究極のラーメン!! 食べよみゃ~愛知メシ(後編)
2017年12月1日
(前編からのつづき)
本来、個々の店舗、個々のメニュー、それぞれの味で判断すべき問題ではあるが、話の都合上「餅は餅屋」理論で、仮定の話として進行したい。
つまり「餅は餅屋」理論では
「ハンバーガー屋のカレー」<「カレー屋のカレー」
「ドーナツ屋のラーメン」<「ラーメン屋のラーメン」
と仮定する。
ここで
「ラーメン屋のカレーラーメン」と
「カレー屋のカレーラーメン」
の場合はどうだろうか。
前編で説明した通り、麺の種類がカテゴリーを決定することを前提とした場合「カレーラーメン」は「カレー」ではなく「ラーメン」のカテゴリーなので
「カレー屋のカレーラーメン」<「ラーメン屋のカレーラーメン」
となる。
しかし、さらなる「餅は餅屋」理論で、「ラーメン屋のカレーラーメン」と「カレーラーメン屋のカレーラーメン」では、
「ラーメン屋のカレーラーメン」<「カレーラーメン屋のカレーラーメン」
となる。つまり、「ラーメン屋のカレーラーメン」より「カレーらーめん麺屋ここいち」のカレーラーメンがより「究極のラーメン」に近いと仮定できる。
『おいおい、じゃあ、「塩ラーメン屋の塩ラーメン」も「味噌ラーメン屋の味噌ラーメン」も、より「究極のラーメン」に近いのかよ!!』
という反論がでてきそうであるが、ここで、「カレーらーめん麺屋ここいち」がそれらより、さらに「究極のラーメン」により近いと言える理由がある。
前編でも紹介した通り、「カレーらーめん麺屋ここいち」の「カレーらーめん」はカレー屋の「ココイチ」でも出している店舗があるという点である。
つまり、「カレーラーメン」を「ラーメン」のカテゴリーで考えた場合で、
「カレー屋のカレーラーメン」<「ラーメン屋のカレーラーメン」
とラーメン屋のカレーラーメンに負けているが、「天ぷらうどん」が「うどん」カテゴリーではなく「天ぷら」カテゴリーであることがあるように、カレーラーメンを「カレー」カテゴリーで考えたとき
「ラーメン屋のカレーラーメン」<「カレー屋のカレーラーメン」
と逆転するのである。
「ラーメン屋のカレーラーメン」<「カレー屋のカレーラーメン」
「ラーメン屋のカレーラーメン」<「カレーラーメン屋のカレーラーメン」
この二重構造により、オリンピック種目で例えるなら、
カレーラーメン部門(餅は餅屋方式採点法)
「カレーらーめん麺屋ここいち」の「カレーらーめん」
カレーカテゴリー 金メダル 銀メダル
ラーメンカテゴリー 金メダル 銅メダル
とメダル獲得数4となる、そして
ラーメン屋の「カレーラーメン」は
カレーカテゴリー 銅メダル
ラーメンカテゴリー 銀メダル
とメダル獲得数2で、
「カレーらーめん麺屋ここいち」がメダル獲得数で勝っているのである。
これにより「カレーらーめん麺屋ここいち」の「カレーらーめん」がより「究極のラーメン」に近いと仮定できるのである。
11月某日、私は「カレーらーめん麺屋ここいち」に「カレーらーめん」を、食べにいきました。「うまこくカレーらーめん」の辛さ「ちょい辛」を食べました!辛さも選べますよ!だが、ここで個人的な味の感想を書く事はやめておこう、なぜなら、
『超美味い!最高!』と書けば
『おい!おまえ!金(money)もらってるのかよ!宣伝記事かよ!!ステマだ!ステマ!だれか!はやく警察に通報!はよ!』
と、ありもしない批判をされ、
『美味しくない』と書けば、
『営業妨害よ!営業妨害!ちょっとだれか、警察よ!はやく警察よんで!!』
と怒られる可能性があるからである。これは個人個人が直接お店に行って食べてもらって、各自で判断してもらうしかないのだ!
パソコンや携帯電話の充電用コンセントがありとても便利。福神漬け、穴空きレンゲやティッシュや紙エプロン、呼び出しボタン、熱さ対策の扇子とサービス満点のお店ですよ!!辛さやトッピングも選べますよ!
ここで「カレーラーメン」のラーメンシーンの中での立ち位置が気になり、コンビニの雑誌コーナーにあった、この2冊を買ってみた。
「究極のラーメン2018 東海版」東海No.1ラーメンバイブル最新版 ぴあMOOK中部
(2017年10月10日発行 ぴあ株式会社)
表紙に「今年の必食!523杯」の文字が!
「ラーメンWalker東海2018」新店大革命&本気ランキング(2017年10月6日発行 株式会社KADOKAWA)表紙に「東海の絶品麺383杯」の文字が!
で、この中でカレーラーメンが紹介されていないかと言えば、そういうわけではない。あまり細かく書くと著作権の侵害になるので書けないが、「カレーラーメン」が占めるパーセンテージは極めて低いと言えよう。
ちなみに、本当の意味で究極のラーメン、美味しいラーメンが食べたい方は、この私の連載ではなく、上記2冊を参考にしてもらった方が良いです!
そしてさらに、コンビニでこの1冊を買ってみた。
「究極のカレー東海版 定番から新店までいろいろカレー200皿」ぴあMOOK中部(2017年7月30日発行 ぴあ株式会社)
この本の中にも、カレーの麺料理が紹介されている。(あまり細かく書くと、著作権の侵害になるので書けないが)さらに、この本の裏表紙はラーメン屋の広告で「カレーまぜそば」の写真が大きく掲載されている。カレー屋のガイドブックの裏表紙にラーメン屋の広告!!やはり、カレーラーメンはカレーカテゴリーとして考えることは普通のことなのである。
ここまで書いて、私は論理的に「カレーらーめん麺屋ここいち」の「カレーらーめん」を「究極のラーメン」と結論づけたいと思いつつ、「しかし、やはり、カレーラーメンだしなあ」という迷いがでてきたのである。ラーメンでありながらカレーであることの矛盾。
そこで「ハッと」気づいたのである。
「カレーらーめん麺屋ここいち」には「カレーらーめん」じゃない、普通のラーメンもあるのである。究極のラーメンに近いカレーラーメンをだす店の普通のラーメンがもしかしたら、「究極のラーメン」かもしれない!と思い立ち再び、「カレーらーめん麺屋ここいち」に「カレーらーめん」じゃないほうを食べに向かったのである。
メニューに「まさに らーめんの王道」とキャッチコピーの書いてある「うまこく中華そば」を注文した。
これが、真の究極のラーメンか!!「カレーらーめんの専門店に来てわざわざ普通のラーメンを頼む俺」的な、なんだかよくわからない自己憐憫とナルシシズムに浸りながら食べました。
しかし、ここで個人的な味の感想を書く事はやめておこう。
『超美味い!最高!』と書けば
『おい!おまえ!金(貨幣)もらってるのかよ!宣伝記事かよ!!ステマだ!ステマ!だれか!はやく警察に通報して!逮捕はよ!このペ○○オークション詐欺野郎!!』
とありもしない批判をされ、
『美味しくない』と書けば、
『営業妨害よ!営業妨害!ちょっとだれか、警察よ!はやく警察よんで!逮捕よ!逃げる前に、はよ!』
と怒られるかもしれないからである。
これは個人個人が食べに行ってもらって、各自で判断してもらうしかないのだ!
しかし、ただひとつ個人的に思ったことは、「カレーらーめん麺屋ここいち」では、やっぱり「カレーらーめん」を頼んだほうが良い、ということである。
美術の世界で「領域横断的な作品」というフレーズを耳にすることがある。ジャンルやカテゴリーから自由であろうとしているそぶりの作品が、逆にジャンルやカテゴリーを利用しているような矛盾を感じるときもある。
「カレーラーメン」を「いま俺は領域横断を食している」と食べる人は、そうはいないと思うのである。カテゴリー云々より、美味しいかどうかが重要なのである。
しかしながら、「カレーらーめん麺屋ここいち」で「カレーらーめん」を食べ、そして「非カレーラーメン(中華そば)」を食べる。その行為そのものが、私にとっての美術行為であり、形なき作品なのである。そしてこの作品は最後にココイチで「カレーらーめん」を注文してコンプリートするのである。
「単にカレーラーメンを食べてるだけじゃねーか」と言われたら、まあ、そうなんですけどね、、、。