米国株、ダウ急落し1123ドル安 50年ぶり10日続落、FOMC後に売り広がる
【NQNニューヨーク=横内理恵】18日の米株式市場でダウ工業株30種平均は10日続落した。前日比1123ドル03セント(2.58%)安の4万2326ドル87セントで終えた。下げ幅は2022年9月以来、約2年3カ月ぶりの大きさだった。10日続落は1974年以来、約50年ぶりだった。米連邦準備理事会(FRB)が2025年の利下げペースが鈍化する見通しを示した。金利高止まりへの警戒などから、売りが広がった。
FRBは18日まで開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)で市場の予想通り、0.25%の利下げを決めた。あわせて公表したFOMC参加者の政策金利見通し(ドットチャート)は中央値で2025年に0.25%の利下げ2回を示す水準となった。前回9月時点の4回から半減した。
パウエル議長は記者会見で今回の利下げについて「紙一重に近い判断だった」などと述べた。クリーブランド連銀のハマック総裁は据え置きを主張し、利下げに反対票を投じた。FRBが利下げに慎重な姿勢を示したと受け止められた。
ダウ平均はFOMC結果発表後に下落に転じ、引けにかけて下げ幅を拡大した。FOMC結果発表やFRB議長会見を受けて米長期金利が4.5%を超え、株式の相対的な割高感が強まった。ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数などが最高値圏にあり、ハイテク株を含めて利益確定や持ち高調整の売りが広がった。
相場はFOMC結果発表前は上昇していた。ダウ平均は前日まで下げが続いており、足元で下落が目立った主力株の一部に買いが入った。
ダウ平均ではアメリカン・エキスプレスやアマゾン・ドット・コム、ゴールドマン・サックスなどの下落が目立った。シャーウィン・ウィリアムズやセールスフォース、IBMの下げも大きかった。一方、ユナイテッドヘルス・グループは上昇して終えた。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は大幅続落した。前日比716.368ポイント(3.56%)安の1万9392.693(速報値)で終えた。下落率は7月下旬以来の大きさだった。テスラが8%あまり下げ、半導体のブロードコムも大幅安だった。