県知事選で鈴木知事支援 自民 浜松市議に離党勧告

5月に行われた静岡県知事選挙を巡り、自民党が推薦した候補ではなく鈴木知事を支援したとして自民党県連は浜松市議会議員を離党勧告処分にしました。

川勝前知事の急な辞職に伴い5月に行われた県知事選挙では、元浜松市長の鈴木知事と、元副知事の大村慎一氏の2人が自民党に推薦願を出し、党本部が大村氏の推薦を決定しました。
しかし、選挙戦では、鈴木知事の地元の浜松市で自民党所属の浜松市議会議員3人が鈴木知事の支援に回ったことが問題視されていました。
これを受けて、自民党県連は8日県庁で会見を開き、3人のうち、告示日に鈴木知事の応援演説などをした柳川樹一郎市議を2番目に重い「離党勧告」処分に、ほかの2人は、4番目に重い「戒告」処分にしたことを発表しました。
離党勧告を受けた柳川議員はすでに7月2月に県連に離党届を出して、受理されたということです。
自民党県連の相坂摂治幹事長は、「地域の事情を反映しての行為だったと思うが、政党の中での活動をお互いに約束をしながら進めていくのが組織だ。大変残念だし、県連としては、今後の選挙で再発しない取り組み方は課題として残っている」と述べました。

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