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月明かり










30
 ソファーで固まる私の背中に京子の右手が蛇のように回る。
 左手の白魚のような指が、ナメクジのように股間へ向かう。
 「うふ ココはどうなってるのぉ・・・・」


 私のソコに緊張が走り、首がギリギリとゆっくり京子に向く。
 目の前に紅く濡れた唇が待っている。
 「あら 太くて立派なのね・・・」
 小さい声・・・悪魔のような囁き・・。


 「ねえ・・アタシのも触ってみる?・・」
 スカートの中で足をMの字に開き始める京子。


 京子の左手が更に “男”のツボを刺激する。
 「アタシのアソコねぇ・・凄く良いらしいのよ・・・名器なんだってぇ・・」


 私の身体が蛇に、縄に、縛られたように身動きが出来ないほど固まっていた。
 強張った私を見つめながら京子が、正面に向き直りテーブルの上に尻をつける。
 覚醒された艶(いろ)づく瞳が訴えかけている。
 京子の指がスカートのジッパーをもったいぶりながら降ろしていく。
 

 「ねえぇ・・よく見ててちょうだい・・・・」
 「・・・・・・・」


 「そう・・・嫌らしい目で見てぇ・・・」
 京子が腰を浮かし、フワッとスカートが剥ぎ取られる。
 私の目にショッキングな下着が映った。
 黒いストッキング、それを繋ぐ浅黒いガーターベルト、そして股間を包むショッキングパープルの布切れ・・・。


 私の背中が粟立った。


 京子がフフっと笑う。
 両腕を後ろで支え、Mの字に開かれる両足。
 私の目の前 わずかその先から妖しい香りが湧き上がる。


 「アタシのココ・・凄くいいのよ・・」
 「・・・・・・・」


 「ふふ・・・中の色はまだピンクなの・・・それに締まりも良いんだから・・」
 紫の布切れの中心で、白魚のような指が踊り出す。


 「ああ・・恥ずかしいわ・・・。・・ねえぇ 来て・・」
 「・・・・・・・・」


 「早く来てぇ・・・恥じをかかせないで・・・。オネガイ・・」
 京子のソコが突き上がるようにもう一つ大きく開かれる。


 私の身体が、顔が、導かれるように引き付けられていく。
 妖しい熟女のフェロモンが顔の周りに降り掛けられた。


 「 い いや・・・いつまでこんな格好させてるのぉ・・・は 早く 来てぇ・・」
 ゴクリ・・・確かな音が私の耳の奥で弾ける。


 「ああ アタシ・・欲しいのぉ・・は 早くぅ・・・」
 「・・・・・・・・」


 「は 恥ずかしいのよ・・・早く・・早くしてくれないと・・・オネガイ・・」
 京子の股が更に大きく拡がった。
 

 「アタシのココ そこらへんの若い女なんかよりずっと良いのよ」
 「・・・・・・・・」


 「ねえ・・山本さん 嘘だと思うなら試してみて・・入れて・・あ~ん 我慢できないわ・・」
 京子の背筋が反り返り、大きな腰が一段と突き上げられる。
 私の下半身が、ズボンの中で誇張してきていた。


 「ああ ・・・アタシを見て大きくなってるのね、奥さんの不貞を疑っている時なのに・・・」
 「・・・・・・・・」


 「早く頂戴・・・さあ・・、貴方の奥さんも年下の男と “やってる”のよ・・・さあ 早くぅ・・・」
 「あ あ け・・恵・・」


 「ああん そうよアタシ恵よ・・・。恵の嫌らしいアソコに入れて・・。・・オネガイ・・」
 もう一度背中から首筋がゾゾっと粟立った。
 口の中がカラカラに乾いていた。
 ゴクリと何とか唾を飲み込んだ。


 ハッ ハッ ハッ・・・小さな息を何とか吐き出した。
 その時だった。










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