
デザインが一新され外側にも着用できるようになった警察官の耐刃防護服=27日午後、警視庁
警視庁は、警察官が制服のワイシャツの内側に着けている耐刃防護服について、上からも着用できるようにデザインを一新し27日、報道陣に公開した。
耐刃防護服はパトロールや交番勤務の際、刃物による襲撃を防ぐために着用が義務付けられている。市民に威圧感を与えないなどの配慮からワイシャツの内側に着ていたが、「着脱に時間がかかる」「通気性が悪く蒸れる」「圧迫感がある」と改良を求める声が現場から上がっていた。
下着のように見えた白い防護服の色を紺に変更。右胸にはポケットを、左胸には階級章と「警視庁」のマークをつけた。
7月から配備する。警視庁幹部は「緊急時の出動がさらに早くなり、動きやすいので現場の士気も上がるはず」と話している。