桜井瑞帆(みずほ/実名/25歳)。
名古屋市在住。ボーダー(境界性パーソナリティー障害)。
愛知大学文学部心理学科(偏差値50以下)中退。
バカッターで知り合う。電話をするように。
聞いたらすごい。処女喪失は17歳。売春で。
「AVだとモザイクで見えないじゃないですか?
へえ、こんなふうにやるんだなあって」
14、5歳から摂食障害のため精神科に通っているという。
過食症のためにお金が必要だったから。
大学を中退したころはもう売春一直線。
行きずりの男ともやった。1回、1.5~2万だという。
ピンサロやデリ箱(デリバリーヘルスの部屋つき?)で働いたこともある。
「ピンサロは年収5百万くらいになった。個人事業主あつかいだから」
「j確定申告は?」
「していない」
「じゃあ、税金なしか」
「うん」
現在は生活保護とのこと。
自称彼氏がいて、実際はセフレだろう。お小遣いをもらっている。
経験人数を問うたら、最初の電話では3桁。次の電話では40人に減っていた。
「覚えていない」
なんでこんなに口が軽かったのかというと、
昼からレンドルミン(睡眠薬)を2シート(異常な量!)も酒とのんでいたから。
「お医者はそんなに処方してくれないでしょう?」
バカッターのDM(ダイレクトメッセージ欄)でPayPayで個人購入しているとのこと。
あれ自白剤みたいなものだからね。ゆるゆるになってみんな話す。
「ピンサロで会ったばかりの異性の男性器を口に含むのって抵抗がないの?」
私なら絶対にできない。
「おしぼりで拭くし感覚を麻痺させているから」
穢(けが)れ。
善悪不二(善も悪もない)を浄穢不二(浄いも穢れもない)を主張している、
鎌倉時代の(踊り念仏)一遍上人を慕っている私はかき乱された。
純情なのだろう。穢れ。
3回目の電話で自殺したいと。「自殺する場所も決まっていると」――。
いかにもボーダー女性にありがちなケースである。まわりを振り回す。
どう答えたか。
「ふつうなら死ぬなとか、生きていたらいいことがあるぞ、とか言うんだろうけれど、
私には生きていたらいいのか悪いのかわからない。
生きていた場合の責任も取れない。
桜井さんの場合、
診断書にも書かれているように境界例、ボーダー、境界性パーソナリティ障害でしょう?
素人のかじった知識だけれども、
人格障害、パーソナリティー障害は精神病もそうだけれども治らない。
パーソナリティー障害は非常に偏った性格。性格は治しようがない。
いま25歳でしょう? これからどんどん女性としての価値は下がっていく。
私も振り回されたが10年、20年と人に迷惑をかけつづけていく。
加齢とともに落ち着くと言われているけれどね。
25年、享楽のかぎりを尽くしたでしょう?
言っちゃあいけないことだけれども、このあたりで終止符を打つのも一手」
翌日の晩、22時半、寝ていた。ボーダー女性から電話が。
「いまから自殺するから。彼氏に車で9階の県営住宅の近くまで送ってもらった。
遺書も書いた。踏み台も準備している。ここから飛び降り自殺をする。
いまそこに向かっている」
こっちはもう睡眠薬ものんで寝ていたのに。
医療従事者でもない無学な私の「読み」だが9割がた自殺しないだろうと。
自殺されたら罪悪感を感じるのだろうかという自分への猟奇的な好奇心もあった。
30分後、確認の電話したらもう9階の県営住宅に到着しているという。
「いまいろんな人にお別れのメッセージを送っているから、あとで電話する」
結局、朝までまんじりともしないで起きていた。電話は来なかった。
あんがい、あれだけ威勢がよかったから本当に9階から飛び降りたのか。
生きているのか死んでいるのか知りたい。
絶対に今度は自殺すると言っていたもんな。
2回、携帯電話に連絡するものの出ない。
バカッターのDMから連絡しても返信が来ない。
愛知県の警察署に電話する。
さすが日本の警察。3時間もしないうちに返信のご丁寧な電話が。
「生きてピンピンしていましたよ」――昨日は酔っぱらっていただけだとか。
以上、名古屋市在住の桜井瑞帆(みずほ/実名/25歳)の話で実話である。
桜井瑞帆さんが私のバカッターを知ったのは、
作家で(元)精神科医の春日武彦さんの本を読みバカッターで検索したからだという。
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