秘録 今明かす「あの時」

クエンティン・タランティーノ、身ぶり手ぶりでマシンガントーク全開! F・マーリー・エイブラハムは新幹線移動中ウイスキーで…

★海外スター来日とんでも舞台裏(4)

映画監督でCMにまで出るほどのキャラクター性をみせたクエンティン・タランティーノ(55)。「パルプ・フィクション」(1994年)での来日は、「シャベリタランティーノ」というキャッチコピーは伊達じゃないほどの早口とユーモアぶりをみせ、衝撃を与えた。

本作でダブル主演のブルース・ウィリスとジョン・トラボルタが次回作の準備のため、来日がNGとなったため、監督自らが来日することになったのだ。

「このころは監督だけで映画のPRに来るなんて非常に珍しかったので驚きでした」と担当した宣伝マン氏は振り返る。そして来日した本人に会って、もっと驚くことになる。

「エネルギッシュなキャラクターには誰もがひきつけられました。雑誌やテレビ、新聞などのインタビューに精力的に応じて、身ぶり手ぶり、表情つきのマシンガントークが全開。制限時間でインタビューを終わらせるのに必死の連続でした」

でも一番疲れたのは、あの人だったという。

「通訳には戸田奈津子さんについてもらったんですが、インタビューでは、しゃべり出したら止まらず、延々と話し続ける監督の傍らで訳し続け、終わるときには疲れ切っていましたね」

ユーモアあふれる監督とあって、今はなき東京・渋谷パンテオンで開催された来日記念イベントは、史上初の「審判試写会」。見終わったところで、観客に「面白いか」「面白くないか」と、「○」か「×」で審判してもらう低予算で話題性のあるものだった。

zakスペシャル