ポエム、書いてみた
ポエムなんか書く暇あればDAWの使い方覚えろって話やけど
はあ
昔から夜の街を歩くのが好きだった。夜風が全身を愛撫し、日光というペルソナを外した街の本来の姿を見る事が出来るから。
少し前の話。
俺はいつもの様に散歩していると、前から焼き芋屋の車が来た。焼き芋は俺の好みじゃないのに、無意識に手を挙げて焼き芋屋の車を停めていた。
焼き芋屋は言った。「君はどうして焼き芋を食べたいんだい?」
「わかりません、俺はいつの間にか手を挙げてあなたを呼んでいた」
「私が君を呼ばせていたのかもしれないよ?」
「?」
「第一、深夜二時に焼き芋を売る奴がどこにいるんだい?」
それもそうだ。深夜に誰が焼き芋を買う?売れない時間に誰が焼き芋を売る?
「要するに君はね、この街のペルソナの中を今見ているのだよ。君も、私も、この街も、二面性を持っている。仮面はいつも気まぐれなのさ。」
俺は焼き芋屋の話が理解出来なかった。
そして4時半の朝日が焼き芋屋をペルソナの中に隠した。焼き芋の皮の様なカラスの羽だけを残して。
思い返せば俺は、焼き芋屋の首から上を全く覚えていない。ワイシャツのポケットに入ったゴールデンバットとダボダボのジーンズだけが印象に残っている。
彼がこの街のペルソナの内側なら、俺のペルソナの内側には何があるのだろう。分度器か、真っ青なミカンか、或いは美少女ゲームのヒロインか。いずれにせよ、俺は知る由もない。他者という鏡だけが俺の正体を知っているのだから。
終
ばーか


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1しんどけカス