試合前の打撃練習で背中に激痛が走り、連続試合出場が872試合でストップした山本浩(8)=昭和58年8月30日、阪神戦

 ▽チームの顔、自覚し出場

 昭和60年の開幕戦、山本浩はオープン戦終盤に痛めた右足ふくらはぎの肉離れが治らず、戦列を離れていた。当所、軽症とみられていたが、回復が遅く、やっと戦列に復帰したのが、16試合目の5月3日。これほど長い間欠場したのは、プロ入り初めてのことである。この事実を裏返せば、それまでの山本浩がいかに大きな故障もなく、順風満帆の野球人生を送ってきたかが分かる。「オレがここまでやってこられたのも、ケガがなかったから」と山本浩も述懐する。一方でこれほど腰痛に悩まされた選手も、またいまい。