佐賀新聞社が実施した県民世論調査で、佐賀空港への陸上自衛隊オスプレイ配備計画に関し、機体の安全性について尋ねたところ、「とても不安がある」「少し不安がある」と回答した人は合わせて84・6%に上った。不具合や事故、飛行停止措置などが相次ぎ、安全性に対して多くの県民が懸念を抱いている実態を示す結果となった。
昨年11月の鹿児島・屋久島沖の米オスプレイ墜落事故に伴い、陸自機も一時飛行停止の措置を取った。今年10月には沖縄・与那国島で陸自機の損傷事故が発生し、再び一時飛行を見合わせた。
このような状況を踏まえ機体の安全性について尋ねたところ、「全く不安はない」は1・9%にとどまり、「あまり不安はない」は12・5%、「少し不安がある」は45・9%、「とても不安がある」は38・7%だった。無回答は1・0%。佐賀空港が立地する佐賀市では、「少し不安」が43・6%、「とても不安」も39・4%を占めた。