小数と分数を含んだ計算は、「小数に揃えて計算」もしくは「分数に揃えて計算」という二通りの計算方法があります。一般的な電卓では分数の計算ができないので、分数をどのように扱えば良いのかを知らなければ、自身で計算することが難しいでしょう。
今回は、小数に揃えて計算する方法について確認をしましょう!
問題
次の計算をして、小数で答えなさい。
(1/4)+0.4
まずは、自分自身で正しい答えを出せるかどうか挑戦してみましょう。
解説
今回の問題の答えは「0.65」です。
途中の計算は次のようになります。
1/4+0.4
=0.25+0.4
=0.65
ここでは「小数に揃えて計算をする方法」を紹介します。
どのような点に注意するのか、順に確認していきましょう。
分数を小数にする
まずは、分数を小数にしましょう。
分数は、次のように割り算をすることで、小数に変換することができます。
◯/△=◯÷△
今回の問題では「1/4」を小数にしなければいけません。
1/4
=1÷4
=0.25
これによって、元の計算式は「0.25+0.4」となります。
小数の足し算
計算式は「0.25+0.4」となりました。
小数を含んだ足し算では、小数点の位置を揃えて計算します。
「0.4」を「0.40」と考えると、位が揃って計算しやすくなります。
(右揃えで計算するのは間違いです)
よって、
0.25+0.4=0.65
となり、これが答えとなります。
まとめ
「分数から小数への変換」を正しく理解していると、さまざまな計算問題に対応できるようになります。また、小数を含んだ計算では、小数点の位置を間違えて計算してしまうことがあるので注意しましょう。
ぜひ他の記事の問題にも挑戦してみてくださいね!
※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。
文(編集):SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」
もう一問挑戦!