北海道大学の水産学部を卒業後、出身地である大阪の企業に戻ろうと入社しました。うおいちは市場機能を構えてたくさんの魚を扱っているため、自分の知識を役立てられそうだと思いました。入社後は、干物の仕入れ・販売担当に配属となり、ほっけなどの干物を担当しています。何が売れ筋なのかを売り場の様子を見に行ったり、仕入れ担当者から情報を集めたりして、仕入れる品種や量を判断していきます。
入社してから感じたのは「思っていたよりも自由に仕事ができ、のびのびと働ける社風だな」ということ。売れ行きが下がっている取引先があったのですが、取り扱う干物の種類が少なかったのでもっと種類を増やして顧客に新たな興味喚起を促したほうがよいと感じました。その内容を上司に相談したところ「おもしろそうだな。やってみろ!」と、ポジティブに背中を押してくれたのです。そこから新たな仕入れ先を開拓していき、売り上げも無事に回復することができました。自分の提案が盛り返しに協力できる達成感を、入社してすぐに感じられたのは大きな経験でした。
入社して間もない自分が、ここまでのことを任せてもらえるなんて。
そんなインパクトに、仕事に対する責任感もやりがいも大きく高まりました。
とにかく目の前のことを一つひとつ丁寧にしっかりこなしていくことで、干物の旨みのように自信がぎゅっと増していくのを感じる毎日です。