反AIキャンセルカルチャーの目的はゼロリスクビジネスモデルの確立です。
こんばんは、榊正宗です。
AI技術はここ数年で急速に進化し、私たちの生活や社会に大きな影響を与え続けています。産業革命にも匹敵するような変革をもたらし、これまで不可能だった多くのことが現実になりつつある一方で、AIに対する反発や懸念が強まり、反AIムーブメントと呼ばれる動きが広がっていることも事実です。その背後には、「ゼロリスクビジネスモデル」という特殊な考え方や仕組みが関与している可能性が指摘されています。このモデルが一体どのようなものであり、どのようにして反AIの議論に影響を与えているのか、ここでじっくりと考えてみたいと思います。
ゼロリスクビジネスモデルというのは、特定の社会的なリスクや問題を必要以上に強調し、それを「完全に排除すること」を目標に掲げることで、資金や規制の流れを作り出す手法です。具体的には、「安全」や「正義」といった誰もが否定しにくい価値観を前面に押し出し、多くの人々の共感を引き出す仕組みが特徴です。その一方で、実際の問題解決よりも、「規制を導入した」「監視体制を整備した」という見た目の成果を優先する傾向があります。また、新たな規制機関や監視団体を設立し、そこに公的資金を集中させる構造を生むこともこのモデルの典型的な動きと言えます。これによって、問題そのものの解決が後回しになり、むしろ表面的な解決策が採用されることが少なくないのです。
反AIムーブメントを詳しく見ていくと、このゼロリスクビジネスモデルがどのように作用しているのかが浮かび上がります。AI技術に対する批判は、たとえば「著作権保護」や「倫理的問題の解決」といった正当な目的を掲げることが多いです。しかし、その一部にはAIのリスクを過剰に強調し、規制や監視の必要性を訴えることでゼロリスクビジネスの手法が活用されている場合があるのです。具体的な例を挙げると、AIが著作権を侵害する可能性や偏見を助長する危険性、さらには雇用を奪うという懸念が大げさに伝えられることがあります。このように過剰なリスクを訴えることで、「AI技術の全面的な監視が必要だ」という風潮が作られ、そこから新たな規制導入の動きが正当化されていくわけです。
さらに、この動きに伴って新たな規制団体や監視機関が次々に立ち上げられることがありますが、これには別の目的も潜んでいることが少なくありません。それは、公金の流れを確保することです。規制団体や監視機関を維持・運営するために多額の資金が投入されるものの、その資金が本来の目的であるクリエイターや被害者への支援には十分届かないことがよくあります。結果的に、特定の組織や個人が経済的利益を享受する一方で、現場で苦しんでいる人々が救われないという矛盾が生じてしまうのです。
また、ゼロリスク的な考え方が問題解決を妨げるケースもあります。たとえば、AI技術そのものを全面的に否定するアプローチが採用されることがあり、適切な利用ルールの整備や技術のポテンシャルを活かした解決策が議論されないまま進むこともあります。これによって、技術革新が停滞し、本来得られるはずの社会的利益が失われるリスクが高まるのです。
ただし、すべての反AI活動がゼロリスク志向に基づいているわけではありません。たとえば、「SAG-AFTRA(映画俳優組合・アメリカテレビ・ラジオ芸術家連盟)」、「WGA(全米脚本家組合)」、「DGA(全米監督協会)」といったハリウッドの主要な労働組合だけでなく、「NAFCA(一般社団法人日本アニメフィルム文化連盟)」や「日本俳優連合」といった日本の団体も現実的なルール整備を目指して活動しています。これらの組織は、AIによる著作物の利用に関して、権利者に適切な報酬が分配される仕組みを提案したり、技術そのものを否定せずに、その正しい運用を模索することに力を注いでいます。
一方で、ゼロリスクビジネスモデルを背景にした運動は、これらの現実的な議論を阻害する傾向があります。その結果、過剰な規制が技術革新を妨げたり、公金が非効率的に利用されたりする問題が生じるのです。また、社会全体がリスクを完全に排除しようとする志向に偏ることで、進歩が抑制され、AI技術の持つ可能性が十分に活かされないままになる恐れもあります。
この状況を打破するには、反AI活動において透明性を確保することが不可欠です。規制団体や運動の目的、資金の流れ、具体的な成果を明らかにし、誰もがその正当性を評価できる状態を作るべきです。また、リスクをゼロにするのではなく、適切に管理する方法を模索し、社会的利益を最大化する現実的な議論が必要です。さらに、AI技術の利点を認めつつ、その悪用を防ぐためのルール整備を進めることが重要です。
結局のところ、反AIムーブメントの中にはゼロリスクビジネスモデルに基づく動きが存在することは否定できません。しかし、それによってAI技術の発展を妨げることは、社会全体の利益を損なう可能性があります。これからは、技術の適切な管理と、クリエイターやエンドユーザーが公平に利益を享受できる仕組みを作ることが求められます。ゼロリスク志向に流されず、現実的で建設的な議論を進めることが、未来に向けて必要な一歩ではないでしょうか。
SNSでキャンセルカルチャーが話題になることって、本当にすごい勢いですよね。でも、あれって実はみんなが本気で支持してるわけじゃなくて、業者からいいねを買って盛り上げてるケースがあるんですよ。1いいねあたり10円くらいで、誰でも普通に買えるんです。それってけっこう衝撃的ですよね。でも、もっと面白いのは、そのお金が一体どこから出てきてるのかを考えてみると、意外な事実に気づけるかもしれないってことです。


コメント
1うんでもこの感覚で使用料を払えとか勝手に使うなとか言ってたらまず先に二次創作からそのルールが適用されていくと思うのだけど、いいのかなあ、、、
(そもそも違法なのでいつ有料になってもおかしくない)