2020年、福島県の猪苗代湖で航行中のボートに巻き込まれ、当時8歳の男の子が死亡するなど3人が死傷した事故で、ボートを操縦していた元会社役員の男の裁判が開かれています。
12日の公判では、亡くなった男の子の両親が悲痛な思いを訴えました。
業務上過失致死傷の罪に問われているのは、いわき市の元会社役員・佐藤剛被告45歳です。
起訴状によりますと、佐藤被告は、2020年9月、猪苗代湖で安全確認が不十分のままボートを操縦し、湖に浮かんでいた親子らをはね、豊田瑛大くん当時8歳を死亡させたほか、母親ら2人に大けがをさせたとされています。
22年8月には国の運輸安全委員会が調査報告書をまとめ、事故原因について、ボートの加速や湖の利用区分の周知不足をあげています。
これまでの裁判で、佐藤被告はボートで衝突した事実は争わないとする一方、自身の過失については否定。佐藤被告が十分な安全確認をしていたかどうかや、人が浮いていることを認識できたかなど、事故の「予見可能性」が裁判の争点となっています。

















