【「鬼筆」越後屋のトラ漫遊記】阪神Vなら、藤浪晋太郎MVP! 大勝負に弱い猛虎…「エースと4番は育てられない」ノムさん名言の通り

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 阪神優勝なら、MVPは藤浪晋太郎投手(21)で決まり! それは『ノムラの考え』を改めて認識させます。10年ぶりのリーグ制覇に向けて激しい戦いを続ける和田阪神ですが、エースとしてチームを引っ張っているのは藤浪です。23試合に登板して12勝6敗。防御率2・52は立派。そして、藤浪の姿を見ると思い出すのです。「エースと4番は育てられない」と力説した元阪神監督・野村克也氏の言葉を…。中村勝広GMら編成部、スカウトの方々、ドラフト会議で狙うべきは「エースと4番」ですよ!

OBも呆れるチーム体質…でも首位戦線で踏ん張る原動力は「藤浪21歳の使命感と責任感」

 優勝の行方は最後の最後までもつれそうですね。阪神は120試合消化時点で62勝57敗1分の貯金5。残り23試合(9月3日現在)の時点で混セから抜け出せていませんね。引導を渡したかった巨人3連戦(8月18日~20日=東京ドーム)でよもやの3連敗を喫し、ヤクルト3連戦(8月28日~30日=甲子園球場)でも1勝2敗。

 「ここぞという場面でいつも負けている。勝負弱さは阪神らしい…」

 阪神OBたちも、勝負弱いチーム体質に少々、呆れていますね。

 それでも首位戦線で踏ん張り、10年ぶりのリーグ優勝を目指せる位置にいられる原動力は何か? 言うまでもありませんね。今や絶対エースの藤浪晋太郎がいるからですよ。9月3日の広島戦(甲子園球場)でも、自己ワーストの9四球も7回2安打1失点で、今季12勝目。本拠地・甲子園球場では自己タイの6連勝です。

 「無駄なボール球、無駄な四球があまりにも多すぎた。でも、粘ることが大事。『悪かったから打たれました』では済まない時期なので、何よりチームが勝って良かったです」

 12奪三振&147球の熱投をそう振り返りましたが、その使命感、責任感はとてもプロ3年目の21歳とは思えません。2桁奪三振は今季9試合目で、阪神では1971年の江夏豊氏以来です。マウンドの姿、そして言動はまさにトラの絶対エースですよ。

 「今年は悪いなりにというピッチングができている。ただ本人からしたら反省点が多い登板だったと思う。とにかく先頭バッターの四球が多かった。なんとか、次回は守る時間を少なくしてほしい」と注文を出した和田監督ですが、序盤から中盤のピンチの連続にも代える様子は全くなし。藤浪に試合を預けている様子がありありでしたね。

 今後の登板でも、藤浪とは心中…。指揮官の気持ちはそうでしょう。一度、藤浪をマウンドに上げたら、その試合は託す…という監督と投手の信頼関係。これはエースに対する心遣いですね。

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