うおいちでは、学生の時にアルバイトから働きはじめました。きっかけは単純で、他より時給が高かったから。「稼げるぞ」がモチベーションのほとんどでしたから、最初はキツかったですね。朝も早いし、魚の扱い方も分からないことだらけだし、忙しいので周りの先輩たちにも頼りづらい。質問しても丁寧に教えてくれるというよりは、コツだけアドバイスしてもらって「とにかく見て、触って覚えろ」的な。THE男の世界な感じでしたが、いろんな魚のことを覚えて知識が増えていくのは楽しいなと実感がありました。
現在は入社して7年目になりますが、物流課一筋です。意外だったのは、生きた魚を触る機会が多いこと。水揚げされた魚も生きたままのものが多いですし、生簀の魚も扱います。魚種ごとに担当者がつくのも特徴です。現在は生簀のヒラメを担当していますが、締めて箱詰め作業まで一人でこなしています。魚を締めるなんて未体験でしたが、働きはじめてから教えてもらえるので安心してください。あと、市場は魚臭いと思われるかもしれませんが、新鮮な魚ばかりなのであまり臭いません。安心していただきたいポイントです。
目利き力を高めるためには、とにかくたくさんの魚を触ることが大切。
自分の知識や経験が増えるほど、周りから頼られる機会も増えていくのを感じます。
競りで落とした魚を「これ食べろ!」と分けてくれる仲卸業者さんがいたり、普段は見かけない高級魚を目にするなど、好奇心への刺激が尽きない環境です。