鮮魚部で取り扱うのは、主に国内産の魚です。私はサバ・アジの担当をしています。早朝3時には出社し、まずは入荷されてきた魚に値段をつけることから仕事が始まります。5時からセリが始まり、そのあとは6時頃からオフィスワークです。販売伝票を処理したり、翌日の仕入れの手配に関する電話をかけたり…そうこうしていると、あっという間にお昼になります。毎日目まぐるしく動き回っていますね。
魚の水揚げ量は、常に安定しているわけではありません。今日はこちらの漁場ではあまり水揚げがなかったから、あちらの漁場から補填しよう、といった具合にバランスを取ることで、常に市場には安定した量の魚を確保できるよう調整することも重要です。魚を見て、触れ、適正価格を自分で判断できることに責任感もあり、日々やりがいを感じています。
セリの現場は活気にあふれていますよ。うおいちに就職する前は、市場という場所には屈強な男たちがたくさんいて、荒っぽい雰囲気かと思っていたんです。しかし実際には繊細で、物腰柔らかな方もたくさんいらっしゃり、驚いた記憶がありますね。
目利き力を身につけるためには、前提として魚が好きなことが重要。
見て、食べて、自分で包丁を入れることで、自然と覚えていくことだと思っています。
若手でもぐんぐん成長できる場所、それがうおいちです。
水産業界の中枢を担う会社で働いていることを誇りに思い、今日も魚と向き合っています。