私はサケ・マスを担当しています。商品部の仕事は、産地に出向き、実際の漁場を視察しながら自分がよいと思ったものを買い付け、市場に流すことです。その後、仲卸業者に販売、製品化したものを、百貨店やスーパーなどの量販店に販売するというのが基本的な流れになっています。
サケやマスは輸入物も多い魚ですので、ロシアやカナダなどへの海外出張もよくあります。最近はカナダのバンクーバーへ行きました。ゴムボートに乗って漁を行い、その場で魚を見て買い付けるといった、スピード感のある取り引きをすることもあるんです。
私は入社1年目でサケ・マス担当になったのですが、初めての出張先は北海道の漁場でした。サケやマスは一度の水揚げでとれる量が多く、漁の現場も迫力満点!その後数々の漁場に出向きましたが、いまでもあの北海道の現場で得た感動は忘れられませんね。
量販店で販売されている魚は、産地やラベルを見れば自分が買い付けしたものだと分かります。初めて実際の店舗で自分が買い付けた魚を目にしたときは、やりがいを感じました。
入社以来ずっとサケとマスを見てきたから、目利きには自信あり。形や顔、ウロコの付き方を見れば、よいものかどうか一目で分かります。
仲卸業者として働いていた親の背中を見て、自分もこの世界へ。