カッコがある計算では、カッコ内から計算するというのは多くの方が知っているはずです。
では、カッコの中にさらにカッコがある場合は、どのように計算するのでしょうか。
問題に挑戦して、正しく理解ができているか確認してみましょう。
問題
次の計算をしなさい。
21÷{10−(5−2)}
さまざまな記号が混ざっていて、一見すると複雑ですが、落ち着いて考えましょう。
解説
今回の問題の答えは「3」です。
また、途中の計算式は次のようになります。
21÷{10−(5−2)}
=21÷{10−3}
=21÷7
=3
計算のポイントを順に確認していきましょう。
まず、カッコや四則演算が混ざった計算は、次の順に計算しなければなりません。
(1)カッコ内の計算
(2)掛け算・割り算の計算
(3)足し算・引き算の計算
また、カッコ内にさらにカッコを入れる際は、内側から順に次のように使い分けます。
(1)( ) → 小カッコ
(2){ } → 中カッコ
(3)[ ]→ 大カッコ
計算は、小カッコ、中カッコ、大カッコから順に行います。
今回の問題「21÷{10−(5−2)}」では、中カッコ内に小カッコがあるので、内側の小カッコの中を先に計算します。
<小カッコ内の計算>
5−2=3
元の計算式は問題「21÷{10−3}」となりました。
※ここでは中カッコのまま残していますが、小カッコに戻して「21÷(10−3)」としても構いません。
中カッコの中は次のようになります。
<中カッコ内の計算>
10−3=7
カッコ内がすべて計算できれば、最後は割り算の計算となります。
21÷7=3
このように、式に複数のカッコが含まれる場合は、「小カッコから」計算します。
複雑なように見えて、ルールはシンプルです。
まとめ
長い計算式はそれぞれの部分を分解して考えることによって、簡単な計算の組み合わせになっていることがあります。
ぜひ他の記事の問題にも挑戦してみましょう!
※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法を持つものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。
文(編集):SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」