石油精製の過程で生成する重質油を分解した残渣である石油コークスは、重油やガスより安価な燃料だ。水島製油所B工場では2015年4月、石油コークスを燃料とした発電設備を設置するプロジェクトを始動した。プロジェクト名は「8BO(ハチボイラ)(※)プロジェクト」。完成までに3年を要する他に類を見ないプロジェクトにはさまざまな困難が待ち受けていた。たとえば環境負荷低減のハードル、あるいは要求性能の高さ、次々に発生する想定外の事態。個人では達成困難なそれらの課題を克服したのは、社内外のメンバーで構成された「チーム8BO」の協力と創意工夫、決してあきらめないチャレンジ精神だった。
※8BO(ハチボイラ)
水島製油所B工場で設置された8番目のボイラ。
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