芸術と人口
2023年6月28日
今回は「芸術と人口」についてダラダラ考えてみます。もちろん僕の妄想であって学術的な価値は一切ないです。
最近というか、ここ数年「日本オワタ」的なことをよく耳にします。
これについて僕がどう思っているかはここには書きません、脅迫が怖いからです。
とはいえ、仮に僕の思想がどのようなものであっても「現実」というものは存在しており、客観的な数字というものがあります。
これはだいたいの人が認めてくれると思いますが、日本は少子高齢化だということです。「少子高齢化=オワタ」かどうかはまた別の話ですが。
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総務省統計局
リンクhttps://www.stat.go.jp/data/jinsui/new.html
【2023年(令和5年)6月1日現在(概算値)】
<総人口> 1億2452万人で、前年同月に比べ減少
_______(総務省統計局より引用 )
「国土の長期展望」中間とりまとめ 参考資料
リンク
https://www.mlit.go.jp/policy/shingikai/content/001365995.pdf
__2050年 10192万人 高齢化率37.7%__
__日本の総人口は、2008年をピークに減少傾向にあり、2050年には約1億人にまで減少する見込み。___
__○ 2050年の日本の総人口は1970年時とほぼ同じく約1億人であるが、その年齢構成は大きく異なっている。
__○ 1970年の65歳以上の人口は739万人(7.1%)だが、2050年は3,841万人(37.7%)と大幅に高齢化している。___
(国土交通省 「国土の長期展望」中間とりまとめ 参考資料より 引用)
「いや、そんな人口のデータは捏造だ!」
という人も中にはいますが、そういう人の意見は今回は申し訳ないですが除外して考えます。
公文書が改竄されたり黒塗りになったりする世の中なので、色々めんどくさいのですが、日本の人口が減少しているのは事実だと思います(予測によっては1億人を下回るデータもあります)。そしてそういう場合、移民や難民を受け入れる方向に向かうと思うのですが、なぜかそうはなっていません。
「少子高齢化の何がいかんのや?」
という意見もあると思います。
今回僕は人口減少、少子高齢化が良いとか悪いとか言うつもりはありません。
しかし現実的に考えたら、まあ、様々な問題あり大変だろうというのが通常の考えだと思いますが、
「全然問題ない!大丈夫!」ということを言ってる人がいたので年齢をみてみたら、
「あなた2050年には、たぶん存在してないやんけ!」
ということだったりもします。
ちなみに現在僕は、50歳なので2050年には77歳です
現時点では世界的には人口は増加しており環境問題的には減少した方が良いという考えもあります。
また2050年に世界人口も減少するという説もあります。
WIRED
『2050年 世界人口大減少』
https://wired.jp/2020/04/05/empty-planet-preface/
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「先のことはわかんらんやろ、戦争があったり疫病が流行ったりするかもしれんし、もっと早く人口が減少するかも」
「人工知能搭載ロボットが減少した労働力の代わりになるよ」
「クローンで増やせ」
(ふざけて書いてるわけではなく本当にこういうことを言う人もいます。僕の意見ではないです、賛同しているわけではありません)
とか、様々な意見があります。また反出生主義のような考えもあります。
参考に下に世界人口の予測について中日新聞WEBの達人に訊け「小田忠先生のモノでまなぶ世界と日本」の記事から引用させていただきます。
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2050年の世界人口予測(WHO=世界保健機関による)___
2023年世界人口1位~10位と平均年齢(中央年齢)
1:中国(37歳)
2:インド(26歳)
3:アメリカ合衆国(37歳)
4:インドネシア(28歳)
5:パキスタン(23歳)
6:ナイジェリア(18歳)
7:ブラジル(30歳)
8:バングラデシュ(30歳)
9:ロシア(38歳)
10:メキシコ(27歳)
※11:日本(46歳=日本が世界第1位で世界最高平均年齢である)
2050年 世界人口予測1位~10位
1:インド
2:中国
3:ナイジェリア
4:アメリカ合衆国
5:インドネシア
6:パキスタン
7:ブラジル
8:バングラデシュ
9:コンゴ民主共和国
10:エチオピア
※ 18:日本9,700万人_____
引用元:小田忠先生のモノでまなぶ世界と日本
「インドが人口世界1位になり勢いを増すGlobalSouth(グローバルサウス)そして日本」2023年5月15日
リンク
https://plus.chunichi.co.jp/blog/odachuu/article/496/11071/
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さらに人口について僕自身が頭を整理するために下の図を作りました。
仮に人類が男女一組で始まったとして、
図A:1人だけ産む。ここでストップ。
図B:2人を生み、またその2人が2人生む、という繰り返しの場合は同じ人口をキープ。
図C:最初に4人産み、それ以降は3人ずつ産むと人口が増え続けます。
3人以上産まないと人口は増えないということです。もちろんそんな単純な話ではないです。
これは全然現実的ではなく、あくまでも例えで書いてます。
実際は兄弟は結婚しないですし、また子供が2人生まれて必ず男女1人づつ生まれるということもありません。
繰り返しになりますが、人口が増え続けることが良いことかどうかということはまた別の問題です。
中華人民共和国に一人っ子政策というものもありました。
そのように人口というものをコントロールして良いのかどうかという問題もありますし、逆にそう簡単にはできないだろうという気もします。
で、ようやくここから「芸術と人口」について考えてみようと思います。
まず「芸術と人口」というテーマについて既に誰か何か書いてるかもしれないと思い「芸術と人口」で検索してみました、すると下記のようなものが出てきました。
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都道府県別統計とランキングで見る県民性
●都道府県別25歳以上芸術・文化学習人口
リンク https://todo-ran.com/t/kiji/22011
●都道府県別25歳以上絵画彫刻人口
リンク https://todo-ran.com/t/kiji/22139
(データ出典 総務省統計局 社会生活基本調査 2016)
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この「都道府県別25歳以上芸術・文化学習人口」「都道府県別25歳以上絵画彫刻人口」が都道県の人口と相関関係があれば「人口」そのものの芸術への影響について考えることができますが、ざっと見た感じ、都道府県の人口そのものが直接関係あるということはないようです。
相関関係についてこのサイトでは
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相関ランキングでは25歳以上読書人口や大学進学率と正の相関があり、読書人口が多く大学進学率が高い都市部で芸術・文化学習人口が多い。
_____(引用)
____相関ランキングでは鉄道通勤・通学率や家賃と正の相関が高く、鉄道が発達し家賃が高い都市部で絵画・彫刻人口が多い。___(引用)
と説明しています。
相関関係にある「25歳以上読書人口や大学進学率が高い都市部で芸術・文化学習人口が多い。」とあるので
「読書人口」と「大学進学率」相関関係が高いのは何かを同じサイト内でみてみると
●都道府県別25歳以上読書人口
リンク https://todo-ran.com/t/kiji/22069
___分布地図を見ると都市部で読書人口が多い。___
__相関ランキングでは鉄道通勤・通学率との相関が非常に高く、鉄道通勤や通学が多いところで読書人口が多い。___(引用)
●都道府県別大学進学率
リンク https://todo-ran.com/t/kiji/15083
____相関ランキングでは最低賃金や家賃と正の相関があり、農業就業人口と負の相関があることから、
最低賃金や家賃が高く農業就業者が少ない都市部で大学進学率が高い。____(引用)
___大学生数とも正の相関となっており、大学が多い都市部は進学先が多いため、大学進学率が高くなると言える。___(引用)
___この他、デキ婚率と負の相関が高く、出産年齢や第一子出生時年齢(男性)と正の相関が高い。大学進学率が高いところは出産するのが遅く、デキ婚が少ないことを意味しており、大学に進学することで結婚や出産が遅くなると言えそうだ。____(引用)
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こうやってみると芸術は少子化に対してマイナスのような気がしないでもないです。
しかし、これらはジャンル別の統計の結果なので人口そのものではないです。人口は様々な要因の中の一部なので人口だけを取り出して論じるのはやはり難しいでしょう。
「芸術とお金」ということは良く話題になりますし「人口とお金(経済)」ということも普通に聞く話です。これを合わせて「芸術とお金(経済)と人口」という「芸術」と「人口」の間にもうひとつはさまる感じでしょうか。
こうやって考えると「芸術と人口は直接は関係ないが、間接的には関係がある」が結論になりそうです。
僕が「芸術と人口」の関係に興味を持ったのは、以前コラムで書きましたが、「将棋がインドから伝わった」ということを知った時に、なぜインドと同時期に日本で将棋のアイデアが生まれなかったのか?ということを考えたときに、人口が関係あるのでは?と思ったからです。実際には人口が関係あるかどうかはわかりません。また技術の進歩で移動手段や通信機器が発達してますので、大昔と同じように考えることはできません、現代では情報の移動が人間の移動だけではないからです。
他にも僕が人口に興味があることを箇条書きしていきますと、
●「W杯でサッカーの競技人口の多い国がサッカーが強いのか?」と考えた時に単純に競技人口と比例するということはないです。
もっと、競技の歴史や人気とか色々な要因が絡んできますし、選手個人の能力も関係します。ただ、競技人口が無関係かというとやはり無関係ではない気がします。
●現在テレビを見ると高齢者向けのCMが多いような気がします、若い人はYouTubeを見るからでしょうか?それとも僕が高齢者だからそのようなCMに目がいくだけなのか、本当のところはわかりませんが、人口に高齢者が占める割合が多いと、高齢者が多い社会の中での芸術というものが生まれるような気がします。それがどのようなものかわかりませんが。
●人口もある量を超えると起きる「相転移」のような現象があるのではないのかと思ったりもします。
人類の歴史の時間の中で蓄積された情報量と人口がある一定数を超えると起きる現象というものがあり、それが文化や芸術に関係しているのではないかという僕の妄想です。
さらに減少についても、ある量を超えると減少に転じるのではないのかと、世界人口の飽和点、限界点、臨界点というものがあるのではないのか、これは根拠のない僕個人の妄想です。
相転移という言葉は人から下記ツイートを教えていただき考え方の参考にしました。
北川拓也さんのツイート 人工知能と相転移について書いてあります。
リンク https://twitter.com/takuyakitagawa/status/1619513559326818305?s=61&t=HcCddhKN2_txmQdHqSO95w&fbclid=IwAR1_jFMiD53EeLhRYz8anjLawp8DRE2I6uJu885CKcKhifXNBmMvk73FevM
⚫︎今回、人口に大いに関係する重要事項である「出産」については触れませんでしたが、これはなかな難しい問題だと思います。
女性差別の問題や子育てをとりまく問題等、今の僕には書くことできませんでした。
だらだら書きましたが、
このような統計の数字は冷たく無感情なのもので、生きた人間一人一人個人個人をないがしろにしていると思うかもしれません。
あくまでも統計は統計で、僕としても作品を大卒や都市部の人に向けに作ってるわけでもないですし、むしろこのような統計結果の傾向を打ち崩すような作品を目指しております。
以上「人口と芸術」でした。
他にも参考のリンクを下に貼っておきます。
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統計でみる芸術家・クリエイターの姿
日本には、約60万人の芸術家・クリエイターが存在
[出所]総務省「国勢調査(2005)」より作成
リンク
https://www.libertas.co.jp/report/20110624creator.html
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71. 現代日本における美術家の居住地分布の特性に関する研究
リンク
https://www.jstage.jst.go.jp/article/journalcpij/33/0/33_421/_pdf
文化芸術関連データ集
リンク
https://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkashingikai/seisaku/15/03/pdf/r1396381_11.pdf
3その他
37.我が国の「芸術家」人口①(職業別、年齢別)
38.我が国の「芸術家」人口②(地域別)
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