武装勢力は「解散」の意向、シリア旧反体制派指導者のジャウラニ氏 家屋再建が優先課題

アサド前シリア大統領の父、故ハフェズ・アサド氏の撤去された像と市民ら=15日、ダマスカス(ゲッティ=共同)
アサド前シリア大統領の父、故ハフェズ・アサド氏の撤去された像と市民ら=15日、ダマスカス(ゲッティ=共同)

シリアのアサド政権を崩壊させた旧反体制派を主導する過激派「シリア解放機構(HTS)」のジャウラニ指導者は15日「国家以外が武装することは認められない」と述べ、武装勢力を解散させる考えを強調した。中東メディアの取材に語った。アサド政権や、支援したロシアによる爆撃で破壊された家屋の再建が優先課題だとの認識も示した。

国連のペデルセン特使(シリア担当)はシリアの首都ダマスカスを訪れてジャウラニ氏と会談し、内戦で国外へ逃れた難民の安全な帰還などを協議した。ペデルセン氏はダマスカス到着時、記者団に対し、シリアに対する制裁の早期解除を支持する意向を示した。

一方、イスラエル軍は「アサド旧政権軍の兵器が暫定政府側に渡るのを防ぐ一時措置」と主張し、シリア領内へ地上作戦や空爆を展開している。(共同)

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