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「30年後」という言葉が当たり前に出てくる。コンサル出身者が社会課題解決へ軸足を置き換える場所。

自分がまるごと商品になる仕事がしたい。

その思いでコンサル業界で10年働いてきた佐藤さんは、働く中でより社会性が高く長期的なゴールを見据えた仕事がしたいと考えるに至ります。

コンサル業界を去ったのち、編集者の仕事やフリーランスの仕事をしつつ、新たに活躍できる場所を求めていました。

そんな時期にキャリアアドバイザーからもらった「社会課題解決に取り組む団体がたくさん生まれるインフラを作る会社はどうか」の一言がきっかけで、READYFORへ。

現在は、戦略プランナーとしてファンドレイジングキュレーター部の仕事に従事しています。

新卒からコンサルタントとして10年働き、編集者を経てREADYFORへ入社した彼女は、何を感じ、何を考え今に至るのか。話を聞きました。

自分がまるごと商品になる働き方が好き

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佐藤 沙弥(さとう さや):キュレーター / コンサルタント
京都大学経済学部卒。国内独立系コンサルティングファーム コーポレイトディレクション(CDI)にてプロジェクトマネージャー。日用消費財、小売、メディア、文化芸術などの業界を中心に経験。その後、経営者専属の編集者としてスタートアップを中心とする経営者に対する取材~web上におけるコンテンツ制作を経験する。READYFOR参画後はクライアントの経営戦略とファンドレイジングを接続する役割を担う。

──READYFORに入社する前までの佐藤さんの経歴を、学生時代のことにも軽く触れつつ教えていただけますか。

高校時代から自分が1つのことをずっとやり続けるイメージが湧かず、大学の学部選びも新卒時の就職先もいろんなことが経験できそうかを基準に選んでいました。

特定のこの事業にずっと関わりたいみたいなものが一向に決められず、就活生のときはコンサルティング会社や銀行、商社、次々と新しい事業を展開しているメガベンチャーを見ていましたね。

結局、ずっと迷っていたんですけど、あるコンサル会社の面接で言われたことが決め手でコンサルに的を絞りました。

「コンサルタントとは、『100万円の提案と1000万円の提案のどっちを買いますか?』という商売ではありません。『あなた自身を信頼してお金を払うので、あなたの全力で私たちの悩みに答えてください』という仕事です」

この言葉を聞いて、「コンサルタントは自分がまるごと商品になる仕事なんだな」と思いました。

何に携わりたいかはわからないけど、刺激があって、自分の力を思い切り使える環境にいたいと思っていた私にはピッタリだと思いました。

──実際そのコンサル会社に入られて何か想像とのギャップを感じたりはしましたか?

良い意味でギャップがあまりなかったです。
おそらく、小規模な会社だったので自分がまるごと商品になる感じが強い会社だったんだと思います。すごく大変でもありましたけど楽しかったですし、面白かったです。

コンサル業界で「ファクト&ロジック」と呼ぶのですが、事実に基づいてロジカルにものを言うことでその業界でずっと生きてきた経営者にも「なるほど」と納得してもらえることが面白かったですね。 

──他にもコンサル時代に身につけたことで今につながっているなと感じることはありますか?

コンサル時代は兆円企業の部長クラスというよりも、もう少し規模の小さい会社のトップとやり取りする機会が多かったです。

その中で苦労した経験は今も生きてるなと思います。ロジックだけでは人は動かないので、どういう人を巻き込んで、どういう順番で進めるかを考えたりとか。

今、READYFORではソーシャルセクターの大きな団体のトップかそれに近い方とお仕事をさせていただいています。文化・芸術関係の団体だと人間国宝級の方と議論させていただく機会もあり、コンサル時代に培ってきたものが生きていると実感します。

経営×発信を仕事にしたい

──コンサルとして働き、今度は編集者に仕事を移されていますが、それはどういう経緯だったんですか。

コンサルをしていた頃、よくネット上で記事を書いていたんですよね。好きが高じてキャリア系の記事を就活の媒体で書いたり、NewsPicksのコメンテーターをしたりしました。

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自分が好きで書いたものをありがたがってくれる人がいて、嬉しくなってどんどん書くようになったんです。自分としては、書いていることも別に大したことではなく、誰でもアクセスできる情報をまとめただけなんです。この業界は今こうなっていますよ、みたいな。

でも、丁寧にまとめて、わかりやすく文脈にのせて書くとありがたがってもらえたり、「参考になりました」とコメントがたくさん来たりして、それでネット上で発信することへの興味が強まりました。

そんな経緯があって、コンサル会社でやっていた経営×発信ってところで何かできないかとはずっと思っていたんですよね 。
 そんな折に、当時のツイッターで「経営者専属の編集者」という仕事を見つけて、すぐに連絡してお仕事をさせていただくことになりました。経営者にインタビューをして、noteなどネット上のコンテンツにまとめる仕事をしていました。

方針としては、その経営者の方や会社のことを「まったく知らない人」に届けることを重視していました。その広く届けるところを学びたい気持ちで入ったんですけど、思った以上に難しくて。

いま振り返ると、知らない人に届けるためにも、まず社員や取引先などの身近な人にきちんと読んでもらえるコンテンツにしなければいけなかったんです。まわりの編集者もそのスタンスでコンテンツを作っていました。

それなのに当時の自分は「どうバズるか」といった表面的なテクニックばかり気にして、それだと本質的にいい文章にならないから結局読まれなくて……。
コンサル時代に好きに書いていた記事の方が読まれていたりして、だんだん苦しくなって辞めてしまいました。

そこからREADYFORに入るまでは友人経由で仕事を紹介してもらってフリーランスとして働くことになります。

フリーランスをそんなに長くやるつもりはなかったんですけど、妊娠したのもあって、そのまま1年ちょっとフリーランスを続けて出産、子供が1歳になるタイミングで復帰をしたいと思って転職活動を始めたのが去年の夏ごろです。

「寄付・補助金のインフラになる」理念にピンと来た

──先ほど「経営×発信」みたいなキーワードも出ましたが、編集者をされている中で何を考えて、READYFORに入社してくださったのか。転職しようと思ったきっかけをお聞きしたいです。

私の甥に障害があって、転職するなら障がい者のための事業をしている事業会社がいいなと最初は考えていました。ですが、あまり選択肢がなかったんですよね。

それで、いわゆるインパクトスタートアップ的なところ、社会貢献に近いところで仕事ができそうな会社を見始めました。

インパクトスタートアップについて説明しておくと、社会的・環境的課題の解決と持続的な経済成長をともに目指す企業のことです。

様々な企業を眺めるうちに、今度は選択肢が多すぎて決められなくなってしまいました。本当にいろんな企業さんがあって、どれも社会の役に立っているのはわかる。でも、自分がどこで働くかと言われると、正直どれもピンと来ないと感じていました。

そんな時期に、個人でキャリアアドバイスをされている方とお話しする機会があって、率直に事情を伝えたところ「個別の事業に携わる選択もいいが、そういう会社がもっとたくさん出てくるインフラ作りの会社に行くのはどうか」とアドバイスされ、なるほどと思いました。

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READYFORは「寄付・補助金のインフラになる」と掲げていて、インフラ作りの話を聞いた時にピンと来て連絡しました。経済産業省が選定する潜在力の高いインパクトスタートアップのロールモデル30社にも選定されています。

話を聞いてみると、自分のやりたいこととドンピシャで重なっているし、ファンドレイジングキュレーター部(FRC)で戦略コンサルができる人材を求めていることもわかったんです。

READYFORは、株式会社として寄付のインフラを作ることを目指していて、あくまでビジネスとして利益を出すことにこだわっている。同時に、社会貢献していくことにこだわっていてそれが刺さりました。

ビジネスと社会貢献という両輪の、ビジネスの側面で私が培ってきたスキルを活かせる。

加えて「クラウドファンディングって、PRの思考で世論を作って、資源を集めに行くもので、編集や発信をしていることも役に立つから合っていると思うよ」と面談で言われたのもあり、経営×発信をテーマにしてきた自分ならではの仕事ができるのではないかと思ったんです。

「30年後」というキーワードが当たり前に出てくる

──実際にREADYFORで働いてみて、自分にあっているなと感じていますか?

めちゃめちゃ感じています。

READYFORに入って特に感じるんですけど、非営利の方々と相対していると、株式会社に比べてより純度高く社会課題やビジョンに向き合っているのを感じるんですよね。

取り組みについて話す中で、「30年後」みたいなキーワードが普通に出てくるのがすごい。株式会社でよく聞く時間軸って、中期計画の3~5年くらいです。

コンサルをしていた時に新規事業開発や事業の立て直しに携わることがあったのですが、そうした新しい取り組みの目的が「生き残ること」になっている会社もあって。もちろん歴史のある会社が生き残ることは大切ですが、個人的にはどこか違和感もあったんです。

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でも非営利で活動されている方々はそうじゃないんですよね。自分たちが生き残るために活動しているわけじゃない。むしろ解決したい課題が解決したら解散する気でいます。それが本質的でいいなと思ったんですよね。

「株式会社×経営」の図式で今まで生きてきたけど、その外側を覗いてみるとすごくビジョナリーに30年後のために生きている人たちがいて、まだ見ぬ大地が広がっている感覚でした。面白い世界があったぞと日々実感しています。

加えて、READYFOR自体は非営利団体ではないのも良さを感じています。クラウドファンディングサービスやファンドレイジングサポートサービスなど相対するクライアントと共に、経済合理性とその外側、両方で地に足をつけて明確に目標を決めて、達成するまで伴走し切りるのが特徴ですよね。

全員が実行することを重視しているし、実現までしっかり持っていかないと意味がないよねと共有できているのが素敵だと思います。

ビジネスの世界でやってきたことを活かしつつ、そこに軸足を置きながら今までと全然違う世界を見れるのがいいなと思っています。

フルリモートでもチーム感があって安心

──素敵ですね。他に、READYFORのカルチャーや人という側面ではどうですか?

最初のカジュアル面談から雰囲気がよく、かつ真面目な感じが両立していたことに惹かれました。

ただ親しみやすいだけではなくて、READYFORが何をしているのか、何を目指しているのか、今どういう仲間が欲しいのかを丁寧に教えてくれて、お互い目指すところが一緒だったらやりましょうと伝えてくれたのがよかったです。

オファー面談の時には、「佐藤さんは何を大事にしていて、どんな人なのか我々は理解しました。その上で、期待することはこういうことで、このステップでこれとこれができるようになって欲しいです」と丁寧なレターが届き、泣きそうになりました笑。

こんなことしてくれる会社があるんだなと思って、胸を打たれて、今もレターは大事に取ってあります。

私は今子育て中なので、フルリモートで働かせてもらっていますが、Slackでのコミュニケーションが充実していますし、チームメンバーが関心を持ってくれているのが伝わってきます。

Slackでちょっと思ったことを共有すると、みんな読んで反応してくれるんですよね。忙しい人ばかりだし、新しく入った人の独り言なんて読んでくれるなんてことはないだろうって思っていたんですけどね。それが意外でした。

READYFORの社内って、こういう明るさやスタートアップならではのスピード感もあるんですけど、それと実行者さんに対する責任感、先ほど述べた地に足ついてる感が高いレベルで両立しているなと感じます。それが私にはすごく心地よいです。

地に足つけつつ、社会にとって本質的な課題に向き合いたい人が活躍できる

──ありがとうございます。これからまさに戦略プランナーのお仕事が本格的に始まるかなと思うんですけど、どんなところがこのポジションの魅力か教えていただきたいです。

社会課題に関心があって、かつ組織のトップに近い人たちと直接対峙したい人にはすごく向いていると思います。

特に大きいコンサル会社では大企業の経営企画室の方々と働くことも多いと思いますが、READYFORではよりトップに近い人たちとその団体のことや社会課題について考える機会が多いです。

取り組んでいる課題も本質的なものですし、その団体が本当によくなるためにはどうすればいいかを考えられる。難しいですが、やりがいも大きいと感じています。

あとは、新しい仕事を作っていくところに面白さを感じる人にも向いていると感じます。

私のチームのミッションはソーシャルセクターの団体向けにコンサルティング事業を広げていくことなのですが、よくも悪くもまだ定型化されたものがありません。ひとつひとつの団体に寄り添って、何が価値になるかをチームみんなで考えていく。コンサルティング会社にいたときと同じくらいか、それ以上の難しさとやりがいがあるのが魅力です。

──今後プランナーとして働いていく中で挑戦したいこと、目指す地点をお聞きしたいです。

やっぱりより大きなお金を動かせるようにはなりたいなと思います。プロジェクトを作るのもそうですし、団体さんが大きなお金を得られるようお手伝いしたいですね。

あとは、将来自分の子どもが「お母さんどんな仕事をしてるの?」って聞かれた時、自分のことを楽しく話せている状態でいたいなと思います。

佐藤さんの所属するチームでは、一緒に働く仲間を募集しています!


photo by 戸谷信博
edit by 久高諒也


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「30年後」という言葉が当たり前に出てくる。コンサル出身者が社会課題解決へ軸足を置き換える場所。|READYFOR note
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