美容医療へ転身、医師の2割が「検討」 20代は4割近く
近年、美容を目的に自由診療下で医行為を行う美容医療の需要が高まっている。市場規模の拡大に伴い、若手を中心に美容医療の道に進む医師も増加。初期研修修了後すぐに美容クリニックに就職する「直美(ちょくび)」の医師は年間200人を超えるとも言われている。
美容医療が医師のキャリアの選択肢の1つとして市民権を得つつある状況について、当事者である医師はどのように捉えているのだろうか。日経メディカルOnlin...
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(更新)- 天野彬電通 電通メディアイノベーションラボ 主任研究員分析・考察
自分も時々お世話になっている立場として、まず美容医療の振興は素晴らしいことだという前提を置きつつ、昨今はSNSを通じて一部の医師がキラキラインフルエンサー化している状況をどう捉えるかが難しいところ。自由診療だからこそ、集客を頑張らなければならないことの裏返しでもあるのですが。 また、施術の体験談やレビューの投稿が一般化し、受ける側としては助かるのですが、社会的に「当たり前」になったことで、10代の子が日常会話の中で普通に「整形したい」「顔アプデしたい」と話すほどにルッキズムが進んでしまっているのはネガティブな副作用でしょう。 美に関心が向かう社会は、豊かだからこそなのか、はたまたその逆なのか。
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(更新) - 山崎大作日経BP 日経メディカル 編集長ひとこと解説
少し前までは、医師の中にも美容医療への偏見を感じることがありました。そのため、「美容医療に転身しよう」と思っても、最後の一歩を踏み出せない医師も多かったのではないでしょうか。ですが、ここにきてその空気が変わってきているようです。医学生から、「美容を目指している」と聞くことも増えたと聞きます。 また、「美容医療はこれまでのようには稼げなくなる」とは言われますが、取材した記者の感触では、今後も保険診療を行うのと同水準の収入は確保できそうなのだとか。そう考えると、今後、医師のキャリアの1つとして美容医療が定着するのは間違いなさそうです。
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