社会福祉法人めぐる贈収賄事件 贈賄側の被告が起訴内容認める

鈴鹿市の社会福祉法人の役員の交代をめぐる贈収賄事件で、合わせて3500万円の賄賂を渡したとして、社会福祉法違反の贈賄の罪などに問われている被告の初公判が開かれ、被告は、起訴された内容を認めました。

東京の無職、迫丸卓哉被告(44)は、おととし2月、鈴鹿市の社会福祉法人「かがやき福祉会」の理事長などの役員を指定した人物に変更するように求め、当時の理事長らにあわせて3500万円の賄賂を渡したとして、社会福祉法違反の贈賄の罪などに問われています。

24日に津地方裁判所で開かれた初公判で、迫丸被告は「間違いありません」と起訴された内容を認めました。

このあと検察は、冒頭陳述で「迫丸被告は、同じ高校・大学の剣道部のOBである別の被告から社会福祉法人が売りに出されていることを聞かされ、手に入れようとしていることを知った。その被告から手に入れたあとは理事長を務めるよう指示され、一緒に成功したいと考えて承諾した。理事長に就任したあとも、指示を受けて、500万円を横領した」などと主張しました。

一方、弁護側は、被告が果たした役割などについて裁判の中で証明していく考えを示しました。

迫丸被告は、静岡市の社会福祉法人でも役員のポストを求めて賄賂を渡す約束をしたほか、法人の資金を着服したなどとしてことし8月、業務上横領などの罪で有罪判決を受けています。

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