Aセクの女が性行為せずに妊娠を試みたレポート(妊娠初期編)
どうもこんにちわ、同人女です。普段は不定期で「同人女の戯言」というnoteをちまちま書いています。このたびなんかよくわからんのですが、腹の中に生命体を授かりまして、たまには同人ネタ以外のことも書こうかなと思って筆を執った次第です。いや、まあ、同人ネタは挟むと思うんですが。わたしのライフワークなので。
今回の趣旨は、タイトルの通りです。アセクシャル、いわゆる恋愛をしないタイプの性自認を持つ女(生物学的には女性です)が、恋愛と性行為を経由せずに妊娠してみた話の、雑感みたいな感じです。素直に赤裸々に思ったことと経緯を書いてるので、よかったらセクシュアルマイノリティの人生の一例としてお読みください。なお、私はAセクである以前に色々おかしなところがある人間なので、なんかの参考にはならないと思います。
さて、私は自他共に認める「ダメ人間」でして、誇張など一切なく趣味の同人活動(と仕事)以外マジで何もできない女です。たぶん性欲だけじゃなく、ありとあらゆる生命力を母親のおなかの中に忘れてきました。料理もしなけりゃ掃除もしません。結婚する前はワンルームの薄暗いゴミ屋敷に引きこもってずっと同人誌を書いていました。食事はマックのチーズバーガーとお湯を入れたら食べれるものだけ何年もしのいで、天井はでっかい蜘蛛が巣をかけていたし、床は綿埃がほわほわ転がってるし、パジャマも布団もいつ洗濯したか記憶にない。外出すれば、身なりが不審者レベルだったので、歩くだけで新興宗教の人が寄って来て勧誘につきまとってきました。今は神よりも素晴らしい配偶者がいるので、綺麗な家でまともな食事を食べていますが、ただ与えられているだけなので、たぶん彼がいなくなったら秒で元の生活に戻ります。
それでお前なんで結婚できたの? というか恋愛しないのに結婚したのなんで? という至極まっとうな疑問が湧くのは重々承知なのですが、今回は本筋から外れるので置いておいて、まあ、私としてもダメ人間として生きていることについては非常に申し訳なく思うので、せめて育ててくれた両親とか、配偶者に恩返しできるタイミングを虎視眈々と狙って生きていました。
よーし妊活するか、と思った動機はそのようなものです。私は普段から周囲に多大な迷惑をかけて生きているので、孫が欲しいとか子供が欲しいと望む人がいるなら、内臓のひとつやふたつ貸し出して痛い思いして命懸けで出産するのもやぶさかではなかったというわけです。
ちなみに、子供が好きとかそういうのはありません。むしろ私はダメ人間なので、ペットの小動物たちの儚い命をことごとく取りこぼしてきたくらいです。私に世話された生き物は三日と持たずに息絶えてしまうので、子供を持つのも諦めた方が倫理的かつ人道的であろうと思っていました。マジでみんな死んだからな。死ななかったのミルワームだけだよ。ミルワームって、鳥とかの餌として売られてる芋虫なんですけど。わけもなくおがくずから取り出して並べると癒されるような、そうでもないような。放置してるとそのうち蛹になって黒い虫になるので成長も楽しめる気がします。ごめん脱線した。まあ私がダメでも、私を育てた両親と私の面倒を見てくれる配偶者はよくできた人なので、おそらくなんとかなるやろ、と最悪の楽観をしている状態です。
幸いにして私はダメ人間ですが、自分がダメであるという自覚があります。なので、周囲をまともな人間で固めていますし、私のできる範囲ということで、きちんと行政サポートや福祉や果ては養子についても調べました。こりゃ無理だと思ったらせめて不幸にする前に手放す、という判断をするもまた、ダメ人間のダメ人間なりのやり方なので(褒められたもんじゃないけどね)。
妊活そのものについて。私と配偶者はスキンシップに関心がないので(私はAセクなので精神的に不能、配偶者は性行為に困難があるタイプです)適当にTENGAショップで買ったスポイトで精液を吸い上げてぶすっと注入という、世の中の人が効いたら呆れそうな方法で妊活しました。一回使い捨ての注入器を消毒して何回も使い回してた程度のクソっぷりです。低コスト妊活。基礎体温を測るのは面倒くさくなったので早々にあきらめ、分泌物の質感(?)で排卵を予測しました。タイミングの予測がうまくいくようになるのに半年くらいかかりましたが、体得してからは2回くらいの試みで成功したような気がします。
なお、ブライダルチェックとかは受診しておりまして、身体的に問題がないことはあらかじめ確認していました。でも不妊治療? エコーで排卵のタイミングとか見てくれる~みたいなのはなんかこう……病院に通うのが有休的な意味でしんどかったので長続きしませんでした。フルタイムで働いてたら無理っすね。
妊娠について。生理こねーな…とは思いましたが、特に体調変化はありませんでした。なにもなさすぎて、排卵のタイミング予測ミスったかな~って思ったくらいです。一週間くらい遅れた時に一応確認しとくかな……くらいの感覚で妊娠検査薬を使い、陽性判定。ラインでささっと配偶者に報告し、ついでにtwitterの鍵垢(10年以上付き合いのある気心の知れたイツメンしかいないアカウント)に「素材でーす!男を脅す際にご使用ください!」と陽性の検査薬の写真を投稿しました。ダメ人間、自分をコンテンツにすることに対して躊躇がない。
まあ、世間一般では流産とかの可能性もあるし、こんな早々に人様に話すのは非常識というような扱いだと思うんですが、べつに流れた時は流れた時だし、私が流産して気まずくなるような間柄でもなかったので、普通にネタにしちゃいました。自殺した友達の静かなアカウントと繋がり続けているようなアカウントなんで、流産くらい大した問題じゃないと思った。
結果論だけど、数人くらい気心の知れた相手に妊娠を知られているというのは良いことだったと思います。「たまひよに湯船につかるなみたいなこと書いてあったんだけど、同じたまひよに妊娠初期の性行為について書いてあって、湯船に入るのと性交するのだったら絶対性交する方が影響ありそうなのに、性交してもいいけど湯船に入るなっていうのおかしくない?」みたいな些細なことをなんとなく相談できる相手が何人かいるのはよかったです。(正しいかどうかは知らんけど湯船には入りたかったので入りました)
つわり。軽い方でした。しんどいな~っていう日もあったけど、なんだかんだで1日3食食べて、遅刻せず出勤して、定時まで働いて帰ってきてたのでその程度です。吐いた日もあったものの、多分両手両足の指で数えられるくらい。体重は4キロ増えた。普通痩せるんじゃないのか、つわりって。
ただ、さすがに原稿はできませんでしたね……。妊娠前に(同人活動の)イベントスケジュール詰め込んでいたので、原稿は書かなくちゃいけないし、締め切りは容赦なく迫ってくるというのに全く手が動かない。優等生スケジュール余裕入稿の女なのに、今回ばかりは締め切りぎりぎりまで書いてました。しんどかった。執筆速度が半分~四分の一くらいになった。朝早起きして職場近くで朝マック食べながら執筆するのをここ何年も習慣にしていたのですが、起床時に体を動かすと嘔吐するので、朝イチで着替えて出掛けるなんてとてもできず、ベッドで30分うんうん唸って時間を浪費しました。あと、朝っぱらからマックなんか食えねえとも思いました。
それでも一応締め切りの一週間前に脱稿はしてるんですが、これは普段から超余裕もったスケジュールにしとく習慣があるから何とかなっただけで、普通にやってたら落としてたと思います。つわりは軽くてもパフォーマンスは落ちる。忘れないでね。
……って思ったけど、妊娠発覚したのが10月、つわりが気になりだしたのが12月半ばでピークは12月下旬以降、〆切が1月中旬というスケジュールで、その期間中に15万字300ページの同人誌出してるから、結果的には割と……。いや、確かにしんどかったけど……二度とやりたくないけど……。
お前イベント行ってたんか、という件について。行ってました。だって妊娠わかったの申し込んだ後だったし。3か月~4ヶ月の間くらいの時に1回、5ヵ月超えてから1回です。ちゃんとお手伝いを手配して、段ボールの運搬とか軽作業は無理せず人に頼みました。私は椅子に座っていただけだったのでちょっと申し訳なかった。座ってりゃいいってもんでもなく、アフター行って終電まで騒いだりしたのは反省してます。楽しかった。
普通にしてたつもりだったけど、勘のいいフォロワー数名に妊娠に気付かれて、みんなすげーなって思いました。とはいえ、私みたいにブレーキのイカれた10tトラックみたいな勢いで同人活動しまくる女が「うーん、1年くらいイベント出るのはお休みする予定なんですけど…」とか言ったら、なんかあったんか? って思うのが普通かもしれないよね。異常事態だもん。
同人活動のマネジメントについて。
まあ、趣味とはいえ同人活動もお金が関わるし人との繋がりもあるので、人様に迷惑がかかるようなことはしちゃいけないよな、と思う理性はありました。とりあえず合同誌とかアンソロジーとか寄稿関連は全部断る方向で。個人活動に関して、どのくらい休もうかな~ということについては、とりあえず勤めてる会社の産休に準じて考えることにしました。
産休の期間中は仕事だけじゃなく同人活動も休もう。みたいな。
そしたら、初夏~秋の間はイベント申し込みやめとくことにしよう。
……12月のDozen Rose Fes.2023で復帰やな(この判断を下すまで0.1秒)
知らんけど。出産で死ぬ人もおるし、死んだらイベントには出られんな。まあ、死ななかった時に「なんで申し込まなかったんだ!」って後悔することになるから申し込んどこ。みたいな感じです。子供の世話は、最初から自分にはできないだろうと思っているので、「生後数か月の子供を置いてイベント参加することになるであろう罪悪感」とかは正味ないだろうと思っています。万一事情が変わったとしても、イベントは欠席できるしね。せっかく産休で仕事がなくなるんだから、原稿いっぱいやりたいと思っています。つわりでくたばってても吐きながら原稿書き続けてた女なので、多分臨月の時も原稿書いてると思うんですよね。というわけで既にDR申し込み済みです。カード決済もしました。狂っていくぜ。
体調の話に戻ります。
つわりの話もういっかい。前述の通り、そんなにしんどくなかったけど、ちょっとはしんどかった。「長引く胃腸風邪かな~」と思おうと思えば思えるくらいのだるさだったし、前述の通り同人誌書いてたくらいなので、入院とかしちゃうような人と比べたらないも同然だったけど。
季節がちょうど真冬で、辛かったのが入浴。仕事から帰ったらすぐ夕飯(それくらいの時間に帰宅する)飯を食ったら吐き気との戦いが始まる、という中で、きんきんに冷えた脱衣所で服を脱ぎシャワーを浴びるというのが尋常でなく辛かった。ってか無理。
風呂に入らないと肌が荒れる。全身かゆいし吹き出物だらけになる。しかし風呂に入るのがしんどい。三日に一回殺菌石鹸(ダメ人間なので風呂に入らず過ごして肌がぼろぼろになった時のために、家に殺菌石鹸を常備していたのである)でわーっと体を洗い、週に1度髪を洗う……みたいな感じで1~2か月くらい乗り切った。
こう書くとしんどかったのかもしれない。でも私はもともと丁寧な生活というよりも荒れ果てた生活をしているタイプだったために、「こういう時もあるよな」って思ってたのでまあ、そんなに……。なんだろう、メンタルに耐性があったのかもしれません。
カフェインや薬。
これは非常に悩んだし、今でも自分の判断が正しかったのかどうかわからない。私はもともと精神科系の薬をいろいろ飲んでいて、これは辞めることができない。胎児のことを考えりゃ薬なんか辞めた方がいいのは百も承知なのだが、薬なしでは社会生活が営めないレベルなのでどうしようもないんですよ。まずフルタイムでの仕事ができなくなってしまうし、かなり人格が変わるために、服薬をやめると配偶者から共同生活困難と判断される可能性がある。場合によっては離婚もあり得ると思う。職も家庭も失ったら、結果的には子供に悪影響だよね。
かつ、薬の副作用でかなりの眠気や倦怠感が生じるため、大量のコーヒーでバランスを取って生活していた。朝から晩までコーヒーをがぶがぶ飲むことで、なんとかパフォーマンスが人並みになる。1日のコーヒー摂取量は軽く1リットル以上。コーヒーに飽きたら紅茶と緑茶を追加投入する徹底っぷり。
一応、妊娠中はカフェインはよくないという。私も最初はコーヒーを辞めてみた。案の定、仕事中居眠りした。朝も寝坊して遅刻しそうになる。っていうか遅刻した。平日の睡眠時間は普通に10時間とかそんな感じ。仕事から帰ってきたら即寝て翌朝寝坊寸前まで寝てしまう。土日なんか平気で12時間や14時間寝た。
だめだこれは、生きていけない、と判断して1日2杯のコーヒー(または紅茶など)を解禁。辛うじて日中居眠りせず、睡眠時間は9時間程度になった。でもしんどかったので、ちょいちょいコーヒー紅茶を口にした。じゃないと人の形を保てない。まあ、そもそも変な薬いっぱい飲んでるし、カフェインだけ厳密に断ってもな……と思い、諦めることにした。
一応、頓服にあたるベンゾジアゼピン系の薬剤については、添付文書やIFも確認のうえ、根性で飲まないという判断をしました。突然の動悸や不安など、ベンゾジアゼピンをぽいっと投入すれば15分で消える症状を、2時間も3時間も、音楽を流したり動画を眺めたりして紛らわせ、翌日くらいには発作のストレスからくる胃痛や吐き気に耐えて我慢した。症状を我慢するのと薬飲むのと、どっちが健康に悪いのか正直わからなかったけどね。
ちなみに、つわりの結果、普段飲んでいる薬が1週間ほど飲めない時期があったんだけど、ほんと人の形を保てないくらいボロボロになって、つわりなんかよりそっちの方がやべーわむりだこれっていうくらい悲惨な状態になったので、やっぱり常用している薬はやめなくてよかったと思う。
(補足:この件について、私は一応現職の薬剤師ではないものの、薬剤師免許を持ってる人間なので医師と相談もした上で自己判断を交えたんですが、一般の人は医師の指示に従ってね。)
服のサイズ。
四か月の早い段階から、腹囲がきつくなりはじめた。私はもともとが痩せ型の上、ロリータを着る趣味があったので、持っている服は軒並みウエストをしぼりまくったやつ、もちろんSサイズ、職場で履いてるパンツも7号サイズとかなのが拍車をかけた。たぶんウェスト60~65センチくらいだった。が、きついな~~~と思って測ってもらったらなんと腹回りが80センチになっていた。服、全滅。私は頭を抱えた。たまひよにはまだお腹は目立たないって書いてあるのにプラス15センチだよ。たまひよアテにならないね。
ジェンダーと性自認に関して。
Aセクとタイトルに書いたからこれも書いときます。私はすっぱり「恋愛しないだけで性自認はストレートな女」というタイプなので(もしくは無性でもいいんだけど、女の子っぽいことに抵抗がないので無性でもなさそう)、妊娠或いはそれに伴う身体的変化については全く何も感じませんでした。嫌悪とかそういうのも含めて。べつに毎日化粧して仕事に通うのも髪を伸ばして巻くのもネイル通うのもスカート履くのも嫌だったことは一度もないので、同じ感覚で「べつになんとも……そういうもんなのかな」という気持ちです。逆に特段の「愛おしさ」とか「感動」も覚えませんが。こういう機能が備わってるっていうことは私はやっぱり女なんだなあ、とは思うけど、だからどう……というのは特にないです。ピル飲まなくても生理来ないのは楽でいいです。毎月カレンダー眺めて「そろそろかな」とか考えながら生きるのってやっぱり結構な負担なんですね。
男になりたいとか、実は私は男なんだ~とは思わないし、かといって「この経験ができないなら男にはなりたくなかった! やっぱり私は女で正解!」までの激烈な感情もありません。あるがまま、なすがまま、きゅうりがパパ……。そんな程度です。
恋愛感情を持たない相手の子供を妊娠することについては、うーん、べつに、自分で持つと決めたことだしな、という感じです。愛があるからツラいつわりだの陣痛だのに耐えられるとか、そんな特殊な気持ちがなくてもつわりは耐えるしかなかったし、このまま行けば陣痛も同じだろうし、特に関係ない気がする。私は配偶者のことをいいヤツだと思ってるし、彼の遺伝子を残すことについては賛成の立場なので、まあいいかな~うん、まあいいや、みたいな感じです。そんな程度で命とか今後の人生を賭けられるもんか? って思うかもしれませんが、割と抵抗はないです。人間死ぬときは死ぬし、子供がいてもいなくても思い通りに生きられるとも限らないし。塞翁が馬かなー、みたいな。私はダメ人間なので、毎日楽しく原稿を書けてさえいればそれなりに幸せで、他の事一切全てに大らかで、人生に多くを求めていないんですね。あと配偶者マジでいいやつなので。私みたいな人間のクズ拾って毎日床とか風呂とか掃除してごはん作って嫌な顔ひとつしないし。既婚者の友達みんな「は!? 夫が家事全部やってんの!? 前世でどんな徳積んだの!?」って言うもんね。そこまで立派な配偶者がいるなら、いっちょ体張るかって思ってもいいかなって。
たまに少子化問題とか取り沙汰される現代日本やけど、Aセク女のマイノリティ意見としては、恋愛離れ自体は大して影響ないんじゃないかと思う。むしろ、夫が家事全部やってくれたら、この環境ならいけるかも、がんばろ~ってなる女はわりといる気がしない? 私だけか?
ちょっと脱線しちゃった。あと、なんの参考にもならん気がしてきた。すみません。
今後のことについて。
現状まだ私は「途中で死ぬかもしれんし、生まれてこないかもしれんし」って思ってるんですが(なんか実感ないし)配偶者と母親がしっかりしていて、服とか(性別わかってないから早計なのでは?)ベビーカーとか(乗らない子もいるっていうから様子見つつの方がいい気がするんやけどな)抱っこ紐とか(まあこれは必要になりそうだよね)いろいろ調べてくれるので、「よきにはからえ」って言ってます。ほんと私は何もできないのに、周囲の人はどうしてこんなにしっかりしてるんだろう。感謝しかない。
ちなみに私が何もできない人なのはガチなので、「服がきつくて着れないよ~」って嘆いてたら母が伊勢丹の上にあるベビー用品売り場の横にあるワコールに連れて行ってくれて、下着とかいろいろ一式買ってくれました。このように、自分の面倒すら見ることができない人間なので、ほんっとに最初から子供の世話ができると思っていません。無責任だと思われるのかな。でも、逆です。そこそこ責任感があるからこそ、できないと言っておかなくちゃいけないと思ってます。できないって言っといて意外とできた~みたいになる分にはいいんですよ。誰も不幸にならないから。でも、「できるはず」って楽観しちゃいけないんです。できなかった時に地獄が待ってるから。私に期待してはいけないことを、私が一番よくわかっている。
幸い手に職があり稼ぎはあるので、立ってるものは親でも配偶者でもこき使い、それでもだめなら金に物を言わせて人を雇う方向で検討しています。マジで私が新生児抱っこなんかしたら首の骨折れるやろって思ってる。そのくらいの気持ちでいる。
さっきもチラっと書いたけど現時点で母性とか愛情は感じません。エコー画像見て可愛いとか愛しいとか言ってる人がたまひよの掲示板にはいっぱいいるんですが、私は今のところ「なんだろうこれ」以上の感想は抱いていません。腹出てるけど便秘か? みたいな。
今後変化があったら面白いなって思って楽しみにしています。子供は可愛いっていう言葉を理解できたことがないんだけど、自分が製造したらちょっとくらい理解できるかもしれないなーって思ってて、そういう意味では期待もしています。嫌いっていうほど嫌いでもないんだけどね。無関心というか。べつに邪魔だとかうるさいとか憎いとか思ったことも特にないです。ちなみに小型犬に関しては邪魔だしうるさいし近づくな蹴り殺すぞって思うタイプなので、小型犬よりは子供の方がまだ愛する希望が持てると思っています。ペットと人間比べるなっていう人多いけど、ペットが飼育できない人間が人間を育てられると思うか? っていう疑問絶対湧くんだよね。まあ単なる動物嫌いかもしれないんですが。たぶんそう。ほんとわたし小動物(と小動物を飼育している個人)が嫌いなんですよ。毛玉が可愛いとか可愛くないじゃなくて、生命体を所有して愛玩するみたいな発想がグロテスクすぎてマジ理解できない。研究とか畜産は理解できるんだけど、愛玩だけは一生解り合えないと思う。子育てしても大丈夫かな。
テキトーな持論なんだけど、母性なんてもんは存在しないし、女の肉体に生まれたら女らしいことができるっていうのも当然嘘だし、愛がないと子供が生まれない・育たないっていうのも脳内お花畑の妄想だと思っています。私は配偶者のことを最高の親友だとは思っていますが、生まれてこの方男の人に(女の人にも)恋をしたことはありませんし、性行為したいと思ったこともないですからね。でも機能が正常だから妊娠したし、このまま順調にいけば母親になる。そんなもんだ。
人間は微生物と何ら変わりない生命体の一種であり、物理的に配偶子の結合があれば繁殖するし、理由なく生きて、理由があってもなくてもなんかあれば死ぬものです。知性や感情に意味などない。それは神経伝達物質のもたらす化学反応に過ぎません。私は精神疾患を抱えて生きているので猶更そう思うのかもしれない。化学物質が私の理性を作り、性格を作り、私の行動と活動を支配し、「私」なんていう人格の存在は、多分化学の光がさしたところに落ちる陰影とか模様に過ぎない。薬がなくなった途端意味不明な妄想に支配されてわけのわからんことしか言えなくなる人間が、生まれもっての人格だの理性だの、信じるわけないです。そういうことです。
だから、出産も育児も突き詰めればただの細胞分裂だし、生命活動の結果に過ぎず、ただの現象であり、そこには意味などないし、事実である以上の価値もないだろうと思うようになりました。
で、私のフォロワーや友人の中にはいろいろ、妊活とか婚活とかそういうのに行き詰っている人がいるんですよね。愛というものについて一切心が動かない人もいて、繁殖に興味ないとか恋愛に興味ないとかセックスに興味ないとか、でも社会が~親が~周囲からの眼差しが~みたいないろんな悩みがある。元凶は人間性の(理性と感情に対する)過度な崇拝だと思う。我々人類とアメーバの間に違いなどないというのに。
なので、この記事に本音をだーっと書いてみようかなーって思いました。他者を愛さず結婚してもいいし、女性として(妻として? いやそもそも人間として?)役立たずであってもいいし、母性やらなんやらを持たずに出産してもいいと思って。だって私は女である前に、人である前に、生命なので。飯食えばうんこが出るし、受精すりゃ次世代個体が出てくるよね。
でも同時に、「人間である」からこそだなって思う部分もあります。愛とか欲とか本能を介さず「作ろう」と判断して「作る」っていうのは人間的な(もしくは理性的な)営みだと思います。母親になりそうな個体が本能的に育児できるかどうか怪しい(ほんと怪しい)状態だとしても、色々自分なりに考えて、周囲のサポートとか行政とか福祉とかの社会制度に頼ることを検討しつつ、「自分なりに最善を尽くそう」と思ってる、今の私をとりまく状況は全くもって動物的ではないと思う。
自然現象について過度な意味づけを行ってはいけないと同時に、理性は讃えられるべきものであり、動物的本能を崇拝してはいけない側面もあると思う。ヒトは細胞で構成されている構造物であると同時に、大脳皮質がある高次の生き物でもあるのだ……。なんか浪漫があるっちゃあるよね。すげーな、人間って。
ということで、思いついたことをざっと書きました。またしばらくして、書きたいことが溜まったら書きたいと思います。
最後に。つわりが限界突破した時は、マグカップにレモン汁と蜂蜜を入れてお湯を注ぐといいことを発見しました。あと冷やしたトマトは食べやすい。気持ち悪い時はひたすら酢を飲め。それでどうにもならなかったら病院行け。同人活動は心の支えになるからしんどくても継続した方がいい。
ではまた。


コメント
1面白かったです。
完全に自分を外側から見ている視点がよくて、実はこの外側から見ている視点を持っている人って極少。
子育てはミルワームの観察よりもきっと楽しいと思う