早坂です。

今回は宇崎恵吾さんのThe Million Writing(ミリオンライティング)を、
初心者に読ませたことと、内容が使えるのか
を共有していきます。

The Million Writing(ミリオンライティング)宇崎恵吾は危険?初心者に読ませた結果…

The Million Writing公式サイト

販売者 株式会社イーブックジャパン
所在地 埼玉県坂戸市末広町21-3-305
販売URL http://copyrighting-supremeprinciple.net/01/top.html


「初心者こそコピーライティングだ!」
「いや、初心者にそんなのいらん!」


コピーに関しては意見が二分されますが、
私はコピーを軽視はしてません。

実際、人は文章で判断して
購買することがほとんどですから。

その一環で、昨日今日業界に参入したような
ずぶの素人にThe Million Writing見せてみました。

すると…

「難しい…orz」

と、一言だけ。

そう言うと思ったけど(笑)

そりゃそうです。

日頃漫画しか読まない人間が、
196ページに渡って
びっしり文章で書かれていたら。

The Million Writing(ミリオンライティング)宇崎恵吾は危険?初心者に読ませた結果…2

だからといって、価値がないとか
そういう話ではありません。

要するに、向き不向きがあるし
受け手に気合があるかないか。

実際こんなもんでしょう。
価値を感じる感じないなんて要素は。


The Million Writing(ミリオンライティング)の概要


一通り目を通した結果、
The Million Writing(ミリオンライティング)を
多くの人が誤解してる
と感じたんですよ。

「The Million Writingの全部がすげー!」
「最初から最後まで興奮!」


みたいな。

しかし、この教材は最初から最後まで
熟読する代物じゃありません。

確かに一度や二度通し読みすることは必要ですけど、
あとは都度必要な部分をチェックする
辞書的な扱いが正しい読み方です。


私もそうですけど、
どうせね、通読したって
すぐ忘れるんですよ。

これは現代広告の心理技術101でも同じことを言ってます。
参照:現代広告の心理技術101をアフィリエイトで使うと爆死する理由

ということで、一度見たものを記憶する
瞬間記憶の持ち主じゃなければ、
都度読み返して活用する方が効率的です。

以上が前提です。

で、The Million Writingの本質は
売り手の手口がわかる手引書とでも言っておきます。

これもまた、思い違いをしてる人がいますが
コピーの力を付けるのは二の次でいいんです。


The Million Writingの具体的な内容


じゃあ、なぜコピーが二の次でいいのか。

「さっきはコピーを軽視してないって言ってたのに」

矛盾を感じたかもしれませんが、
まずここをクリアにしておきます。

コピーはマーケティングの中にあるからです。

逆はありえません。

ちょっとわかりにくいですかね。

例えば、砂漠のど真ん中で
ガス欠を起こしてしまって、
立往生してる人がいたとします。

そんなとき、ガソリンをたんまり持ったあなたが
偶然通りかかったします。

ここで、クドクドクドクド商品説いります?

「このガソリンはね…純度が高くてね…」
「どこ産でね…もう燃費最高なんだよ!」


普通、そんなこと言いません。

でもって、立ち往生してる人からしたら
さっさとガソリンを売ってほしいですし。

要するに、困ってる人に対して
必要な商品を提供するなら、
長ったらしい説明は不要です。

ヘタな前戯をだらだら続けるおっさんみたいで興醒めです。
さっさと挿れたら?って感じ(笑)


ということで、コピーありきではないんです。
この部分は、宇崎さんの考えと違います。

とはいえ、見解の相違があるからといって
彼が危険だとかそういうわけじゃなくですね。

むしろ、先ほど言ったように
The Million Writingは手引書ですから、
売り手のテクニックが手に取るようにわかる良書です。

「なぜあのレターが売れているのか?」
「どうしてこのタイミングでこの言葉を使っているのか?」
「この販売者がクロージングでこの表現を用いた理由」


こうして売り手側のテクニックの大半を、
本書によって丸裸にできます。

それによって、人が商品を購入する理由がわかるため
あとはあなたが応用して売り手に回れば、
売上を上げることが可能だということです。

以上の使い方をすれば、
情報教材アフィリエイトのみならず物販でも
成約率を上げることは簡単です。


ちなみに、私が考えるコピーライティングとは

・誰のための商品なのか
・その商品で何ができるのか
・使うことで得られるベネフィット
・販売価格(アフィリエイトの場合は省略)
・売ろうと思った理由


以上を、小学5年生でもわかるくらいにかみ砕いて
情熱持ってダーーーッと書く。


これだけです。

で、わかりやすい文章と言っても
適度な改行と文字装飾
意識してるくらいで難しくありません。

でもって、あまり文章の体裁を気に過ぎると
勢いが削がれて、
かえって反応率が下がることもよくあります。

このあたりをどう考えるかで、
The Million Writing(ミリオンライティング)を
学ぶ方向性は決まってきます。


実践が可能か


著者の宇崎さんのように、
ロジカルな文章を長く書くこと自体は
誰にでもできません。

はっきり言って、センスある人でも
習得するのに年単位が必要です。

そして、残酷ですが
適性がなければ、一生無理です。

もっとも、これは自分が「書き手」となる場合の話。

何度かお話ししたように、
売れてるレターの分析のために
本書を使うなら時間はかかりません。

それこそパズル感覚で、
他人のセールスレターの構造がわかり
集中すれば1週間もあれば十分でしょう。

そして、あなたなりの言葉で発信すれば
独自の色が出るでしょうし、
かえって、反応が取れるかと。


販売ページは誇大広告ではないか


1週間で作ったサイトが年間1億円以上稼ぐ。

そんなキャッチコピーで始まりますが、
可能と言えば可能でしょう。

しかし、これは宇崎さんの師匠だったからできた話で
昨日今日業界に入った人間が、
いきなり稼げるわけありません。

あくまでも、その人だからできた話ということで
誇大広告ではないものの、
即効性や再現性には大きく欠けます。

それこそ、三度の飯より文章を書くのが好きくらいの
パッションがなければ難しいですね。

もちろん、コツコツと続ければ
月100万円くらいの媒体はできると思いますが、
そこから先はセンスが求められるでしょうね。


総評


販売ページや宇崎恵吾名義で運営されている
彼のブログを見ればわかりますが、
確かに文章力は卓越しています。

ただ、あの書き方を
知識が浅い初心者が上っ面をマネたところで、
確実に火傷すると思います。

この火傷ってのは、
反応が取れないという意味です。

もちろん、私が宇崎さんの文章を書いたところで
すぐにボロが出ます(笑)

そういう意味で、安易なマネは「危険」です。

だからこそ、ライティングなんてものは
読み手に対して読みやすいよう工夫するのが前提ですけど、
あとは文章がヘタでも自分の主義主張をぶつけた方が
長期的に見ると楽だと言えますね。

要は、あなたが書きやすい文章を書くということです。

文章を書いた経験が浅い人は、
自分のスタイルを築くのに
時間がかかるでしょうが、
こればかりは仕方ないでしょう。

しかし、一度自分のやり方ができたら
無理なく続けられます。

結局、続けたもの勝ちですからね。

ということで、まとめます。

The Million Writingは主に情報教材の販売者の
セールステクニックが紐解かれている手引書として学び、
書き方自体はある程度自由に書くべきだと考えています。


参照:初心者がコピーライティングを学んでも無駄な理由

早坂でした。