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芸術は漠然だ!~斉と公平太のムダに考えすぎ~

幸運のゲシュタルト三色だんご!

2020年5月20日

◇衝撃のゲシュタルト三色だんご!

不要不急の外出を避けつつ、食料品の買い出しにスーパーに行った際、下記の画像のようような三色だんごを発見した(メーカー名と値段は見えないよう黒く画像処理してあります)。

わかるだろうか。よく見ると、いやよく見なくても、三色だんごの色がずれているのだ。

見た瞬間、脳に電流が走るような衝撃を受けた。

「これは奇跡のラッキーアイテム!ゲシュタルト三色だんごじゃないか!!」

と、思わず叫び出しそうになった。そして即購入して、家にもち帰って食べた。これ最高!(ラッキーアイテムとかなんとかは個人的感想です)

今回のコラムでは、なぜこれが、「ゲシュタルト三色だんご」なのか説明していこう(ちなみに「ゲシュタルト三色だんご」というのは僕が勝手につけた名称である)。

◇串刺しだんごの製造方法

以前、SNSで串刺しだんごの製造過程がオモシロ動画として紹介されていたものを偶然目にした。

その製造機械を大雑把に図にしてみたのが、下記の画像だ。

串さしダンゴの製造過程の図


図のような機械でだんごが連なった形に成形?しているようなのだ。その動画を見るまで、串刺しだんごは独立した球体が串刺しにされたものという固定観念があった。

つまり、上の図のように作っているものが全てだと思っていたのだが、そうでもなかったということだ。

◇ゲシュタルト心理学の本でよく見る図形

このことで連想したのが、「ゲシュタルト心理学」について書かれた本でよく紹介されている下記のような図だ。(「ゲシュタルト心理学」が何かということについては聞かないでほしい。僕もよく知らない!興味のある人は各自調べてください!)

ゲシュタルト心理学の本でわりとよく見る図


この図は、図のAを

図B(左下)のような正方形の重なり、と見るのか

図C(右下)のようなL形と正方形の組み合わせ、と見るのか

というようなことの説明である。(本当はこの図も正式名称があると思うのですが、専門外で間違ったこと書いてもいけないので、書きません!)

三色だんごをこの上の図に対応させると、

図B:「正方形の重なり」=「だんごの球体の串刺し」
図C:「L形と正方形の組みわせ」=「機械で串刺しだんごの形に押し出しているもの」

になると思ったのだ。

「その理論でゲシュタルトだんごと命名するなら、この機械で作る方法の串だんごは、みんなそうなのでは?」

と言われるかもしれない。しかし、通常のズレがないだんごを店頭で見ても製造方法はわからない。この三色のズレのあるだんごだけが「ゲシュタルトだんご」であることを見た目で主張してきているのだ。

ゲシュタルト三色だんごの製造工程の推測図


ゆえに、この冒頭で紹介した三色だんごこそ、真の「ゲシュタルト三色だんご」なのである。上記の製造工程はあくまでも推測である。本当にこうやって作っているかは、謎である。

注意して欲しいのは、専門家がこのコラムを読んだら「ゲシュタルトだんごって、そんなゲシュタルトの使い方間違ってるよ」と言われると思うので、本気にしないでください!ということだ。あくまでも個人的な感想です!

今回のコラムの参考にしたのは下の画像の本です!

カニッツァ視覚の文法―ゲシュタルト知覚論


もし、このコラムを読んでいる人の中で美術作家を志している学生がいたら、ぜひ薦めたい本です。何しろ「視覚の文法」ですから。そうでなくても、めちゃくちゃ面白い本です。

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参考文献
「カニッツァ視覚の文法―ゲシュタルト知覚論」
著者:G.カニッツァ(Gaetano Kanizsa ) 翻訳:野口 薫
出版社: サイエンス社 1985

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