファンコミュニティで、たまたま親しくなった年の近い女の子が、私が外注をやっていることを知り、「○○くんと××くんの恋愛もの」のBL二次創作を依頼してきたのです。書きました。ウケました。……と、いう、わっかりやすい経緯があり、私と彼女は共同で同人サークルをやるようになり、「原案:友達の女の子」「執筆:私」というゴーストライタースタイルでBL二次創作を書くようになったのです。たぶん5年くらい活動したかな。その後色々あってソロ活動するようになったのですが、その時点で5年もBL二次創作小説を書いていたので、固定ファンもいたし、ノウハウもなんとなくわかっていました。結果的にずるずると、「BL大好きかと言われるときっかけはよくわからんけど、書き慣れているので……」という感じで、かれこれ15年間BL二次創作を続けています。
もちろん、いろいろ書いてみた結果、自分に得意不得意があることもわかりましたし、趣味……というか性癖、みたいなものも明らかになりました。書くからには研究(?)もするので、一次二次問わず多種多様なBL創作を読みまくっています。今ではBL二次創作は私のライフワークであり、最大の愛着がある趣味でもあるので「最初にBLが好きだったかどうか」は些末な問題ですが、まあ、よく考えると私は最初からBLが好きだったわけではないなあ、と思う次第です。
そんな経緯でBLを書いているので、「BLへの純粋なパッション」が、あるかないかでいうと、ある人よりは薄いのではないかなあ、というのが私の、コンプレックスであり創作上の悩みでもあります。
コンプレックスは解消せねばなりません。
という訳で、私はわりと、同人創作の業界(あるのか?)研究に熱心です。BL界隈内部の文体やシナリオ、設定の流行り廃りはもちろん、男性向けやTL創作、夢小説から伝わってくるブームもありますから、ジャンル問わず影響力がある作家の動向には気を使い、某p支部でランキング入りしたり、bkmがいっぱいついている作品、およびその作者なども執拗に巡回しています。足りない情熱は別の情熱で補ってやろうという算段です。そうそう上手くいくわけじゃないんですけどね。
で、やっと表題の「bkm数はアテにならないのか?」の話なんですが。
きっかけは、友人のこんな呟きでした。
「すごく文章が上手い人が、ジャンルを移動したら1000bkmが5bkmになっていた。やはりp支部のbkm数というのはアテにならない」
この呟きは、ある意味真理です。多ジャンルを横断し執拗に支部作家をストーキングしている私も「bkm数ってアテにならんよな」と思っています。めちゃくちゃいい文章を書く天才が2桁bkm、内容すっからかんのつまらん話が10000users入り、そんなのは珍しくもなんともありません。
珍しくもなんともないのですが、同時に多ジャンルを横断し執拗に支部作家をストーキングしている私はふと、自分自身の経験則から「引っ掛かり」を覚えました。
1000users入りする作家が、ジャンル移動したら5bkmになる。余程激しいジャンル移動をしたのだろうか。それにしても固定ファンが少しはいるはずだから、1/200の減少はちょっと割合として高すぎるんじゃないかろうか。
二次創作というのは水物です。ジャンル自体に流行り廃りがあるし、ジャンル内部で求められる「文章」それ自体にも違いがあります。
ちょっと極端な例ですが、たとえばDMMのゲーム「文豪とアルケミスト」のように、プレイヤーに近代~近世の純文学の知識を要求してくるようなジャンルで成功していた人が、ジャンル移動してヤングエース連載中のコミック(及びアニメ及びライトノベル)「文豪ストレイドッグス」の二次創作でも同じように成功できるかというと、「うーん、文豪とはついてるしキャラ名も一部かぶっとるけど土壌が全然違うからなあ……」と言わざるを得ません。
こうなってくると、ジャンル移動の際には文体や作風を変える可能性が出てきます(もちろん自分のオリジナルを押し通すという選択肢もありますが)
ゆえに、ジャンル移動の際に固定ファンを引っ張るのは、ヘタをしたら一次創作以上に難しいと考えられます。
しかし、固定ファンが一切つかないわけではありません。
私の個人的な話ですが、「全然知らんジャンルだったとしても、この作家の作品なら何でも楽しく読める」と思える投稿者を複数フォローしています。魅力のある作品を書く人は、どんなジャンルでも魅力的なんですよね。
もちろん、すっげー革命的なジャンル移動をしたのかもしれませんし、とてつもない過疎ジャンルに移動した可能性もあるので一概には言えませんが、1/200の減少は、固定ファンの存在を考慮にいれると、やっぱりちょっと振れ幅が大きい方だよなあ、と思ったのです。
さて、もう一例、別の事例を紹介します。
とある、非常に流行っているジャンルがありました。連日連夜大量の二次創作がp支部に投稿され、ちょっと面白ければ1000や2000、5000くらいのbkmがついている作品がゴロゴロあります。10000users入りも夢ではありません。
しかし時の流れとは無情なもの、数年後にはブームが去り、1000users入りの作品など全く見なくなりました。
1桁bkmが当たり前、かつて数千users入り作品を連発していた「大手」ですら、2桁bkmに落ち込んでしまいます。
ところが、よくよく見てみると、「まだ」細々と100user入りを続けている投稿者が残っています。
その人は、ジャンルが流行っていた頃も、100users入り程度の作家でした。ジャンル全盛期には、むしろ全く目立たない存在だった埋もれユーザーです。p支部の投稿履歴を見ると、bkm数は数年前のジャンル全盛期からずっと変わらず100前後をうろうろ。つけられているタグも「あなたが神か」などではなく「もっと評価されるべき」……。
しかしその人は、今となっては唯一100users入りを稼ぐ「ジャンル内最大手」になっていたのでした。
何故、同じジャンル、同じカップリングで、「流行の廃りと共にbkm数が1/100以下になる作家」と「流行に関係なく一定数のbkmがついている作家」がいるのか。
しかもこれ、p支部に粘着していると、そこまで珍しい現象ではなかったりするんですよ。いる、そういうタイプの作家。なんかわからんけど。
n数が1なのですが、最近、身近にこのパターンが発生したことがあったため、暇な私はこの現象を何人かに説明して、インタビューを求めてみました。
結論。
「だってこの人の作品はほかの人には書けないもん。このジャンル(カップリング)には飽きたからあんまり読まなくなったけど、この人の作品だけは更新があったら戻ってきて読むよ。他の人もそうなんじゃない?」
・・・
・・・・
・・・・・・マジか~~~。
わかる、この人の作品、万人ウケはしないかもしれないけど、すっごい個性的だもんな……(納得)
p支部のbkm数。
定点観測で単純な数「だけ」を見ると、「なんもわからん」と思うのですが、作家個人が数年間活動している軌跡と、bkm数の変動”率”を見ると、なんかこう……「固定ファン」の存在が若干可視化される……されて……ませんか? なんか…………もちろんそうは言ってもジャンルの影響がデカすぎるので、過信はできないんだけど……。
長年p支部のオタクをやっているんですけども、100users入りの人と10000users入りの人、どちらの小説が上手いかというのは、ほんと、全くわからないです。わからないけど、bkmが「何も示していないか」というと、多分……多分そうじゃない。なんかはわかる。特にロングスパンで市場調査をした場合、何か……。単純な上手い下手というより、個性の強さ……???
…。
って思ったからnote書いてみたんですけど、何を研究してるんだって感じですよね。暇なのかな。暇なんだよな。おあとがよろしいようで。


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