エレベーターの謎!完結編!取材に行ってきました。
2021年4月26日
◇エレベーターの謎!完結編!
2021年4月某日、私は本コラムで紹介している「エレベーターの謎」がある某ビルに行ってきました。
ここでおさらいです!前回を読んでいなくても大丈夫です!
要約しますと!
ポイントは3つ
☆(1)この上の図にあるエレベーターのデジタル表示のセグメントは、MとRとBを表示するためだと推測。
☆(2)しかし、中央の横棒セグメントが2つに分割されている理由がわからない。
☆(3)そして「B」はどのように表示されるのか?
下が私が推測したBの図です。数字の8と形が同じにならないようにしてあるのがポイントです。
と、ここまでが前回です。
そして、ここからが取材の報告です!
某ビルに到着、事前に取材を申し込んだときに電話で応対してくださった某ビル関係者さんがエレベーターのある場所まで案内してくださいました。
会って、そうそうに
某ビル関係者「見たらがっかりすると思いますよ」
私「え?僕の推測したこのBの中に正解ありますかね?」
某ビル関係者「いや〜、違いますね」
私「(いったい、どんな形のBなんだ)」
そして、表示を見るだけのために、用もないのにエレベーターに搭乗!
まずは「R」ボタンをポチり
念の為に「1、2、3、4、5、6、7、8」の表示も撮影しました。
もしかしたら、3が下の図のように表示されていたら、真ん中の棒の説明がつくかもと思ったのですが、それはなかったです。
そして屋上に到着してRの表示を撮影。
このRは予想通り、これで下の斜めのセグメントの説明は解決。
そして次はB1のボタンを押します。
いよいよ、答えがわかるぞ、カウントダウン
「8、7、6、5、4、3、2、1 、」
「B1」はこれでした!
えっえ〜〜〜〜〜
「これかよ!数字の8と同じじゃねーかよ!!」
衝撃的な結末。8と区別するためだとか色々書いてしまって恥ずかしいです!おい!俺!
しかし、現実なので受け入れなければなりません。
読者から教えて頂いた「Yahoo!不動産の教えて!住まいの先生」の回答「Mが中2階」は正しい情報でしたが、このBの表示に関しては誤情報でした。
しかし、これでは肝心の真ん中の横棒が2分割されている理由がわかりません。
この件については、某ビル関係者さんが、謎エレベーターを作っている会社に問い合わせてくださいました!ありがとうございます!(自分で直接問い合わせをしなかったのは「美術作家です、訊きたいことがありまして」というより、エレベーターの入っているビルの関係者からのほうが、スムーズで正確な答えが返ってくると思ったからです)
M、R、Bを表すというのは既にエレベーター会社にも確認済みで、「中央の横棒の2分割」について再度問い合わせをしてもらいました。
そして次の日、某ビル関係者さんからメールが来ました。
___
『エレベーター会社の担当者に確認しました。回答は「いろいろな記号に対応するため」とのことでしたが、例えばどのような記号なのか尋ねましたが、すぐには思い浮かばず、調べて報告していただけることになりました。』___
とのこと。
そしてこのメールがきてから、しばらくして電話が!
某ビル関係者さん「回答がきました!」
私「どうでしたか?」
某ビル関係者さん「調べたけど詳しいことはわからないそうです」
私は思いました。「そりゃそうだろな〜」と。
普通に考えれば、エレベーターそのものと直接関係ないことなので知らなくても当然だと思います。デジタル表示の中央の横棒が、分割されていようが、いまいが、エレベーターの運用や安全には影響しません。古いエレベーターなので、理由を知っている人がもう退職しているとか、デジタル表示部分は別の会社が作っているためということも考えられます。
エレベーター会社の担当者さん、お忙しい中、質問に答えてくださりありがとうございました。
で、この結果を受けてもう1度、別の角度からマジに推測すると下記の2つの考えが浮かびました。(注意:あくまでも僕の推測なので信じないでください)
(推測1)
エレベーターのメンテナンスの時に表示される記号で、例えばシステムのエラー (error)を表すためにErと略して、 下の図のように表示する。
(推測2)
製造過程で「上部のV形のセグメント」と「下の斜めのセグメント」が構造上の穴として大きすぎるため、強度をあげるために「中央の横棒の2分割」が必要になってくる。
以上が再度考えた「中央の横棒の2分割」が必要な理由の推測です。しつこいですが、あくまでも推測です!
結局、答えはわかりませんでした!すみません!
で、このコラムここでは終われません。
美術として「B」と「8」が同じ形であることについて考えていきます!
◇「美術館」とかけて「エレベーター」ととく。その心は?
まず、「B」が「8」と同じ表示で良い条件について考えてみます。
●80階以下
●地下7階以下
●左側に表示する
●エレベーターの行き先階のボタンに通常書体で数字やBの表記がされている場合
上記の条件では「B」を「8」と同じように表示しても良い。
しかし、この条件をいちいち考えて判断しているのかといえば、そうでもないような気もします。これは、エレベーターという場が判断に影響しているのではないか、ということです。このことについて、違うタイプのデジタル表示を例に考えてみましょう。
上の図の右上の画像は、友人がラインで送ってきてくれた別のエレベーターのデジタル「B2」表示を撮影した画像です。それを元に僕が描き起こしたのが右下の「B2」です。左上はセグメントを全部表示させた状態にした図です。(わかりやすいように、明朝体の「B」を右下に配置しました。実際もっと極端にBの左側の横棒がはみ出した書体もありますが、一般的に知られている明朝体にしました。左下の図には比較のためにゴシック体のBを配置)
このデジタル表示は、セグメント数が多く汎用性が高いため、エレベーターでは使用しないセグメントがあるとしても、エレベーター以外にも使用している可能性があり、特に気にしていませんでした。
しかし、この右側の図「B」の表記は予想外でした。送ってもらった画像を見ずに、セグメントだけで判断したら上の図の左下にある想像図のような形を予想したかもしれません。(たぶん前回紹介した「Yahoo!不動産の教えて!住まいの先生」の回答は、この図のような形のことを言っていたのではないかと思います)
この上の図の右側「B2」の「2」を無くして、「B」だけをエレベーター以外の場所で見せられたら、即座に「B」と読めるかどうかは疑問です。「B2」ボタンを押して、「B2」に到着した時に表示されるから、「B」と認識できるのではないのか?ということです。
これらのことを美術に置き換えて考えてみましょう。
美術館で「これのどこが美術作品なんだよ!怒!」という声をよく聞きます。しかし、エレベーターで「これのどこがBなんだよ!」という文句は聞きません。(まあ、僕が文句を言っているといえば、言ってますが)
つまり、
「エレベーターでは8がBのこともあります」
ということを考えれば、「美術館では作品に見えないものが作品であることもあります」ということです。
「B2と表示されているからB2」なのではなく、
「B2で表示されるからB2」
「美術作品が飾ってある場所が美術館」ではなく
「美術館に飾ってあるから美術作品」なのだと。
「詭弁じゃね〜か!!」
ちなみに、「美術(BIJYUTSU)」と「B」をかけてます。
「ダジャレかよ!」
完
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取材に協力をしてくださった皆様、ありがとうございました。