「バケモノ」は心の叫び 発達障害の子を育てる母親が投稿した理由

発達障害のある子を持つ女性が投稿した内容=Xより(画像の一部を加工しています)

 「息子にブチギレもう一緒に死にたい どうすんだよこのバケモノ」

 発達障害の子を育てる親の悲痛なメッセージがX(ツイッター)に書き込まれた。すると、数日のうちに5万件以上の「いいね」がつき、約600件にのぼるリプライが寄せられた。12月上旬のことだ。

  <主なポイント>
 ・「吐き出す場所がないと…」
 ・1歳の時に気づいた「違和感」
 ・「努力は無駄」と思ってしまう
 ・「負のスパイラル」抜け出すには

 なぜここまで、我が子に毒づかなければならなかったのか。救いはあるのか――。

 投稿主に取材し、発達障害の子を育てた経験者たちとともに答えを探した。【山崎明子】

「吐き出す場所がないと…」

 書き込んだのは、発達障害のある3歳の息子を持つ母親だ。療育や支援を受けているにもかかわらず事態が改善せず、生きる希望を失っているという内容だった。

 「普通に馴染(なじ)めるわけねえだろ」「一生人様に迷惑かけて生きていく息子とこの先一生謝罪しながら生きていく私」などと自暴自棄の言葉が並ぶ。

 投稿に対して「愚痴の範囲に収まっていない」「母親失格」などの批判もあった。その一方で、「すごい分かる」「責任感がある故の苦しみ。本当に頭が下がります」などと共感したり励ましたりする声が寄せられた。

 複数のサイトにも転載されて「育児ノイローゼやろ」「5歳ぐらいまではどいつもモンスター」などと意見が盛んに書き込まれた。

 それにしても「バケモノ」という言葉は過激だ。そんな言葉を使った真意は何だったのか。

 母親に連絡を取ると、32歳…

発達障害のある子を持つ女性が投稿した内容=Xより(画像の一部を加工しています)

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