川口市の路上 女性重傷 ひき逃げの可能性も

 15日、川口市の市道で、自転車とともに女性が倒れているのが見つかりました。

 女性は頭などを打ち重傷ですが、命に別状はないということです。

 警察は、ひき逃げ事件の可能性も含めて捜査しています。

 15日午前11時40分ごろ、川口市西青木の信号機付き交差点で、通行人の60代の男性から「乗用車と自転車の関係する事故」と110番通報がありました。

 警察が駆けつけると、市内に住む51歳の会社員の女性が自転車とともに倒れていました。

 女性は搬送時に意識はあり、頭などを打ち重傷ですが、命に別状はないということです。

 警察によりますと、通報した男性は、物音を聞いて振り返ったところ、女性が倒れていたということです。

 警察は、ひき逃げ事件の可能性もあるとみて調べています。

県議会 常任委員会 「大宮双輪場」で意見交わす

 老朽化などが課題となっている、県営競輪場「大宮双輪場」について県が示した方向性について、16日、県議会の常任委員会で意見が交わされました。

 75年前に大宮公園内に開設した大宮双輪場は、施設の老朽化などが課題となっています。

 「大宮双輪場」のあり方について考える第三者の検討委員会は、議論した結果を意見書にまとめ11月、県に提出しています。

 意見書では▼現状の大宮と西武園の2場体制のメリットを最大限に生かすことが望ましい▼現在地での再整備が合理的、などとしています。

 これを受けて県は、大宮双輪場のあり方について、大宮と西武園の2場体制の継続や、建て替え場所を現在の大宮第一公園を基本とする一方、大宮第二公園も選択肢とする方向性を示しています。

 16日開かれた県議会の常任委員会で県の方向性を受けて、議員が意見を交わしました。

 議員が建て替える施設のイメージについて質問すると、県の担当者は「公園全体のコンセプトを踏まえた多目的な施設であることが重要」などと答えていました。

 県は再整備の場所や施設の規模などについて引き続き検討していくとしています。

県内企業の5割超で後継者不在

 県内企業の5割以上で後継者が不在となっていることが、帝国データバンク大宮支店の調査でわかりました。

 調査はおととし10月からの2年間を対象に県内の1万1010社で行われました。

 それによりますと後継者が「いない」または「未定」とした企業は6141社にのぼりました。

 この結果、後継者の不在率は55.8%で、去年と比べて2.6ポイント下がりました。

 8年連続で前の年の水準を下回るなど改善傾向が続いています。

 一方、全国平均の52.1%と比べると、3.7ポイント上回りました。

 後継者の不在率を年代別でみると「30代」が85.8%で最も多くなっています。

 また、最も低いのは「80代以上」の25.9%で、若年層の不在率が高くなっています。

 業種別では「建設業」が64.1%で最も高く、次いで「小売業」が58.7%などとなっています。

 帝国データバンク大宮支店は「現代表者が能力面などから経営引き継ぎに消極的、または、後継者候補の人材から断られるなど、当事者間のミスマッチに端を発した『あきらめ』防止が課題となる」と指摘しています。

事業者と支援企業の交流会 海外進出をサポート

 海外に向けて工芸品や日用の雑貨品などの輸出を目指す事業者を支援しようと、事業者と海外進出をサポートする企業による交流会がさいたま市で開かれました。

 この取り組みは、県と埼玉県産業振興公社が、食品や工芸品などの輸出を目指している県内の事業者と海外進出を支援する企業の交流や連携を強化することで、県内企業の海外展開を促進させようと開催されました。

 16日の交流会では、最初に、海外進出を支援する企業などによる講演が行われました。

 講演では、現在の海外市場において、環境に良い持続可能な製品が多く受け入れられていることや、海外進出のためには、企業側が外国人の雇用者を増やす必要があるなど、企業が集計したアンケートなどをもとに説明されました。

 講演会の後には、事業者と支援をする企業がグループディスカッションを行い、海外進出のための課題解決などについて意見を交わしました。

 参加者たちはさまざまな企業と交流し、海外進出に必要なノウハウを学んでいました。

鳩山町の小学生が町のPR動画を制作

 鳩山町の小学校で町の魅力を広く伝えようと、児童たちがPR動画をつくり、16日、授業で発表しました。

 動画を作ったのは、鳩山町立亀井小学校の6年生の児童です。

 児童はこれまで3回にわたり特別授業を行い、よりよい町にするために出来ることについて考えてきました。

 授業では小川知也町長や麗澤大学の宗健教授をゲストティーチャーに招き、町民に「幸福度」をアンケート調査するなどしました。

 そして、調査結果を踏まえ、児童自ら編集作業に携わった1分30秒ほどの動画を制作し、16日、発表しました。

 動画は、小川町長がインタビューで「鳩山愛」を語るものや、町のパン屋さんを紹介するものなどあわせて5本です。動画を見た小川町長は「クオリティが高く、動画に出てくる人たちのストーリーがしっかり見えてきた」と評価していました。

 児童たちは、動画の制作を通して、町の魅力を再確認しているようでした。

 今後、児童たちは改良した動画を作り、来年以降、SNSなどへの掲載を検討するということです。

塙保己一学園 生徒が体験 ロービジョンフットサル

 スポーツに親しんでもらおうと、川越市にある盲学校塙保己一学園で弱視の選手がプレーする「ロービジョンフットサル」を体験する授業が行われました。

 ことしで4回目となるこの授業には、県立特別支援学校塙保己一学園の普通科の高校生20人が参加しました。

 16日はロービジョンフットサルの日本代表で日本サッカー協会に勤務している岩田朋之選手らがコーチを務めました。

 目隠しをするブラインドサッカーとは異なり、ロービジョンフットサルはアイマスクを装着せず、それぞれが異なる視力や視野を活かし補い合いな がらプレーします。

 参加した生徒は、ドリブルの練習をしたり、声掛けや拍手などを頼りにゴールまでの距離や角度を確認しながら、シュートを打ったりしていました。

 最後はゲームも行われ、生徒たちは教わったことを早速、実践するなどして、ロービジョンフットサルを楽しんでいました。