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Conversation

大学院生の時に、やたらと剽窃する癖のある先生がいました。議論の中で私が何かアイディアを出すと「大学院生の身分でそんなことを言うものではない」とたしなめるのに、しばらくすると商業誌に私のアイディアを書いていました。私の気のせいではなく、他の人でもその「被害」を陰で述べている人がいました。 私はその先生と距離をとるようになり、それによって先生も私のことは可愛くないと思ったようです。しかし今から考えれば、先生に向かってはっきりと「これは私のアイディアではないんですか?」と言うべきでした。当時の教員は学生に対して絶対的な権力者であり、アカハラなんていう便利な言葉はありませんでした。そういうことを訴える窓口も大学にはなかった時代です。それでも言うべきことは言うべきだったと後悔しています。 この先生はその後も剽窃の癖が抜けず、犠牲者は何人にのぼったのか分かりません。私たちの代で食い止めるべきだったのです。