紫雲丸事故から69年 西条市の小学校で集会

香川県と岡山県を結んでいた旧国鉄の連絡船「紫雲丸」が、別の連絡船と衝突して沈没し168人が亡くなった事故からきょうで69年です。
修学旅行中の児童などが犠牲になった愛媛県西条市の小学校では、命の大切さを考える集会が開かれました。
旧国鉄の連絡船「紫雲丸」は、昭和30年5月11日、高松市の沖合で別の連絡船と衝突して沈没し、あわせて168人が犠牲になりました。この事故で修学旅行中の児童29人と付き添いの保護者1人が亡くなった西条市の庄内小学校では、毎年、事故が起きた日に合わせて命の大切さを考える集会が開かれています。11日は、児童や遺族などあわせておよそ150人が出席し、犠牲者の名前が刻まれた「みたまの塔」と呼ばれる慰霊碑に千羽鶴を供えて黙とうをささげました。このあと2人の児童が命の大切さについて書いた作文を読み上げ、このなかで「戦争で今も命が奪われている。世界中が平和に暮らせるよう自分ができることを考えていきたい」と述べました。作文を読んだ6年生の稲井悠真さんは「命の大切さを多くの人に知ってもらいたいです」と話していました。事故で兄とめいを亡くした菅艶子さん(88歳)は「事故直後は地獄のような日々でした。集会で子どもたちが懸命に学んでいる姿を見て、本当に感謝でいっぱいです」と話していました。

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