18 こんな気分で我が家に帰ったのは、初めてだった。 恵とどう対峙すればよいのか。 マンションのドアを開けた私を、いつものように迎える恵。 パタパタとスリッパの音が近づき、笑顔の中に子供っぽい瞳が私を見つめる。 「あなた お帰りなさい。。。お疲れ様でした」 「ただ・・いま・・」 「・・あなた まだ具合・・・よくないのですか?」 小さな “ただいま” の声に恵が顔色を覗き込む。 「ん んん ちょっとね」 そう言ってスルっと恵の横を通り抜ける。 テーブルの上では鍋から湯気が上がっている。 私は部屋に着替えに行く。 いつもと変わらない妻がいる。 可愛くて・・・愛らしくて・・・優しい・・・妻。 そして 守ってあげたくなるような・・・・・。 「さあ もうすぐ炊けますよ」 リビングに戻った私に、ビールの栓を抜く音が聞えた。 椅子に座り卓上コンロの青い火を見つめる。 「私も少し頂いちゃおうかしら」 私のグラスに注いだビールの先を、自分のグラスに向ける妻。 僕が注ぐよ・・・・いつもなら明るくそう言う私がいるのだが。 静かな夕食(ゆうげ)だった。 箸を運ぶ恵の口元をチラチラ覗く私。 瞬きをする様子を、何処と無く観察している私。 胸元のネックレスを見つめていた私。 「まだ本調子じゃないみたいですね、食欲もあまり無いみたいですし・・・」 「え・・・ああ・・」 目の前に食後のお茶が置かれた。 洗い物を始めた後姿を見つめる。 薄い水色のエプロン。 黒いセーターを着た背中が、腰の辺りでキュッと締まっている。 お似合いの部屋用のスカートの尻が形良く盛り上がっている。 私はゆっくり立ち上がった。 水道から流れ出る水の音、食器が重なり合う音、近づく私にそれらの音が大きくなる。 私の両手がスーッと目の前の身体に伸びていく。 「キャッ!」 指の先に反動が伝わった。 一瞬驚いた目が、私を見て直ぐに可愛らしい元のものになる。 私の大きな手が肩から首筋へ・・・背中から腰へと動く。 そして胸の膨らみへ。 「あなた」 恵がキュッと水道の蛇口を閉めた。 鼻先が光沢のある髪の毛を掻き分けうなじに向う。 スッと閉じられる瞳。 胸の膨らみを持ち上げると、 あっ! と唇が開く。 私の右手が横腹を摩りながら、下へと降りていく。 曲線を感じながら、その下の丸い大きな双璧を撫で上げる。 私の股間を尻の割れ目に押し当てた。 右手がスカートの裾を掴んでいた。 スカートの裾が腿まで上がると、恵が困ったように目を向ける。 こんな所で!? ・・・ 左目の下の小さな黒子(ホクロ)が、そんな事を訴えかけてくる。 私の手が、バサッと一気にそれを捲(めく)り上げた。 「ヤンっ!」 今度は確かな声が上がる。 私の両目に、腰の続きの大きな臀部を包む、ベージュ色の下着が映る。 その中に右手が進入していき、肉の塊を捻(ひね)り上げる。 掌(てのひら)では覆いきれないその膨らみを捏(こ)ねり回す。 左の掌もそれに負けじと、胸の膨らみを繰り返し押し上げる。 水色のスカートのホックを外すと、それを床に投げつけた。 続けてベージュ色の下着を下げ、黒いセーターを捲り上げる。 そして、お揃いの色のブラジャーを乱暴に引き取った。 目の前の細い腰を掴み、手前に引き寄せる。 シンクの端に手を付き、姿を現した大きな生尻が中腰の体勢でこちらを向く。 右の足首にベージュ色の布切れが絡まっている。 それを見ながら私は、自分のパンツに手を掛けた。 私のパンツが床に放り出された音に、恵がフッと顔を上げる。 困ったような・・・いや 覚悟したような瞳が目に映る。 尻たぶを力強く握り締めてから、乱暴に左右に開く。 再び恵が後を振り向く。 こんなの ・・・・ その目がそう訴えかけている。 その目を黙らせるように、更に手に力を加えた・・・アヌスとその下の穴を引き千切らんばかりに。 |