中2の息子に「今年もそろそろサンタの手紙書かなきゃね」といったのが一週間前。
一向に書こうとしない息子に、早くしないと当日に間に合わない焦りからか書くことを急かしてしまったのが4日前。
「サンタ来なくていいんだね!」と声を荒げると、息子から「いや、おれもうそういうのいいから」と一言、こちらに振り向きもせずに言われた。
これが世に聞く卒サンタの瞬間か。
これまで息子とは色々な卒業の瞬間を分かち合ってきたが、毎回新鮮な気持ちで感動が湧き上がる。
息子が生まれて以来、初めてプレゼントが用意されていないイブの夜。
改めて息子にサンタが来なくてよいか尋ねると、やはり振り向きもせずに「いいよもう。」とだけいった。
「わかった。そういうなら止めない。」
「でも、事実、サンタという存在によって、クリスマスの朝には世界中の子供達にプレゼントが届けられている。」
「それはもうサンタはいるといってもいい疑いようのないような事実ではないか。」
「だから、きみがまだ我が家の子どもでいるうちは、サンタからのプレゼントを受け取ってほしい。」
いつか来る日のために用意していたセリフではあったが、我ながら話をしながらうるっと来てしまった。
すると息子はこちらに振り返り、「いや、だからそういう子供扱いが、もういいって言ってるんだよ。」とだけ言って、直後にはすでにスマホの世界へと旅立っていた。
記憶力いいね
AIでしょ