迎春ですね
これまでダイソーの商品陳列で季節を感じてたのに、ハロウィン終えてクリスマス飛ばして、もう迎春しようとしてた。
私が狂ってんのかと思わずスマホを開いたけど、まだ全然11月だし、街はネオンに色付き始めたばかりだし、寒気はまだまだ本気出してないし、全然迎春したくない。
先取りもいいけど先取りしすぎていつか追いかけられちゃうんじゃない?
真夏にクリスマスが主張し始めるんじゃない?
むしろそれは遅れてるとも言えちゃうんじゃない?
何が何だかわからないよ。
ものすごいスピードで何もかもが進んでいく。
忘れたいことも忘れたくないことも、忘れたかったことも、全てがどんどんと置いてかれて、何もかもが風化してしまう。
最寄りの駅で人身事故が起こって、その数時間後に駅へ降り立った時の曖昧な焦燥も共鳴も、2日後の朝には忘れてしまっていたように、何もかもを私たちは忘れてしまうんだ。
悲しくて悲しくてたまらない。
こうして色んなものを忘れて、いつか鈍感になって、私は老いていくんだ。悲しい、寂しい。
あなたが教えてくれた音楽は別に好きでも嫌いでもなかったけど、あなたが与えてくれたから私の冬めいた心を温めてしまって、恥ずかしい、よくわからないままにひたすらリピートをしている。
そんな日々も私はいつか忘れてしまう。
愛してるよ、愛してる。
だけど私はいつも通りにあなたのことを忘れていく。
もう悲しくてたまらない。
この心の繊細さみたいなくだらないものにいつだって傷つけられていたのに、大切なことだけ忘れてしまって思い返した時にまた傷つけられてしまう。
大切なものが飽和している。
守りきれずに、抱えきれずにそのうち全てを失いそう。
今日までの私の言葉ぜんぶ嘘じゃないけど、
最近、本当のことを本当の音や表情で言えたのはいつなんだろう。
ダイソーさんはもう少し感傷の先取りを自粛してほしい。
でもそれもこれもマーケティングらしい。
コンビニのおでんとかもそうらしい。
そうやって少しずつ、五感から私たちの心を侵食してぐちゃぐちゃにして全てを受け入れさせて、なんでも良くさせるんだ。
もう嫌だ、
君のこと愛してる。
愛している。


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