今回の計算問題は分数どうしの掛け算です。日常生活の中で分数どうしの掛け算を計算する機会がないので、大人になってからは忘れてしまいますよね。
しかし、分数どうしの掛け算は、一度思い出すことができればとても簡単に計算できるものなのです。あまり固く身構えすぎずに、懐かしむような気持ちで計算してみてくださいね。
次の計算をしなさい。
2/7×5/9
分数どうしの足し算とは大きく異なりますので、注意してくださいね。
解説
この問題の答えは「10/63」です。
では早速、分数どうしの掛け算の計算方法を復習していきましょう。
<分数どうしの掛け算の計算方法>
・分母どうし、分子どうしをそれぞれ掛ける
・約分できる場合は約分する
この方法で計算してみましょう。
まずは分子から求めることにします。それぞれの分子は2と5なので、
2×5
=10
が答えの分子になります。
次に、分母を求めていきます。それぞれの分母は7と9なので、
7×9
=63
が答えの分母となります。
これらを組み合わせて、答えは「10/63」となります。約分ができないことも確認しておきましょう。
分数どうしの足し算では、分母どうしを足し算していませんでした。分母どうしも掛ける分数どうしの掛け算とは、大きな違いがありますね。同じ分数だからといって、混同してしまわないように整理しておきましょう。
まとめ
分数どうしの掛け算は、足し算や引き算と計算方法が異なります。足し算や引き算は分母を通分するのに対し、掛け算は互いの分子どうし分母どうしを掛け算します。計算方法さえ思い出すことができれば、簡単に計算できますね。
当メディアでは、この他にもさまざまな計算問題を出題していますので、チャレンジしてみてくださいね!
※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法を持つものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。
文(編集):うおうお
数学の教員免許を所持。個別指導・集団指導の学習塾で数学の講師として小学生から高校生までの指導や、小学生の宿題指導を通して算数の魅力を深堀して楽しく伝えている。現在は民間学童保育所で放課後児童支援員として勤務しながらフリーランスで受験指導もしている。
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