絵を描く皆さんへ(2023年7月)

今朝撮影したキキョウの花

2日前、ツイッターで何人かのフォロワーさんが福井新聞の記事を取り上げていた。東尋坊をパトロールする地元NPOの方の手記だが、タイトルを見ればほぼ察しは付く。

「AI導入され私は能無しに」…勉強する意味を失った芸術大学生の苦悩 崖で見つけた2人の女性の告白【東尋坊の現場から】|福井新聞2023年7月18日

 

私が今年に入って書いていた生成AI対策記事が若い絵師さんたちの目に留まり、色んなメッセージをもらって1か月が経とうとしている。心配していたのは先程の新聞記事のような命に係わることだった。

若いときはどうしても思いつめやすい。まじめな人ほどそうだし、真剣に取り組んできた物事に対して特にそうなりやすい。性格がまじめで、思いつめるほど悩むこと自体が悪いわけじゃない。

だけど、まじめなのをわざわざ茶化したり、悩んでいる人に対して攻撃的な態度をとる人もいる。それが友人や恋人や上司や憧れの人だったりすると性質が悪い。

死ぬような思いをして、それでも生きているわーと笑って話せるようになる頃には、とっくに青春時代は終わっている。そのことにかつて若者だった人はどうしても思いが至らない。(当時の友人たちにもそれぞれの人生や感じ方があるのでと思えるようになり、20年前のことはモノクロームのようにぼんやりしてくる40代後半である。)

昨日はそんなことを考えていた。そうしたら、NHKの朝ドラ「らんまん」第78回(7月19日放送)で、大学を辞めたいと言う東大生の藤丸君の苦悩に光を当てていた。主人公は藤丸君がそこまで追い詰められていることに気が付かなかったことを詫びる。

 

 

こういう、少し年上の相談相手でお手本になるような人が身近にいてくれると一番いいのだけれど、なかなかお話のようにいかない。だから人は歴史上の人物や、古典や、漫画や、あるいはアイドルや俳優さんの中に心の拠り所を見つけたりもする。

だけど、本当にしんどい時・人生に大事な時は味方になるのは自分自身。そう実感する。でもそれは孤独なことでは無くて、あなたの隣の人もそうやって生きている。だから、思いがけず分かり合える瞬間もあるんじゃないかな。

優しくて感受性が豊かな人には、世界は時に残酷すぎることがある。今回の生成AIをめぐる動きもそうだし、心を痛めて事態を見ている人は少なからずいる。私自身も駆け出しのころから無断転載や(時には)暴言を吐く人、お金が動くとなれば豹変する人達に出逢ってきたので、生成AIが出てきたからというだけで片付けられる問題ではないと思っています。

 

今朝撮影した愛猫

実情を訴えたり、啓発イラストを描いたり署名を集めたり、特に若い人がするのはとても勇気のいることです。たとえご本人が自分は小さなことしかできないと語ったとしても、私はそんなあなたに敬意を表します。

それと…時代の趨勢や流行はころころ変わるので、お金にならない・世間の関心が薄れたと感じたら、いつの間にかどこかへ行ってしまう人達もいます。それまでに大切な心や体まで損ねたら大変!

暑い日が続きますね。どなたさまも体調と相談しながら、ぼちぼち休憩しながら、無理のない形でこの夏をお過ごしください。今日もいい1日になりますように。

 

 

撮影日:2023年7月20日(木)
撮影協力:キキョウの花と愛猫
Date: June 20, 2023. Thanks for balloon flower and my lovely cat.
Copyright(c) Jun Kanematsu/junphotoworks.com(兼松純写真事務所)

スポンサーリンク
テキストのコピーはできません。