映画館三軒茶屋中央劇場がついに解体工事が入った。
またひとつ昭和が消えていく---

2013年2月14日に閉館した三軒茶屋中央劇場の解体工事が2015年6月8日(月)より開始された。閉館後、建物だけは長らく残っていたたため復活や再利用の噂もささやかれたが、残念ながら三軒茶屋の名所もついにその姿を消す。


コンクリートの床に、狭くて軋む赤い座席。幕間に薄く流れるジャズ。冬は灯油の匂いで満ちるあの雰囲気が印象的だった。工事は2015年9月19日(土)まで行われる予定だ。

画像: 映画館三軒茶屋中央劇場がついに解体工事が入った。 またひとつ昭和が消えていく---

華やかに咲き誇る大輪の牡丹や、繊細で気品ある白梅、可憐で優雅な紅梅が描かれた金屏風は、豪華絢爛、日本の伝統的な美の象徴です。
京都・嵯峨野の大覚寺には安土桃山~江戸時代に制作された約240面におよぶ襖絵や障子絵などの障壁画が悠久の時を超え、受け継がれています。

このたび、京都・大覚寺が令和8年(2026)、開創1150年を迎えるのに先立ち、優れた寺宝の数々を一挙公開する特別展「旧嵯峨御所 大覚寺 -百花繚乱 御所ゆかりの絵画-」が東京国立博物館にて2025年1月21日より3月16日まで開催されます。

約1200年前、平安時代初期、嵯峨天皇(786-842)が、京都西北に離宮・嵯峨院を造営し、空海(774-835)の勧めで持仏堂に五大明王像(現存せず)を安置し、大覚寺のはじまりとなりました。その後、貞観18年(876)に皇女・正子内親王(まさこないしんのう)の願いにより寺に改められ、大覚寺が開創されました。

寺内の中央に位置する宸殿(しんでん)は、元和6年(1620)に後水尾天皇(ごみずのおてんのう)へ入内(じゅだい)した和子(東福門院)(まさこ(とうふくもんいん))の女御御所を後に移築したものと伝えられ、内部を飾る襖絵や障子絵などの障壁画は、安土桃山~江戸時代を代表する画家・狩野山楽(かのうさんらく)(1559-1635)の代表作として重要文化財に指定されています。
本展ではこれらのうち120面を超える障壁画のほか、信仰の歴史を物語る歴代天皇による書や、平安時代後期の仏像を代表する明円(みょうえん)作「五大明王像」など、密教美術の名品も公開されています。
豪華絢爛、圧巻の障壁画を是非、ご堪能ください。それではシネフィルでもいくつかの作品を観ていきましょう。

華やかな障壁画100面、一挙公開

大覚寺に伝わる約240面におよぶ障壁画のうち123面が公開されます。(前期100面、後期102面が予定されています。)

画像: 重要文化財 牡丹図(部分)狩野山楽筆 江戸時代・17世紀 京都・大覚寺蔵 通期展示

重要文化財 牡丹図(部分)狩野山楽筆 江戸時代・17世紀 京都・大覚寺蔵 通期展示

宸殿(しんでん)「牡丹の間」の東・北・西面を飾る襖絵。安土桃山時代から江戸時代にかけて活躍した画家・狩野山楽(1559-1635)の代表作です。
大ぶりな牡丹を、連続する横長の画面に配置するという独特の構図で、花株の位置を細かく計算して配置することで、リズミカルな展開と画面の奥行きを見事に表現しています。

画像: 宸殿「牡丹の間」

宸殿「牡丹の間」

画像: 重要文化財 紅白梅図 狩野山楽筆 江戸時代・17世紀 京都・大覚寺蔵 通期展示

重要文化財 紅白梅図 狩野山楽筆 江戸時代・17世紀 京都・大覚寺蔵 通期展示

宸殿「紅梅の間」の南面を飾る襖絵で、山楽の最高傑作のひとつ。
満開に咲き誇る」紅白梅の大樹と、水辺に佇むオシドリなどの鳥たちが描かれた生命力あふれる優美な作品です。現在8面が残っていますが、もとは左右にさらに連続する画面があったと考えられています。大樹を画面全体に展開する表現を師・狩野永徳から引き継ぎつつ、山楽はさらにそれを洗練させました。

画像: 重要文化財 松鷹図(部分)狩野山楽筆 安土桃山~江戸時代・16~17世紀 京都・大覚寺蔵 展示期間:1月21日(火)~2月16日(日)

重要文化財 松鷹図(部分)狩野山楽筆 安土桃山~江戸時代・16~17世紀 京都・大覚寺蔵
展示期間:1月21日(火)~2月16日(日)

正寝殿「鷹の間」を飾る襖絵。力強くダイナミックにうねる巨大な松の描き方は、山楽の師・狩野永徳の影響を強く受けたものと考えられています。

画像: 重要文化財 宸殿

重要文化財 宸殿

通常非公開の重要文化財「正寝殿(客殿)(しょうしんでん(きゃくでん))」のうち、歴代門跡の執務室であった「御冠(おかんむり)の間」が展示室内に再現されます。
ここは後宇多法皇が院政を敷き、元中9年(明徳3年、1392)には南北朝講和の舞台になったとも伝えられています。圧巻のパノラマ展示をご体感ください。

歴代天皇による優美な書の数々

(鎌倉時代後期、天皇家が2つに分かれた際の大覚寺統(だいかくじとう)(後の南朝)の本拠となった大覚寺。その中興(ちゅうこう)の祖である後宇多法皇(ごうだほうおう)(1267-1324)をはじめ、ゆかりの深い歴代天皇の書(宸翰(しんかん))が紹介されています。

画像: 国宝 後宇多天皇宸翰 弘法大師伝(部分) 後宇多天皇筆 鎌倉時代・正和4年(1315) 京都・大覚寺蔵 展示期間:1月21日(火)~2月16日(日)

国宝 後宇多天皇宸翰 弘法大師伝(部分) 後宇多天皇筆 鎌倉時代・正和4年(1315) 京都・大覚寺蔵 展示期間:1月21日(火)~2月16日(日)

後宇多法皇自らが高価な絹に記した弘法大師空海の伝記です。

画像: 重要文化財 後宇多天皇像 鎌倉時代・14世紀 京都・大覚寺蔵 展示期間:1月21日(火)~2月16日(日)

重要文化財 後宇多天皇像 鎌倉時代・14世紀 京都・大覚寺蔵 
展示期間:1月21日(火)~2月16日(日)

天皇家ゆかりの「五大明王像」初めて5体そろって東京に登場

画像: 重要文化財 五大明王像 明円作 平安時代・安元3年(1177) 京都・大覚寺蔵 通期展示

重要文化財 五大明王像 明円作 平安時代・安元3年(1177) 京都・大覚寺蔵 通期展示

平安時代後期の仏像の最高傑作のひとつである、明円作「五大明王像」(本尊)が、初めて5体そろって東京で公開されます。
力強い姿の中に、整った顔立ちや柔らかな体つきなどには気品があふれ、洗練された美しさを示しています。

清和源氏に代々継承された「兄弟刀」

画像: 重要文化財 太刀 銘 □忠(名物 薄緑〈膝丸〉) 鎌倉時代・13世紀 京都・大覚寺蔵 通期展示

重要文化財 太刀 銘 □忠(名物 薄緑〈膝丸〉) 鎌倉時代・13世紀 京都・大覚寺蔵 通期展示

大覚寺に伝わる「薄緑」および「膝丸」の伝承をもつ太刀と京都・北野天満宮に伝わる「鬼切丸」および「髭切」の伝承をもつ太刀が揃って展示されます。

時を超え、百花繚乱、絢爛豪華なる大覚寺の寺宝に眼福のひとときをお過ごしください。

展覧会概要

会場:東京国立博物館 平成館
会期:2025年1月21日(火)~3月16日(日)
※会期中、一部作品の展示替あり
前期展示:1月21日(火)~2月16日(日)
後期展示:2月18日(火)~3月16日(日)
休館日:月曜日(ただし2月10日、24日は開館)、2月25日(火)
開館時間:午前9時30分~午後5時
※入館は閉館の30分前まで
問い合わせ:050-5541-8600(ハローダイヤル)
詳細は下記をクリックして展覧会公式サイトをご覧ください。
展覧会公式サイト:

シネフィルチケットプレゼント

下記の必要事項、をご記入の上、特別展「旧嵯峨御所 大覚寺 -百花繚乱 御所ゆかりの絵画-」@東京国立博物館 シネフィルチケットプレゼント係宛てに、メールでご応募ください。
抽選の上5組10名様に、無料観覧券をお送り致します。この観覧券は、非売品です。
転売業者などに転売されませんようによろしくお願い致します。
☆応募先メールアドレス miramiru.next@gmail.com
★応募締め切りは2025年1月20日 月曜日 24:00
記載内容
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1、氏名 
2、年齢
3、当選プレゼント送り先住所(応募者の郵便番号、電話番号、建物名、部屋番号も明記)
4、ご連絡先メールアドレス
5、記事を読んでみたい映画監督、俳優名、アーティスト名
6、読んでみたい執筆者
7、連載で、面白いと思われるもの、通読されているものの、筆者名か連載タイトルを、
ご記入下さい(複数回答可)
8、よくご利用になるWEBマガジン、WEBサイト、アプリを教えて下さい。
9、シネフィルのこの記事または別の記事でもSNSでのシェアまたはリツイ―トをお願い致します。
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東京駅直結の東京ステーションギャラリーにおいて、イギリスの生活文化に大きな変化をもたらし、デザインブームの火付け役にもなったコンランの人物像に迫る日本で初めての展覧会、「テレンス・コンラン モダン・ブリテンをデザインする」が2025年1月5日まで開催中です。

戦後まもなくテキスタイルや食器のパターン・デザイナーとして活動を始めたコンランは、1960年代、ホームスタイリングを提案する画期的なショップ「ハビタ」をチェーン化して成功を収め、起業家としての手腕を発揮しました。さらに1970年代から展開した「ザ・コンランショップ」におけるセレクトショップの概念は、日本を含む世界のデザイン市場を激変させました。

展覧会は8章構成で、最初の1章「デザイナー、コンランのはじまり」ではテキスタイルを学び、デザインや家具製造に力を入れていった若きコンラン氏の活動が紹介されています。

画像: 1章「デザイナー、コンランのはじまり」展示風景 photo©︎moichisaito

1章「デザイナー、コンランのはじまり」展示風景
photo©︎moichisaito

2章「起業の志──ハビタとザ・コンランショップ」では1964年に立ち上げたライフスタイルの提案をテーマに小売店「ハビタ(habitat)」と、ハビタが国際的に成功した1973年にオープンした「ザ・コンランショップ」の様子が展示されています。

画像: 2章「起業の志──ハビタとザ・コンランショップ」展示風景:この写真にあるのは、60年代のハビタの店内をイメージした展示空間 photo©︎moichisaito

2章「起業の志──ハビタとザ・コンランショップ」展示風景:この写真にあるのは、60年代のハビタの店内をイメージした展示空間
photo©︎moichisaito

画像: 2章「起業の志──ハビタとザ・コンランショップ」展示風景 photo©︎moichisaito

2章「起業の志──ハビタとザ・コンランショップ」展示風景
photo©︎moichisaito

コンランは、1970年代後半にバークシャー州キントベリーに建つ18世紀後半の赤レンガの邸宅「バートン・コート」を購入して、自邸としました。ここで晩年までの長い時間を過ごしましたが、ガーデニングを楽しむなどのほか、レストランのレシピ開発から雑誌の撮影や、隣の家具工房ベンチマークのための作業も行われていました。4章「バートン・コート自邸」の展示は、東京駅の赤煉瓦を残したギャラリー空間とも馴染んで、自邸の雰囲気を伝えるものとなっています。

画像: 4章「バートン・コート自邸」展示風景 photo©︎moichisaito

4章「バートン・コート自邸」展示風景
photo©︎moichisaito

画像: 4章「バートン・コート自邸」展示風景:バートンコートのオフィスの再現 photo©︎moichisaito

4章「バートン・コート自邸」展示風景:バートンコートのオフィスの再現
photo©︎moichisaito

章ごとに、それに関係する周縁人物のインタビュー映像が流されており、6章「再生プロダクトと建築/インテリア」ではミシュランハウスの写真や模型に並んで、現代の英国を代表する建築家の一人、トーマス・ヘザウィックの映像がありました。

画像: 6章「再生プロジェクトと建築/インテリア」展示風景 photo©︎moichisaito

6章「再生プロジェクトと建築/インテリア」展示風景
photo©︎moichisaito

1989年にコンランはロンドンのバトラーズ・ワーフ再開発エリアに、世界初の産業デザインに特化した「デザイン・ミュージアム」を設立しました。27年間の活動を経て、「コンラン財団」の寄付によりミュージアムはケンジントンに移転し、3倍の広さとより充実した内容で再オープンしました。私財を投じて実現させた「デザイン・ミュージアム」プロジェクトの背景には、「デザインは世界をより良くするための前向きな活動である」というコンランの信念がありました。それは実際に私たちの生活を豊かにするためにデザインが不可欠であることを、よく示しています。

充実した展示を堪能した後には、会場の東京ステーションギャラリーから程近い新丸の内ビルにあるザ・コンランショップ 丸の内店に足を運んでみるのもよいでしょう。

画像: 8章「未来にむけて」展示風景: photo©︎moichisaito

8章「未来にむけて」展示風景:
photo©︎moichisaito

概要

展覧会名:テレンス・コンラン モダン・ブリテンをデザインする

会期:開催中〜2025年1月5日
会場:東京ステーションギャラリー
住所:東京都千代田区丸の内1-9-1  
開館時間:10:00~18:00(金~20:00)※入館は閉館30分前まで 
休館日:月(ただし12月23日は開館)、12月29日~1月1日 
料金:一般 1500円 / 高校・大学生 1300円 / 中学生以下無料

*2025年4月19日〜6月8日、福岡市美術館へ巡回

 吉祥の象徴でもある松が一面に降り積もった真っ白な雪に覆われ、清々しい朝の光を受けて輝く冬の情景を描いた国宝「雪松図屏風」。円山派の祖であり、江戸時代中期に活躍した円山応挙(まるやま・おうきょ、1733~1795)の作で、応挙の作品で唯一の国宝となっているものです。常に写生帖を忍ばせるほど写生を重視した応挙の優れた技術と余白などの空間意識を見事に表現した珠玉の作品です。
 十一家ある三井家のうち、応挙と特に深く交わった惣領家・北三井家の注文品とされ、幕末維新・震災・大戦の戦禍と幾多の困難を潜り抜けて、今日まで同家において守り継がれてきました。

 このたび開催される「唐ごのみ ―国宝 雪松図と中国の書画―」では、この「雪松図屏風」の公開と並行して、同作品とともに三井家で守り伝えられた、中国絵画や書・拓本の数々が展示されます。                                             
 近世以来、茶の湯に親しんだ北三井家においては、中国の宋~元代の作と伝わる書画が歴代にわたって珍重されました。また、近代の新町三井家においては、九代当主・高堅が中国の古拓本の名品を盛んに収集しました。この展覧会では、そうした「唐(から)」の文物への憧れを「唐(から)ごのみ」と称し、作品とその付属品を通じて、受容と賞玩の歴史を探ります。

古拓本とその収集家

現在三井記念美術館に所蔵されている拓本はほぼ、新町三井家9 代・三井高堅(たかかた)(1867-1945)の旧蔵品からなります。高堅は三井銀行の取締役社長等、関連会社の重役を歴任する傍で、古書画、とりわけ宋拓(そうたく)や唐拓(とうたく)といった古拓本の収集に力を注ぎました。それらは今日、高堅の号を冠して「聴氷閣本(ていひょうかくぼん)」と呼ばれ、世界屈指の拓本コレクションとして知られています。

画像: 石鼓文 中権本(宋拓) 戦国時代・前5~前4世紀 三井記念美術館蔵

石鼓文 中権本(宋拓) 戦国時代・前5~前4世紀 三井記念美術館蔵

 石鼓文(せっこぶん)は、太鼓型の石の側面に刻まれた銘文で、篆書の一書体「大篆」を学ぶうえでの基本とされています。かつて本帖を手に入れた安国(あんこく)は明代を代表する書画コレクターで、とりわけ「石鼓文」の収集に執心した人物。十種の石鼓文を20年近くにわたって収集したことにちなみ、書斎を「十鼓斎(じっこさい)」と名付けるほどでした。中でも最多字本である本帖は、安国のお気に入りの逸品です。子孫へ宛てた跋文(ばつぶん)には、本帖を末永く守り伝えるよう記されています。

北三井家旧蔵の書画

 本章では雪松図屏風を中心に、同作と共に北三井家へ伝わった中国絵画・書が紹介されています。

画像: 国宝 雪松図屏風(左隻) 円山応挙筆  江戸時代・18世紀 三井記念美術館蔵

国宝 雪松図屏風(左隻) 円山応挙筆  江戸時代・18世紀 三井記念美術館蔵

画像: 国宝 雪松図屏風(右隻) 円山応挙筆  江戸時代・18世紀 三井記念美術館蔵

国宝 雪松図屏風(右隻) 円山応挙筆  江戸時代・18世紀 三井記念美術館蔵

 雪の部分を塗り残すことで、紙の白と水墨の黒のみで雪を被った松を描いています。円山応挙の名品です。本作に用いられた継ぎ目のない大判の紙は当時、非常に貴重であり、それがこうした美麗な状態で現在まで伝えられているという事実は、雪松図が三井家にとって特別な作品であったという事が想像されます。

画像: 海鶴蟠桃図 伝呂紀筆 明時代・16~17世紀 三井記念美術館蔵

海鶴蟠桃図 伝呂紀筆 明時代・16~17世紀 三井記念美術館蔵

 表具を含めると縦2メートル以上にも及ぶ大幅な作品。長寿を象徴する鶴や桃といったモチーフを中心に構成され、吉祥性への意識が垣間見えます。

画像: 藤花独猫図 沈南蘋筆 清時代・18世紀 三井記念美術館蔵

藤花独猫図 沈南蘋筆 清時代・18世紀 三井記念美術館蔵

 藤、芍薬とみられる花の下、ぶち猫が他方を見つめています。足元には数輪のタンポポも見られ、5月頃の春の陽気が感じられます。沈南蘋(しんなんぴん)(沈銓)(しんせん)は清時代の画家で、迫真性の高い画風を日本へ伝えました。本幅は19世紀初めまでに、北三井家へ11幅対として伝わりました。

画像1: 《初公開》竹虎図 伝顔輝筆 16世紀 三井記念美術館蔵

《初公開》竹虎図 伝顔輝筆 16世紀 三井記念美術館蔵

画像2: 《初公開》竹虎図 伝顔輝筆 16世紀 三井記念美術館蔵

《初公開》竹虎図 伝顔輝筆 16世紀 三井記念美術館蔵

 鋭いトラの眼光、毛皮の描写に特徴があります。水墨で描かれた竹によって、強風が吹きすさぶ様子がよく表現されています。
 元時代の画家・顔輝(がんき)の作と伝わっていますが、画絹や作風の特徴から朝鮮絵画の可能性も考えられるようです。「竹虎図」は東アジア全体でメジャーな画題であり、日本でも狩野探幽や尾形光琳、伊藤若冲などの有名画家によっても描かれています。

名物絵画の世界

 古代から中世において、天皇家や将軍家で所有された器物のうち、特に優れたものは「名物(めいぶつ)」として他の器物と区別されていました。この「名物」という言葉は、時代が下ると、それに匹敵する鑑賞性・市場価値を備えた茶道具や刀剣にも用いられ始め、「千家名物」など所有者の名を冠して呼ばれるようにもなります。
 本章では館蔵品の中から、松平不昧(まつだいらふまい)の旧贓品である「雲州名物(うんしゅうめいぶつ)」と、徳川幕府の旧蔵品である「柳営御物(りゅうえいごもつ)」が付属資料とともに展示されています。

画像: 六祖破経図 梁楷筆 南宋時代・13世紀 三井記念美術館蔵

六祖破経図 梁楷筆 南宋時代・13世紀 三井記念美術館蔵

 南宋の水墨画家・梁楷(りょうかい)の作とされ、禅宗第六祖の慧能(えのう)が描かれています。悟りへの道は言葉で表せない、という禅の立場を、経典を破る姿で描いたものです。
 足利義満の鑑蔵印「道有」が右下に捺され、のち足利義政、豊臣秀吉、東本願寺と伝わり、江戸後期には出雲国松江藩の10代藩主で、大名茶人として知られる松平不昧が所蔵しています。当初は、「六祖截竹図」(重要文化財、東京国立博物館蔵)と対幅をなし、梁楷の水墨画の優品として共に尊ばれてきました。

画像: 《初公開》牡丹図 伝黄筌筆 明時代・16~17世紀 三井記念美術館蔵

《初公開》牡丹図 伝黄筌筆 明時代・16~17世紀 三井記念美術館蔵

 大輪の牡丹がボリューム豊かに描かれています。伝称筆者の黄筌は、五代十国時代の画家ですが、本幅を入手した三井高堅は宋時代の絵と捉えていたようで、箱書には「宋人」とあります。東山御物のような名物絵画をイメージして、牡丹文づくしの豪華な表具で仕立てられています。

 今回出品される一部の作品には、江戸時代に記された鑑定書など、付属する資料が併せて展示されています。作品の美しさと同時に、その作品がどのように受容されたかという「鑑賞の歴史」をも含め、この時期恒例の「雪松図屏風」とともに守り伝えられた背景にも思いを馳せ、連綿と受け継がれる美の系譜をご鑑賞ください。

展覧会概要

会期 2024年11月23日(土・祝)~2025年1月19日(日)
会場 三井記念美術館
詳細は、展覧会公式サイトをご覧ください。
こちらをクリックしていただきますと、展覧会公式サイトがご覧いただけます。

TEL 050–5541–8600(ハローダイヤル)

シネフィルチケットプレゼント

下記の必要事項、をご記入の上、「唐ごのみ —国宝 雪松図と中国の書画—」
@三井記念美術館 シネフィルチケットプレゼント係宛てに、メールでご応募ください。
抽選の上5組10名様に、無料観覧券をお送り致します。この観覧券は、非売品です。
転売業者などに転売されませんようによろしくお願い致します。
☆応募先メールアドレス miramiru.next@gmail.com
★応募締め切りは2024年12月23日 月曜日 24:00
記載内容
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暗闇から顔を出す巨大な骸骨。衝撃的な「髑髏(どくろ)」の作品、《相馬の古内裏》などの武者絵や、金魚を擬人化させた《きん魚づくし》のシリーズなどで有名な江戸末期の浮世絵師、歌川国芳(1797 – 1861)。
日本美術史上の「奇才の絵師」のひとりに挙げられる国芳は、ユーモアセンスに溢れ、無尽の想像力と圧倒的な画力によって、斬新で大胆奇抜な作品を世に生み出しました。浮世絵という枠や時代を超え、今なお、多くの人々を魅了し、国内外で高い人気を誇ります。

このたび、大阪では13年ぶりとなる大規模な個展「歌川国芳展 ―奇才絵師の魔力」が2024年12月21日から2025年2月24日まで開催されます。

30歳代始めに「水滸伝」の英雄たちを描き、遅咲きの成功を手にした国芳は、美人画と役者絵を頂点とする当時の浮世絵界で、武者絵を新たに人気ジャンルへと押し上げました。
3枚続きの大画面に大胆に描かれた武者絵、ユーモアや機知に富んだ戯画、西洋画法を取り入れた風景画など、様々に趣向を凝らして新風を吹き込み、豊国(三代)、広重と並ぶ人気絵師となりました。その偉業は、近代・現代にも引き継がれています。

本展では武者絵や戯画をはじめとした幅広い画題の浮世絵版画や貴重な肉筆画など、約400点が展示され、歌川国芳の決定版となる魅力満載の展覧会となっています。
是非この機会に奇才絵師・国芳の世界をご堪能ください。

章構成は、1 武者絵・説話/ 2 役者絵/ 3 美人画/ 4 風景/ 5 摺物と動物画/ 6 戯画/7 風俗・情報・資料/ 【特別展示】肉筆となっています。
それではシネフィルでもいくつかの作品とみどころを紹介させて頂きます。

「武者絵の国芳」による歴史上や物語の英雄たち

3枚続きの大画面を活かしたダイナミックな構図、物語の決定的瞬間をつかむ描写力など、武者絵は国芳の手で大きく進化。その魅力は、現代の漫画やアニメにも通じます。出世作の「通俗水滸伝豪傑百八人之一個(壱人)」シリーズから、最晩年の6枚続きの大作《四条縄手の戦い》(前期のみ)まで、本展では、国芳の代名詞である武者絵の数々が一堂に集結しています。

画像: 《相馬の古内裏》弘化2-3年(1845-46)頃 個人蔵

《相馬の古内裏》弘化2-3年(1845-46)頃 個人蔵

国芳は「武者絵の国芳」として名を馳せ、古今東西の歴史・物語に登場する数々の英雄たちを描きました。おそらく国芳の作品の中で最も広く知られている巨大な骸骨の作品「相馬の古内裏」は、山東京伝作の読本『善知安方忠義伝』に取材したもの。原作にはない演出を加え、勇士と妖術使いとの決闘を迫力満点に描き出しています。

画像: 《日本駄右ェ門猫之古事》弘化4年(1847) 個人蔵

《日本駄右ェ門猫之古事》弘化4年(1847) 個人蔵

国芳は無類の猫好きとしても知られ、多くの猫を飼い、猫を擬人化した多くの作品があります。身近な動物を擬人化して世相を風刺したり、庶民の生活を描写したりして、後の漫画にも影響を与えたようです。

《坂田怪童丸》天保7年(1836)頃 個人蔵

《忠臣蔵十一段目夜討之図》 天保2 – 3年(1831 – 32)頃 個人蔵

「忠臣蔵」の場面を新しく学んだ西洋画の技法を取り入れ、西洋の風景画のように写実的に描きました。

江戸を沸かせた戯画による笑いと風刺

機知に富んだ戯画の数々に、幕府の禁令も何のその、笑いを誘い、時に風刺を潜ませた戯画も、国芳の得意なジャンルの一つ。猫、金魚、鳥、さらには道具や玩具をも擬人化させたり、絵に二重の意味を持たせたり、言葉遊びを織り込んだりと、手を替え品を替え、多くの戯画を描きました。天保13年(1842)に、役者や遊女を描くことが禁止された際にも、戯画による笑いと風刺で苦境を乗り切ります。

《きん魚づくし ぼんぼん》天保13年(1842)頃 個人蔵

また国芳は、クールな勇者たちだけでなく、ギャグセンス全開のユーモラスな戯画や風刺画も数多く描きました。さまざまなジャンルの作品を描く中で共通しているのは、人々の意表を突くようなアイデア。当時の情勢不安を吹き飛ばすような、愉快痛快な作風が、国芳作品の魅力と言えるでしょう。

猫を描いた新発見作品

愛猫家ならではのアイデアと観察眼が光る、国芳の猫たち。
国芳は大の猫好きで、絵を描く時にも懐中で仔猫をかわいがったと言い伝えられるほどでした。国芳の猫たちは、戯画、役者絵、美人画などジャンルの枠を超えて登場し、人気役者に扮したり、遊郭の客になったりと、人間顔負けの活躍ぶりです。本展では、新発見作品の《流行猫の変化》(通期)も展示します。

《流行猫の変化》天保12-13年(1841-42)頃 個人蔵

《鏡面シリーズ猫と遊ぶ娘》弘化2年(1845)頃 個人蔵

国芳は愛猫家としても知られていました。のちに河鍋暁斎が幼い頃(短い期間でしたが、国芳の門下でした)の記憶をもとに描いた国芳画塾のスケッチには、複数の猫に囲まれ、懐に猫を抱きながら絵筆を走らせる国芳の姿が描かれています。愛猫の供養を怠った弟子を破門したエピソードなど、国芳の猫好きは相当なもの。作品の中にもあちこちに猫が登場します。

3枚続きの迫力ある武者絵、ユーモアと機知に富んだ戯画や諷刺画、西洋画法を取り入れた風景画など、多彩なセンスを発揮し、新たな浮世絵の世界を生み出した奇才絵師・歌川国芳の魔力を感じてください。

展覧会概要

展覧会名:歌川国芳展 ―奇才絵師の魔力
美術館公式ホームページ:※下記をクリックしていただけますと美術館ホームページがご覧いただけます。

展覧会サイト:※下記をクリックしていただけますと美術館ホームページがご覧いただけます。

詳細は美術館公式ホームページ、展覧会サイトをご確認ください。
お問い合わせ: 06-4301-7285 大阪市総合コールセンター(なにわコール)
※受付時間8:00~21:00(年中無休)

シネフィルチケットプレゼント

下記の必要事項、をご記入の上、「歌川国芳展 ―奇才絵師の魔力」@大阪中之島美術館 シネフィルチケットプレゼント係宛てに、メールでご応募ください。
抽選の上2組4名様に、無料観覧券をお送り致します。この観覧券は、非売品です。
転売業者などに転売されませんようによろしくお願い致します。
☆応募先メールアドレス miramiru.next@gmail.com
★応募締め切りは2024年12月30日 月曜日 24:00
記載内容
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NHK大河ドラマ「光る君へ」が人気を博し、紫式部の描く平安貴族の日常を舞台とした優雅で煌びやかな『源氏物語』の世界が今も私たちを魅了しています。
王朝文化が花開いた平安時代には、漢詩や和歌、物語や日記などの文学作品が誕生し、『源氏物語』をはじめとする平安文学は日本美術のなかでも重要なテーマとしてあり続け、時を超え、数多くの作品に影響を与えています。

世田谷の老舗美術館が移転し、2022年10月、丸の内の新たな美の殿堂となった静嘉堂文庫美術館では、『平安文学、いとをかし―国宝「源氏物語関屋澪標図屏風」と王朝美のあゆみ』が2025年1月13日まで開催されています。 

本展では、《風神雷神》で知られる俵屋宗達(たわらやそうたつ)の国宝《源氏物語関屋澪標図屏風(げんじものがたりせきやみおつくしずびょうぶ)》、国宝《倭漢朗詠抄 太田切(わかんろうえいしょう おおたぎれ)》をはじめ、国宝 3 件、重要文化財5件を含む平安文学を題材とした絵画や書の名品と、静嘉堂文庫が所蔵する古典籍が紹介され、みなさまを平安時代の「いとをかし」な世界へと誘います。

国宝3件・重要文化財5件 平安文学を主題にした名品

画像: 国宝 俵屋宗達《源氏物語関屋澪標図屏風》(澪標隻) 寛永8年(1631)静嘉堂文庫美術館蔵

国宝 俵屋宗達《源氏物語関屋澪標図屏風》(澪標隻) 寛永8年(1631)静嘉堂文庫美術館蔵

画像: 国宝 俵屋宗達《源氏物語関屋澪標図屏風》(関屋隻) 寛永8年(1631)静嘉堂文庫美術館蔵

国宝 俵屋宗達《源氏物語関屋澪標図屏風》(関屋隻) 寛永8年(1631)静嘉堂文庫美術館蔵

『源氏物語』第十四帖「澪標(みおつくし)」と第十六帖「関屋(せきや)」を題材とし、各隻に「関屋」と「澪標」の場面が描かれています。
国宝《風神雷神図》、国宝《蓮池水禽図》とともに、俵屋宗達の国宝に指定される3作品のうちの1つです。(※この2点は本展には出展されていません)

光源氏と女性との逢瀬を描いたものですが、光源氏の姿は描かれず、牛車でその存在が示されているようです。直線と関屋の山や澪標の太鼓橋などの曲線を見事に使い分けた大胆な画面構成、華やかな金地に緑と白を主調とした巧みな色づかい、古絵巻の図様からの引用など、宗達画の魅力あふれる作品です。
宗達は、江戸時代初期の画家で、本阿弥光悦とともに琳派絵画の祖といわれています。
本作は京都の醍醐寺に伝わったもので、1895年頃に三菱2代目で静嘉堂文庫美術館の礎を築いた岩﨑彌之助(1851〜1908)が醍醐寺に寄進した返礼として岩﨑家に贈られたものです。

国宝《倭漢朗詠抄 太田切》部分 平安時代(11 世紀)静嘉堂文庫美術館蔵

本作は、藤原公任(ふじわらのきんとう)撰『和漢朗詠集(わかんろうえいしゅう)』 を書写した作品で、掛川藩主太田家に伝来したことから 「太田切(おおたぎれ)」と称されています。
北宋からもたらされた 唐紙(からかみ)に、金銀泥で鳥や草木といったやまと絵の可憐な下絵を描いた料紙を用いています。書は、優美で雅やかな漢字と自由奔放で個性的な仮名の組み合わせに本作独自の特徴があります。
華やかな料紙に書かれた流麗な文字は、平安貴族たちを魅了しました。

重要文化財《住吉物語絵巻》 部分 鎌倉 時代( 1 4 世紀)静嘉堂文庫美術館蔵

修理後初公開となる重要文化財「住吉物語絵巻(すみよしものがたりえまき)」(鎌倉時代 14世紀)も平安時代の物語を題材とした絵巻物です。
継母に虐げられる姫と、その姫を一途に思う少将の恋が描かれています。その絵画は静嘉堂本と東京国立博物館本の二種類があり、本作は後者に次いで古いもので、詞書は『住吉物語』のまとまった分量の本文として現存最古となっています。

重要文化財《駒競行幸絵巻》 鎌倉時代( 13~14 世紀)静嘉堂文庫美術館蔵

「この世をば 我が世とぞ思ふ 望月の 欠けたることも 無しと思へば」という有名な和歌を詠んだ藤原道長。その藤原氏の栄華を描いた『栄花物語』の一場面、「駒競行幸絵巻(こまくらべぎょうこうえまき)」も同じく修理後初公開となりました。

『源氏物語』にちなんだ美術特集 新発見の土佐光起土筆「紫式部図(むらさきしきぶず)」

土佐光起 《紫式部図》 江戸時代(17 世紀)静嘉堂文庫美術館蔵

土佐光起は、細密描写を得意としたやまと絵の名手です。
文机(ふづくえ)に肘をつき、手に筆をとる紫式部の姿 は、石山寺で琵琶湖に映る月を見て『源氏物語』を書き始めたという伝承にもとづくものです。非常に良い状態で発見され、 本展にて初公開されています 。

住吉具慶《源氏物語図屏風》(右隻) 江戸時代(17 世紀)静嘉堂文庫美術館蔵

住吉具慶 《源氏物語図屏風》(左隻)江戸時代(17 世紀)静嘉堂文庫美術館蔵

住吉具慶(すみよしぐけい)(1631-1705)は、江戸時代前期の絵師で、基本的にはやまと絵の伝統に従いつつ、古典的な画題を描きました。
ですが、単に古典の引用にとどまらず、新たなやまと絵を模索し、情趣豊かな表現になっています。

截金(きりかね)ガラス作家・山本茜(あかね)の『源氏物語』シリーズを特別展示

山本茜《源氏物語シリーズ 第三帖「空蟬」》2019年 個人蔵

截金(きりかね)は、仏像や仏画の装飾—荘厳(しょうごん)に用いられる 伝統技法です。 極薄の金銀箔を数枚重ね合わせて厚みを持たせたものを様々な形に切り、筆先に取って糊で貼りながら文様を描いていきます 。
学生時代から 截金に魅せられた山本は、「截金を装飾ではなく、表現の主体にするために空間に浮遊させたい」と考え、更にガラスの技法の研究を重ねた後に、透明なガラスの中に截金を封じ込めた「截金ガラス」という技法を独自に編み出しました。
その作品は大英博物館に収蔵されるなど、国内外で高い評価を受けています。
山本は ライフワークとして『源氏物語』五十四帖を截金ガラスの作品にすることに取り組 み、現在二十二帖分の作品が完成しています 。本展では、 源氏物語シリーズから、「空蟬(うつせみ)」と「橋姫(はしひめ)」の2点が特別展示されています。

遥か平安時代の文学は今なお、時空を超え、美術のイメージの源泉となり続けているのです。平安文学の興味深い世界、優雅で雅やかな『源氏物語』の世界へ思いを馳せ、古典のロマンに心癒されるひとときをお過ごしください。

展覧会概要

◼会期 202 4年11月16日(土)〜 2025 年 1月13日(月・祝)
※会期中一部展示替えあり
◼会場 静嘉堂@丸の内(明治生命館1階)
〒100 -0005 東京都千代田区丸の内 2 1 1 明治生命館1階
◼休館日 毎週月曜日 、年末年始(2024年12月 28日~ 2025年1月1日)※12月2日は開館
◼トークフリーデー:1 2月2日(月)
◼開館時間 午前10 時~午後5時
毎週土曜日は午後6時まで、第3水曜日は午後8時まで
※入館は閉館の30分前まで
◼入館料 一般 1,500 円 大高生 1,000 円 中学生以下無料
◼ 問い合わせ T EL 0 50 5541 8600 (ハローダイヤル)
◼ ホームページ   https://www.seikado.or.jp

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