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元厚生労働省官僚キャリアからタイミーへの転職。“家庭” と “より良い日本をつくる仕事” の両立を目指す

こんにちは、タイミーの採用広報を担当している齋藤です。

今回取材したのは、約1年前に中央省庁からタイミーへ転職し、現在は株式会社タイミーのスポットワーク研究所 公共政策グループのマネージャーとして、政府や自治体と連携しながらさまざまな調査や企画、提言など活動の場を広げている西川香苗さん。

その活躍ぶりから、2024年度にもっとも会社の成長を支える取り組み、仕掛けを行った社員に贈られる「BEST SUPPORT AWARD」にも選ばれました。

しかし、中央省庁から成長途中であるベンチャー企業への転職は、勇気ある決断だったのではないでしょうか。

そこで、タイミー入社に至る経緯や入社後のお仕事内容、タイミーでの仕事を通じて西川さんが実現したい未来などをご紹介します。

※この記事は2024年10月24日時点のものです。

父が倒れて感じた、社会インフラの重要性

——まずは自己紹介と、前職の厚生労働省に入省された経緯や理由を教えてください。

スポットワーク研究所の公共政策グループに所属しています、西川です。現在43歳で、家族は共働きの夫と小学5年生、2年生の娘が2人の4人家族です。キャリアとしてはタイミーが2社目で、それまでは、新卒から約18年間厚生労働省で公務員として働いていました。

前職でも、タイミーで働く今も、変わらず大事にしているのが「困っている人を支えたり、頑張っている人を後押しする社会のインフラ作りをしたい」という思い。最初に意識したのは、大学の3年生の時です。

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——大学3年生の時から、公務員を目指していたのですか?

特に公務員を目指してはいなかったんですが、その当時父が病気で倒れたんです。母がすぐ気づいたので一命は取り留めましたが、仕事が続けられなくなるほどの大きな病気でした。

私は3人姉弟の真ん中で、当時実家を離れて大学に通っていたので「この先どうなるんだろう、大学も辞めて実家に戻らないといけないかも」と思っていたんです。

その時、国の医療保険制度や介護保険制度など、公的な社会保障に本当に助けられ、おかげで大学も辞めずに済みました。その経験があって、いざという時に助けてくれる社会インフラや、大きなトラブルからもう一度頑張ろうとしている人を後押しする制度など、“社会の安心”を作る社会保障ってとても重要だと感じたんです。

そこから「自分も人の生活を守るような仕組み作りをする人になりたい。インフラに携わるんだったら厚生労働省だ」と思い、公務員試験を受けるための勉強を始めて、2005年に厚生労働省に入省しました。

——新卒から18年間勤められた厚生労働省で経験された、お仕事内容を教えてください。

厚生労働省では、経験を積むために入省から課長職になるまでに2回は省外に出向するというルールがあり、いろいろな経験をさせていただきました。

最初は全国の労働基準監督署を取りまとめる労働基準局、その後健康局へ異動し、出向で2年間財務省へ。また厚労省に戻って次は保険局。そのタイミングで第一子を妊娠して、初めての産休・育休に入りました。

ちょうどその時に、厚労省の建物内に初めての保育園が設置されたこともあり、復帰後は長女を預けることになったんです。娘と一緒に厚労省に行って、勤務をし、一緒に帰る、という生活を2年ほど送っていました。

——子育てしながら、バリバリと働かれていたんですね。

実はうちは夫も公務員でかなりの激務だったんです。2人目ができた時点でほぼワンオペ育児に限界を感じていたので、育休明けも実家にいられるように地元県庁への出向を希望したら、運良くそれが通りました。

そのまま地元県庁で3年間働いていたのですが、長女が小学校へ入学するタイミングということもあり、東京に戻ってきました。

最後の数年は労災を担当する部署で、フリーランスやギクワーカーに関する公的な保険制度の見直し、それに伴う法令改正や、労働保険料の徴収に関する仕事をしていました。

小1の壁で迫られた、「家庭」と「面白い仕事」の二択

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——異動も多く、また激務と言われる省庁でのお仕事の中で、キャリアチェンジを考え始めたタイミングはいつ頃だったのでしょうか。

さまざまな異動がある中でも、「より良い社会のためのインフラ作りをしたい」という思いはずっと変わっていませんでした。けれど、そこに難しさを覚え始めたのは子どもが産まれてから。特に長女が小学校に上がってからだったと思います。

子どもが保育園に通っている頃は、ある意味、子どもを預けておけば仕事ではかなり無理もできましたが、小学校に上がるとそうもいかなくなりました。

子どもが早く家に帰ってくるので、できるだけ子どもと一緒にいてあげたい。そうなると、これまでよりもかなり短い時間の中で仕事と家事育児をやりくりしないといけない——。

もちろんご家庭によっては忙しい仕事と家庭を上手に両立されている方も多くいらっしゃると思いますが、うちの場合は夫もあまり時間の自由がきかず、両方の実家も遠かったので、自分たちでなんとかするしかありません。

さらに自分も夫も仕事が好きで、自分たちが社会のインフラ作りに役立てていると思える仕事を誇りに感じていました。

そこで「さあどうする?」となったのが、今後を考える大きなタイミングでした。

——家庭と仕事の両立の中で、「小1の壁」はよく言われますが、まさにその壁にぶち当たったわけですね。

そうですね。1人目のタイミングで省内の保育園に入れたり、2人目のタイミングで地元県庁に出向させてもらえたり、恵まれていたと思います。しかし、長女が小学校に入ってから、子どもを1人にしてしまう時間が増えているように感じていました。

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例えば法改正などに携わっていると、夕方5時半に「この後6時から法制局の審査ね」と言われたり、国会の会期中は「夕方に質問が来たから明日の朝までに答弁を作る」というシチュエーションが当たり前にあります。

報道対応や会見準備、県庁時代は自分が議会答弁に立つこともあったりと、なかなか自分で働く時間や働き方をコントロールできない環境だったんです。

県庁出向から厚労省に帰ってきた時、子どもが2人いることを配慮していただいて、突発対応が少ない部署に配属いただきましたが、それでもたまに緊急対応などがありました。

——学童など、小学生を持つ親をサポートする仕組みは使われていたのでしょうか。

学童保育の制度は使わせてもらっています。子どもたちが通っている小学校では放課後の学内にそのまま学童が設置されているので、移動なく学童に行けて助かっています。けれど基本的には3年生までしか遅い時間まで預かれないルールでして。

家庭の状況によって、申請すれば4年生以降も遅い時間まで預かってくれるのですが、何より本人が学童に行きたくないと言い出すようになってしまい……、と言うのも、4年生以降は周りの同級生の友達が一気にいなくなるので、子どもとしても楽しくないようでした。

それで、長女が3年生を過ぎた数年前からは、自分としても子どもを家で迎えてあげたいなと強く思うようになりました。

——学童などを利用しても、仕事と家庭の時間との両立が難しくなるタイミングがあるということですか。

ご家庭ごとに何を大事にするかだと思います。私の場合は、できるだけ家事も自分でしたいし、子どもが家に帰る時間に自分も家にいたいと思いました。

でもこれが絶対正というわけではありません。家事代行やベビーシッターを頼んだり、学校や学童への送迎も誰かに任せたりという選択肢もありますよね。

どれが良い悪いじゃなくて、家庭によって何をベストの状態とするかは違うと思うので、家事育児を頼れる人やサービスに頼って、バリバリ仕事をするという選択ももちろんありだと思いますし、実際、省内でもいらっしゃいました。

正直、夫とも意見の違いでバトルになったこともあります。

お互い仕事は好きだし、自分が面白いと思える「より良い社会のインフラを作るような仕事」はし続けたい、でも子どもたちとの時間も大切にしたい——。

欲張りなのかもしれませんが、その自分達として“ベストの状態”を作るために、「じゃあ今の職場だけに囚われず、民間への転職も選択肢として見てみようか」と転職を考え始めたんです。

タイミーに感じた、行政の外から社会を動かす可能性

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——公務員から民間への転職は難しい部分もあったかと思いますが、転職活動は具体的にどのように進められましたか?

まず転職エージェントに登録しました。職務経歴書をしっかり充実させたらありがたいことにさまざまな仕事を紹介してもらえましたが、最初は全く選べなかったんです。

コンサルや保険関係、医療系など、これまで厚労省でやってきた内容と関係のあるお仕事もありました。でも、自分にできるのか、自分が本当に面白いと思える仕事かと考えたときに、答えがわからなくなってしまって。

そこで自分がずっと思っていた「困っている人を支えたり、頑張っている人を後押しする社会のインフラ作りをしたい」という所に立ち返り、再度エージェントに相談した際に、紹介されたのがタイミーでした。

——初めて紹介された時は、タイミーにどんなイメージを持たれていましたか?

実は、紹介されるまでタイミーのことは知りませんでした。エージェントから「この求人は絶対合うと思いますよ」と資料を見せていただいて、初めてタイミーを知ったんです。

説明を聞くと「なるほど、確かに公共性の高いサービスをしている会社だし、直前まで自分が携わっていたフリーランスやギグワーカーの分野とも親和性が高そう!」という印象でしたね。

そして一番ハッと思ったのが、タイミーの掲げるビジョン・ミッションが「一人ひとりの時間を豊かに」「『はたらく』を通じて人生の可能性を広げるインフラをつくる」だったこと。

「私が大学時代からずっと大事にしてきた思いとまさに同じじゃないか!」とある種運命のようなものを感じて、応募することを決めました。

——民間のベンチャー企業に入社することに不安はなかったですか?

これまで公務員としての経験しかなかったので、正直不安はありました。ただ働き方の面では希望していた在宅勤務もできるし、フレックスタイム制で自律的に予定を組んで仕事ができるのは魅力的でした。そして何より自分が大事にしている思いを実現できる環境という部分が、背中を押してくれたと思います。

タイミーは自社サービスを広く世の中に提供している事業会社という意味でも、自分のやりたいことと合致すると思いました。

——働き方と、ご自身との思いの一致、そしてそれを叶えられる環境ではないかと感じたんですね。

あと印象に残っているのは、内定承諾前の社内メンバーとの懇親会です。役員からメンバーまで集まってくれたのですが、とてもフラットでしかも全員よく喋る(笑)。

自社サービスの役割や今後の可能性についてメンバー全員が熱量高く話していて、どのメンバーの意見も個性的で面白い。そんな皆さんの様子を見ていても、自分が思っていた“面白い仕事”がここならできるかなと確信し、入社を決めました。

——入社されてからは、どのようなお仕事をされているのでしょうか?

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入社時には「タイミーが牽引するスポットワークという新しい働き方をさらに推進する中で、必要な行政との関わりや、法改正に即した動きなどを一緒に進めてほしい」と言われました。

最初は業界団体であるスポットワーク協会の中で業界全体が健全に成長していくためのガイドライン策定に加わり、同業他社や大学の先生などと一緒に議論を進める役割を担っていました。

他にも、厚労省での経験を活かして、法規制や業界ルールなど関係省庁との対話が必要な場面では、表に立ってスムーズな進行のための仲介役のような役割を担うことも多いです。

また、今年の6月からは、「はたらく×健康」実証プロジェクトを立ち上げました。自治体と連携しながら、主にシニア世代がスポットワークで働くことが心身の健康維持・増進などの「ウェルビーイング」の向上にどのように寄与するかの検証をスタートさせています。

実は“シニアや女性の働き方とウェルビーイングの向上”は以前から注目していたテーマなんです。県庁出向時代にも自治体の取り組みとして女性とシニアの就業を促進するプロジェクトを企画していたことがあり、タイミー入社時から、「女性、シニアの就業やウェルビーイング向上とスポットワークはフィットする」と思っていました。

この取り組みによって「より良い社会のインフラ作り」につながれば嬉しいなと思っています。

——既に沢山のプロジェクトに関わられてお忙しそうに見えますが、目指していた「家庭」と「面白い仕事」の両立はできていますか?

最初はやっぱり、役所との仕事の進め方の違いや、環境変化の圧倒的なスピード感に戸惑う部分もありました。でも1年経って振り返ってみると、タイミーにいつの間にか馴染んでいたと感じています。

タイミーでは家にいながら仕事ができて、子どもたちを家で迎えられて、予定もある程度は自律的に立てられるようになっているので、家庭と仕事との両立は実現できていると思いますね。

ただ、今はありがたいことに、タイミーでやりたいこともやれることもどんどん増えている状態。所属しているスポットワーク研究所が今年2月にグループから部になってからは、行政や業界団体との渉外業務だけでなく、スポットワークの新たな価値を見出す研究プロジェクトも担うようになりました。

タイミーのような民間サービスが持っているデータは国や自治体としても大きな価値があるんですね。私にとってタイミーの所有データは宝の山。「このデータを内閣府と連携して、国の経済統計に加えられるようにしよう」「経済分析を行うためのレポートに加えられるようデータを発信していくのはどうか」など、民間のタイミーだからできる“面白そうな仕事”が日々溢れてしまっているんです(笑)。

社会と自分自身のために、「街全部が自分の職場」になるインフラ作りを


——今後タイミーでの仕事を通じて、どのようことを実現していきたいですか?

やっぱり自分が大学生の時に感じた「困っている人を支えたり、頑張っている人を後押しする社会のインフラ作りをしたい」という思いは今も変わりません。それをスポットワークという働き方であれば、実現できると思っています。

スポットワーク業界自体が規制や法の壁で不必要に立ち止まったりせず健全に発展していけるように、関係団体や行政へのアプローチや社会全体とのコミュニケーションを今後も図っていきたいですね。

個人的な部分で言うと、自分は20年後も30年後も、元気な限りはずっと働いていたいと思っているんです。ただその時は、今のようにフルで働くんじゃなくて、自分が好きな時に、好きな場所で働けたら楽しいだろうなって。

そのため、タイミーでもっともっとスポットワークを広めていくことは、自分の老後のためでもあるんですよ(笑)。

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——老後の自分が自由に楽しく働くために、スポットワークをもっと広めていきたいと。

誰でもどこでも好きな時間に働ける、そんな理想の“老後”を自分で作れたら、最高ですよね。

例えば将来自分が1人になって高齢者施設などに入ったとして、まだ働ける内はその施設や違う場所でたまに働くことができれば、仕事での新しいコミュニティや仲間ができるじゃないですか。

遊びでも友人関係でもなく、仕事を通じての良い意味の距離感を保った関係性や、仕事仲間ならではの一体感ってありますよね。

自分に限らず、高齢になってなかなか家族や友達とも会えない状態になった場合、スポットワークを通じて自由に新しいコミュニティを見つけられれば、その人の人生に新しい幸せや楽しさが見つかる機会を増やせると思うんです。

核家族化や人口減少によって、リタイア後のシニアの孤立などが社会課題として取り上げられることも多いですが、元気なうちはずっと「この街全部が自分の職場」と言える未来を作ることができれば、自分の老後も日本の社会も、今よりもっと楽しくなるんじゃないかと思っています。

——「タイミーでのキャリア」という意味では、どのような人材になっていきたいとお考えですか?

個人的には、あまり「どんどん役職を上げていきたい!」と思っている方ではないんです。わかりやすい上昇志向はあまりないかもしれません(笑)。ただ、自分が考える未来を実現するために必要なのであれば、立場や役職も上げていきたい。

やっぱり自分の中での優先は「困っている人を支えたり、頑張っている人を後押しする社会のインフラ作りをしたい」なんです。

タイミーはとても若い会社で変化も激しいですし、公務員だった自分が馴染めるか不安があったのは事実です。でも、熱量を持って自分のやりたいことを発信する人にはちゃんと面白い仕事が回ってくる会社だと思います。

省庁や自治体の中からしか変えられないと思っていたことも、外からだからこそ社会に対してできることや、見える景色があることに気づきました。

厚労省を目指した大学生の時と仕事への思いは変わらないままなので、頑張りたい人が活きいきと働ける日本社会のより良いインフラ作りを今後もしていきたいですし、子どもとの時間も大事にしたい。その両立を、タイミーで実現していきたいと思っています。

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