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芸術は漠然だ!~斉と公平太のムダに考えすぎ~

『「現代アート」という言い方が嫌いだ。』問題

2018年7月27日

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2016年の木内貴志さんの『「現代アート」という表記反対プロジェクト』のチラシ


「現代アートという言い方が嫌いだ!!」by木内貴志

今回のタイトル「現代アートという言い方が嫌いだ!!」というのは、京都在住の美術作家、木内貴志さんの2016年の作品である。正式には『「現代アート」という表記反対プロジェクト』。これをハッキリ書いておかないと、

「斉と公平太は木内貴志さんの作品をパクっている!!」

と、糾弾されるの可能性があるので、誤解のないように!

木内貴志さんのホームページ
http://www.kiuchism.com/

『「現代アート」という表記反対プロジェクト』
について書かれた木内貴志さんのブログ
https://kiuchism.exblog.jp/22728032/

「キャンパスが美術館」 HP
第一回「『現代アート』という表記反対プロジェクト」
http://www.seian.ac.jp/gallery/?p=12640
第二回「『現代アート』という表記反対プロジェクト」
http://www.seian.ac.jp/gallery/?p=12791

「現代アートとは何か」(小崎哲哉著、河出書房新社)


この狭い日本の美術業界(?)、上記画像の本のタイトルにあるように「現代アート」と使用している人たちが大勢いるので、

「ケンカうってんのか!おまえ!えぇ!」

と、怒られるといけない。その責任を回避するためにも、木内貴志さんの作品ですよ!と強めに言っておく。

「言っているのはボクじゃあないデスヨ。」アピ~ルである。

「卑怯だぞ!おまえ!おまえ自身はどう思ってんだよ!」

という、問いかけには、

「いや~現代アートって言い方でもいいじゃないですか~呼び方はなんでも、現代美術でも現代アートでも、人間だもの」

と、空気をよんで、あたりさわりのないように答えておこう。

なぜなら、僕のような売れない美術作家は、コレクター、学芸員、評論家の巨大な三つの権力の下請け業者なので、逆らったら生きていけないのである。

が、よく考えたら美術で1度も食えたことがないので、いまさらそんなこと気にしてもしょうがなかったのであった。

木内貴志さんのブログより拝借した画像(掲載許可もらってます)


「やっぱり、ぼくも現代アートという言い方嫌いです!」

なぜ、嫌いかと理由を書くと、長くなりすぎるので書かないが、

例えるなら、
ある日、突然、近所の「星乃珈琲」が、いきなり

「STAR乃カフェ」

に改名したり、
駅前の「スターバックス」が

「星バックス珈琲」

になったりしたら、違和感を感じるだろう、とでも言えばいいだろうか。まあ、単に歳をとって新しい言い方についていけないだけかもしれない。

しかし、そんな僕個人の好き嫌いを公の場で言ったところで生産性もないし、

小さいやつだな~おめぇ~は、ょぉ」

と言われかねないので、あらためて「現代アート」という言い方について、いろいろ調べたのである。

じつは、2016年に木内貴志さんが前述したプロジェクトのためにした、

『「現代アート」という言い方がいつごろから使用されはじめたのかを知りたい』

という主旨のSNSでの投稿が流れてきて、目にとまり、そこで僕が知っていることを教えたり、木内さんが調べたことを教えてもらったり、やりとりしたことがキッカケで、この夏、7月27日から京都芸術センターで開催される木内さんの個展、その関連トークイベントに出演することが決定したのである。

2018年9月8日(土曜)14時から!入場無料

トークのテーマはもちろん
「現代アートという言い方が嫌いだ!!」
そこで私が「現代アート」という言葉について調べたことをお話しいたします。

断っておくが、木内さんには現段階では1度も会ったことがない。馴れ合いじゃない。友人だからよばれたわけではない!ヒリヒリするようなガチンコトークをする予定である!(あくまでも予定)

どんなトークをするのか。ここに書いてしまうとネタばれになってしまうが、少しだけ予告編的に書いてみよう。

「現代アートとは何か」(小崎哲哉著)の帯


まず、サンプルとして河出書房新社から出版されている、小崎哲哉さんの書いた「現代アートとは何か」を例として、話を進めたい。ここで誤解されたくないのは、この本や著者の小崎哲哉さんを批判する意図は一切無いということである。むしろ僕は、この本の元になっている連載を楽しみにしていた読者の一人である。

いまは夏休み!読書感想文におすすめです!帯の推薦文は、浅田彰さん!ほら!ほら!読みたくなったでしょ!そして帯の背の部分の上記画像をキャッチコピーを見よ!

「日本からは見えてこない現代アートの真の姿」

「日本からは見えてこない現代アートの真の姿」
今年の流行語大賞はこれだ!!!というくらい面白い本です。
僕が購入したものの奥付をみると

2018年3月30日初版発行
2018年7月20日4刷発行


となっている。う、売れてる~~う。
ちなみに、1994年に出た、
新書『現代アートとは何か』(菅原 教夫著、丸善ライブラリー)
という本もあるが、この本とは関係はない。

そしてなんと!これを見よ!!

Amazonの売り上げランキング  カテゴリ 現代美術部門1位!!


Amazonの売り上げランキング 
カテゴリ
 現代美術部門1位!!


売り上げ1位だよ!!1位!!ベストセラー1位って書いてありますよ!

カテゴリーじゃなくてカテゴリだよ!カテゴリ!、のばす棒はいらないよ。

カテゴリ 現代美術部門1位!!


が、ここで、ひとつ疑問が残る。

「現代アート」というタイトルの本のカテゴリが「現代美術」なのである。

「それはさ、Amazonの日本スタッフも、現代アートという言い方に反対派なんじゃないの?」

「現代美術というカテゴリの中に現代アートがあるからじゃないの?」

そのへんの真相はわからない。

と、こんな、トークをする予定である。

「つ、つまんなさそう、、、というか、ウザイ、、」

いや、ちょっとまってくれ!それだけではありません!
わりと真面目に話すつもりです!

いつごろ、「現代アート」という言葉が「現代美術」の替わりに台頭してきたのかは、だいたい調べがついておりますので、そのへんの話をしていきますし、じつは、私ものすごい本を入手しました。

これを見よ!

「家庭に1冊 最新年賀状 ペン字・毛筆・版画」 三交社(1974)


この、虫に喰われて穴だらけの本、黒い部分はたぶん虫の糞。この本をヤフオクで落札したのである。売る方も売るほうだが、買う俺も相当である。

しかし、これを売りに出した人には感謝している。この本こそが「現代アート」誕生に大きく関係しているかもしれないからである。この話の続きを聞きたい人は、是非会場で!

その他にも、膨大な資料を調べて「現代アート」という言葉について語っていきたい。
言ってみれば、

『日本からしかみえてこない「現代アート」という日本語の真の姿』
である。

参考資料の一部


「参考資料に美術に関係ない本が入っとるやんけ!」

と思うかもしれないが、トークで使用します。トークにくればわかります!

トークでは、主に
①「現代」と言う言葉から時間の概念について。
物理、記憶、感覚、歴史、の側面から
②アートという言葉から日本語と外来語
③カテゴリー、分類方法について、言葉の上位概念等
④いつごろから使われ始めたか

という大きく4つに分けて話す予定です。

「結局宣伝かい!!」

すみません、そうです。ゲストによんでもらって、人が集まらないと気まずいので、、

この中部地区の中日新聞プラスのコラムを京都方面の人がどれくらい読んでいるかは謎なのだが、興味あるかたは是非、足を運んで欲しい。
入場無料だよ!

以下イベント情報詳細です。

木内貴志の個展
FOCUS#1『キウチ芸術センター展』
京都芸術センター ギャラリー北・南
2018年7月27日 (金) - 2018年9月9日 (日)
10:00~20:00
※8月14日(火)・15日(水)・16日(木)は休館
詳細
http://www.kac.or.jp/events/23598/

斉と公平太が出演するトークの詳細
トークイベント「『現代アート』という言い方が嫌いだ!」
日時:9月8日(土)14:00 - 16:30
会場:ミーティングルーム2
出演:斉と公平太(現代美術作家)、木内貴志
料金:無料、事前申込不要
http://www.kac.or.jp/events/23605/

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