アメリカ軍横田基地では、有害性が指摘されている有機フッ素化合物の「PFOS」を含む水が外部に流出した可能性が高いとアメリカ軍がことし10月に明らかにし、都や関係自治体が、国に調査を行うよう要請しています。
これを受けて防衛省は20日、環境省や都などとともに横田基地に立ち入りました。
防衛省によりますと、アメリカ軍は、ことし8月の大雨で消火訓練エリアにある貯水池などからPFOSを含む水があふれ出した可能性があると説明しているということで、20日は訓練エリア付近の確認などを行ったということです。
防衛省は20日の立ち入りを踏まえ、今後、日米地位協定の「環境補足協定」に基づき貯水池の水のサンプリング調査を行うとしています。
米軍横田基地「PFOS」流出問題 防衛省などが立ち入りで確認
東京のアメリカ軍横田基地から有害性が指摘されている有機フッ素化合物の「PFOS」を含む水が基地の外に流出したとみられる問題で、防衛省などが20日、基地に立ち入り、現場を確認しました。
中谷防衛相「環境対策が実効的になるよう連携」
中谷防衛大臣は、閣議のあと記者団に対し「地元のみなさまが不安や懸念を抱いていることを念頭に、早急に日本側の立ち入りを実現することでアメリカ側と一致し、本日9時から立ち入りを実施している。今後の対応は、立ち入りの結果を踏まえて、関係自治体と相談する」と述べました。
そのうえで「日米地位協定の環境補足協定などのもとで、在日アメリカ軍施設やその区域内外の環境対策が実効的なものになるよう、引き続きアメリカ側と連携して取り組んでいく」と述べました。
福生市「説明が十分か整理し対応考えたい」
基地に立ち入った基地周辺の5市1町のひとつ福生市は「これまで国とアメリカ軍に現地での説明を要請していたのに対し、調整ができたということで、きょう立ち入ることになった。PFOSを含む水が流れ出たとみられる消火訓練場でアメリカ軍側から説明を受けた」としたうえで「今回の説明がこれまで要請していたものに対して十分な内容だったのか、整理して今後の対応について考えたい」とコメントしています。
北関東防衛局担当部長「今後の動き 周辺自治体などと確認」
今回基地に立ち入った北関東防衛局の担当部長は、「防衛省や都、それに周辺自治体などとともに、消火訓練場で説明を聞いた。今後の具体的な動きについては周辺自治体などとともに確認していきたい」と話していました。