県立の障害者支援施設「中井やまゆり園」で、利用者の医療や健康管理に不適切な対応があることが分かり、県は改善に向けた委員会を立ち上げました。
「中井やまゆり園」では、虐待事案などをきっかけに県がおととしから外部のアドバイザーを施設に派遣し、支援の改善に取り組んでいたところ、利用者が適切な医療を受けられていないなどの新たな問題が発覚。
県は福祉の専門家らを集めた委員会を立ち上げ、18日、最初の会議を開きました。
黒岩祐治知事
「今回のこの会は、中井やまゆり園の改革に留まらない。日本の障害福祉の現場は多かれ少なかれこういう現状だろうと。全体を変える、突破口を開くんだという強い使命感を持って臨んでいただきたい」
18日の会議でアドバイザーらからは、血液検査の結果で異常が見られたものの医学的な介入がなかった問題や、白内障を患った患者に治療を受けさせず放置した結果失明したなど、医療的ケアに問題があった10件の事例が報告され、組織の体制や、医療と福祉の連携不足などの問題点が浮き彫りになりました。
中井やまゆり園における医療・健康管理問題改革委員会 児玉安司委員長
「医療は命に関わる問題なので、安全安心な福祉サービスを目指していく方向で今後検討を進めたい」
委員会は、今年度中に中間報告書をまとめるということです。