分数の足し算の計算方法、今でも覚えているでしょうか? 記憶があいまいになっていて、小学生のお子さんへ宿題を教えるのに苦労しているという人もいるかもしれませんね。
そのような人は、ぜひ今回の問題に挑戦してみてください。分数の足し算の方法を復習できますよ。
問題
次の計算をしなさい。
1/100+1/2
解答
正解は、「51/100」です。
分子も分母も数字が大きいので、難しそうに見えるかもしれませんね。しかし、実は計算自体はそこまで難しくはありません。
では、次の「ポイント」で、計算方法を確かめてみましょう。
ポイント
この問題のポイントは、「分母を共通の数に揃えること」です。
分母が同じ分数の足し算は、分子どうしを足すだけで答えを出せます。一方で、今回の問題のように分母が異なる分数の足し算は、まず分母を共通の数に揃えなくてはなりません。
今回、分母は100と2です。よって2の方に50を掛けて100にすると、分母が100に揃いますね。ただし、1/2の分母だけに50を掛けてしまうと、以下のように表している数が変わってしまいます。
1/2≠1/100
そこで、分子の方にも50を掛けます。分数には、分子と分母に同じ数を掛けると、表している数が変化しないという特徴があるからです。
1/2=(1×50)/(2×50)=50/100
これで分母が揃ったので、あとは分子どうしを足し合わせるだけです。
では、計算過程をまとめてみてみましょう。
1/100+1/2
=1/100+(1×50)/(2×50) ←1/2の分母を100にする
=1/100+50/100
=(1+50)/100 ←分子どうしを足す
=51/100
これで答えを出せましたね。
最後に、分数の足し算で重要な「通分」について復習しておきましょう。
<通分>
分数の表している数を変化させずに、二つ以上の分数の分母を共通の数に揃えること。共通分母は、複数の分母の最小公倍数(最も小さい共通の倍数)にする。
今回は、2と100の最小公倍数が100だったので、共通分母を100としました。
【裏技】 小数にしてから計算する
分数を小数に直すために、「分子÷分母」を計算します。この方法が身についている人なら、1/100が0.01、1/2が0.5とすぐに分かったかもしれません。
よって、次のように計算すると答えをすぐ出せます。
1/100+1/2
=0.01+0.5
=0.51
=51/100
このように、小数の足し算は分数の足し算に比べて計算しやすくなる場合があります。
興味がある人は「分数を小数に直す問題」にも挑戦してみてください。
まとめ
今回の問題では、分母が違う分数の足し算に挑戦しました。
分母が違う分数を足し合わせるときには、分母を共通にする「通分」が大きなカギになります。
通分では、二つの分母の最小公倍数を共通分母とします。分母を変えるときには、表している数が変わらないよう、分子と分母に同じ数を掛けることを忘れないようにしてください。
他にもさまざまな計算問題を用意していますので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。
文(編集):VY
数学とIT技術学習が趣味のWebライター。実用数学技能検定2級と数学教員免許を取得後、家庭教師や学習支援スタッフとして数学指導を行ってきた。文系と理系の別、年齢にとらわれない、誰でも楽しめる数学解説作成を目指している。
分数を小数に直す問題にも挑戦!